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広島・廿日市市の温泉は宮島観光に便利!日帰り湯や露天風呂付客室などプランに合わせて選ぼう

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山口県、瀬戸内海に接する広島県西部の街・廿日市(はつかいち)市は、世界的に有名な宮島観光に便利な場所です。
今回はそんな宮島周辺、廿日市市で日帰り入浴や、部屋付きの専用露天風呂入浴を楽しめる温泉旅館や温泉入浴施設を紹介していきます。

みやじまの宿 岩惣:国立公園の原始林を眺めながら露天風呂でゆっくり


まずは江戸時代に茶屋として創業し、明治初期から営業を続ける歴史ある宿「みやじまの宿 岩惣(いわそう)」を紹介します。天然温泉を引き込み、本館・新館・離れまで計38室の客室を持つ岩惣は、200余年前に奉行所から開拓の許可を受けた岩国屋惣兵衛によって開業しました。

もみじ川に橋をかけ、人々が往来しやすいようにしたのも、岩惣創業者の岩国屋惣兵衛だったといわれています。明治25年に建てられた玄関母屋、そして昭和56年に改築されたロビーは、現在も当時の姿のまま残っていて、利用客の目にも随所に宿の歴史を感じられる建物は、老舗・岩惣ならではの特徴といえるでしょう。

泉質・効能

岩惣で入ることのできる温泉の泉質・効能は以下の通りです。

泉質
単純弱放射能冷鉱泉、低張性中性冷鉱泉
効能
慢性皮膚炎、神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え、高血圧症、痛風、健康増進

入浴施設としてはそれぞれ内湯・露天風呂を備える「日の出の湯」と「月の湯」の2つを備え、朝と夜で男女入れ替え制となっています。露天風呂は国立公園の森林に面しているため、温泉入浴と一緒に森林浴も楽しめますよ。

また、客室にも、歴史ある旅館ならではの特徴があります。それは、新館・本館・離れの客室はそれぞれ異なる趣と特徴を持っているため、利用客の好みの景色や建築様式によって選ぶことができるという点です。

以下に、新館・本館・離れ各客室の特徴をまとめていますので、参考にしてください。

新館
窓からもみじ谷と瀬戸内海、両方を見られる眺望が自慢。窓の寸前まで迫るもみじの葉からは、季節のうつろいや風にたなびく様子など、木々と花の様子をゆっくり眺められる。
本館
もみじ谷に向き合うようにして配置された客室が特徴。もみじ川のせせらぎを聞きながら、色づくもみじの様子を眺められる。昭和初期の建物で、客室ごとに異なる意匠から建築当時の美意識、職人技を見るのも楽しい。
離れ
一棟あたり、一室のみの平屋建て。大正から昭和にかけて作られた建物で、火灯窓や欄間、講師、床柱などに施された細工が美しい。もみじ谷の自然、そして風景の一部となったような庭と建物を楽しめる客室になっている。

▼ みやじまの宿 岩惣

宮島潮湯温泉湯元 錦水館:子宝と美肌の天然潮湯温泉&宮島通スタッフおすすめアクティビティ


続いて紹介するのは、目の前に瀬戸内海と宮島の大鳥居を望み、厳島神社まで徒歩3分の立地を誇る温泉旅館「宮島潮湯温泉湯本 緑水館」です。

抜群のロケーションを誇る緑水館は、入浴できる温泉の質も個性的。源泉が作られる場所である地下に作られた入浴施設では、神の島の地下からくみ上げる源泉は海水を含んでいます。

泉質・効能

緑水館の温泉は、以下の泉質・効能を持っています。

泉質
含弱放射線-ナトリウム-塩化物冷鉱泉
効能
リウマチ、冷え、打ち身、ねんざ、婦人病、肩こり、腰痛、神経痛、胃腸病

保温性が高い泉質で、かつ、一部浴槽には御影石を使用しているため入浴後も体が温まった状態が長く続き、肌がしっとりすべすべになる美肌効果も期待できます。

さまざまなアクティビティが楽しめる!

緑水館では、宿のスタッフが提案する、宮島の歴史・文化・自然を楽しむためのアクティビティを多数利用できるのも大きな魅力です。

シーカヤック

2人乗りの小型手漕ぎボート、カヤックにのって海上を進み、宮島周辺の観光を楽しむアクティビティです。昔の人が見たであろう船からの景色を、スタッフの指導と案内のもと楽しめます。
潮位によっては大鳥居のすぐ近くまで行けることもあるため、厳島神社をもっと詳しく、間近で見たい人におすすめです。

SUP(サップ)

SUPとは、「Stand up paddle」の略で、ボードの上に乗ってパドルを漕ぎ、水面を滑るようにして進むアクティビティです。波が穏やかな瀬戸内海は、初心者でもSUPを楽しみやすい環境が整っています。
ほとんどの人が30分ほどでボード上に立てるようになるそうなので、瀬戸内海でマリンスポーツに挑戦したい人におすすめです。

ナイトツアー

宮島観光公認ガイドが、緑水館から大鳥居、厳島神社、五重塔、町屋通まで、1時間ほどかけて案内してくれる観光ツアーです。天候に恵まれれば、星空のもと昼間とは趣の異なるライトアップされた名所を見られます。

宮島参拝遊覧船

屋形船に乗って海へ出て、そのまま大鳥居をくぐり宮島参拝を行うツアーです。夜、ライトアップされた大鳥居をくぐって参拝したいなら、シーカヤックではなく遊覧船のツアーがおすすめです。

▼ 宮島潮湯温泉湯元 錦水館

庭園の宿 石亭:疲れが吹き飛ぶ絶景は風光明媚な庭園から臨む宮島


続いて紹介するのは、池を中心に離れと母屋が配置され、各部屋の庭からは宮島と瀬戸内海を見渡せるつくりが自慢の宿「庭園の宿 石庭」です。宮島の対岸、背後に経小屋山(きょうごやさん)を見上げる場所にあるこの宿からは海と山、廿日市を象徴する観光スポットを一望できます。

また周囲の景色を楽しめるだけでなく、景色の一部になれるのも、石庭の特徴。石庭の建物や庭は、周囲の景色を邪魔せず一体化するよう設計・配置されているため、敷地に入った利用客はまるで自身が廿日市の美しい景色に溶け込んだような感覚を味わえます。

施設内には檜づくりの浴槽がある大浴場、そして小さめの公衆浴場が各1つずつ備え、時間帯による男女を入れ替え制で利用客に提供しています。また、石をくりぬいたような浴槽を配し、上部が空に向けて開放された露天風呂も1つあり、宮島周辺の星空や潮風を感じられます。

泉質・効能

美しい景色と一緒に楽しめる、石庭の温泉の泉質・効能は以下の通りです。

泉質
単純弱放射能低温泉、低張性アルカリ性低温泉
効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、慢性昇格病、冷え、慢性婦人病

豪華なお部屋も魅力的

庭を囲んで配置された部屋は、それぞれ趣の異なる12タイプ。以下に石庭の各部屋の特徴をまとめましたので、確認してください。

一棟一室の離れの客室

  • 游僊(ゆうせん)…庭の東側にある、二階建ての離れ。風通しの良い上階が自慢
  • 抱月(ほうげつ)…池のほとりにあり、一階には小庭と寝室、二階にリビングがある
  • 聖山(せいざん)…藤棚があり、藤が咲く季節には特別室となる。庭の東側最奥の部屋
  • 老松(おいまつ)…庭の西側にあり、高松宮殿下ゆかりの離れで、二階に専用風呂がある
  • 苔石(こせき)…離れの中では最もこぢんまりした、赤いソファが特徴的な部屋
  • 肱山(こうざん)…大きな縁側があり、庭や月を眺めるのに最適な部屋
  • 大観(たいかん)…庭の西側最奥、空・山・海をゆったりと一望できる部屋

全室二階にある母屋の客室

  • 夕凪(ゆうなぎ)…二階東側の部屋で、瀬戸の島々を一望できる縁側と月見代がある
  • 連舞(つれまい)…二階中央のこぢんまりした部屋で、庭越しに瀬戸を眺められる
  • 芭蕉(ばしょう)…二階西側の部屋で、眺めの良い半露天の専用風呂を備える

遊びを感じられる四阿(あずまや)

  • 安庵(あんあん)…宿主人の元書斎を改装した、露天風呂付き二階建てのあずまや
  • 居中庵(こちゅうあん)…庭の西側、桜の大木に隠されるようにある元茶屋のあずまや

日帰りプランも利用可能

石庭では宿泊の他、昼食または夕食とセットになった、日帰りプランも利用可能です。価格や料理の内容はプランによっても異なりますが、いずれも懐石形式での贅沢な食事と客室での休憩、そして温泉と石庭の魅力を日帰りで堪能できる内容となっています。

昼食プランと夕食プラン、それぞれの利用可能時間は以下の通りです。

昼食プラン

  • 到着…午前11時から可能
  • 部屋の利用…11時20分から可能
  • チェックアウト時間…午後2時30分

夕食プラン

  • 15時20分~22時まで利用可能

まずは日帰りで、時間や都合が合えば宿泊で、石庭の景色と温泉、食事を楽しみましょう。

▼ 庭園の宿 石亭

天然温泉宮浜 べにまんさくの湯:宮島から一番近い日帰り湯にGO


「天然温泉宮浜 べにまんさくの湯」は、宮島を眺めながら温泉入浴できる、唯一の日帰り温泉入浴施設です。宮島の対岸、瀬戸の島々を一望できる小高い場所に建っていて、二階からは太陽の光に輝く瀬戸内海を、夜は海の上に浮かぶ船灯をゆったり眺めることができます。

入浴施設としては岩風呂、日替浴槽、一般浴槽、檜風呂、ジェット風呂、泡風呂、水風呂、サウナ、足湯の計9種類をそろえています。

泉質・効能

べにまんさくの湯では、以下泉質・効能の温泉を提供しています。

泉質
単純弱放射能低温泉
効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病

入浴施設以外にも、瀬戸内海で獲れた魚介類を使用した食事処や、眺望の良いテラスガーデン、休憩室や多目的広場などの設備も充実。日帰りでも宮島の景色と温泉入浴をゆったり楽しめ、心身を癒すことができるでしょう。

▼ 天然温泉宮浜 べにまんさくの湯

宮島離れの宿 IBUKU 別邸:全客室露天風呂付!豊かな自然と落ち着いた空間で癒しを


最後に紹介するのは、宮島の対岸でも観光地から少し離れた静かな場所にある「宮島離れの宿 IBUKU 別邸」です。

廿日市市の一大観光地・宮島近くにありながらも、海・山・瀧と豊かな自然に囲まれたIBUKU別邸では、景色はもちろんにおいや気温・湿度から、五感で四季の息吹を感じられます。食事には地元近郊で獲れた旬の食材をメインに使用し、素材の味を引き出したこだわりの創作料理をいただけます。

大浴場はなく、すべての客室に宮浜温泉の源泉を引くことで温泉入浴施設を提供している温泉です。

泉質・効能

IBUKU 別邸の温泉の、泉質と効能は以下の通りです。

泉質
単純弱放射能泉
効能
健康増進、痔、関節痛、疲労回復、婦人病

本館の客室には、温泉を引き入れた浴室が設置されている他、別館の客室にはそのすべてに源泉かけ流しの露天風呂が設置されています。ここでなら人目を気にせず、瀬戸内海を眺めながらの温泉入浴ができそうですね。

周辺の観光スポット

自然豊かなIBUKU別邸周辺には、宮島以外にも観光できるスポットがたくさんあります。せっかく廿日市に来たのですから、宮島以外の観光スポットも見て回りたいもの。以下に、IBUKU周辺の4つの見どころをまとめましたので、散策時の参考にしてください。

大頭(おおがしら)神社
厳島神社と縁故の深い神様をお祀りし、603年に造営されたと伝えられる神社。木造縦走建築の本殿・拝殿からは、その歴史が感じられる
宮浜温泉 海望の源泉地
旧源泉の湧出量低下に伴い、1993年に開発された新源泉。高台、瀬戸内海を一望できる場所にあるため、山歩きコースの休憩ポイントにもなっている
妹背の滝【雄滝】
落差およそ30mの滝。大頭神社の本殿奥にあり、手前にある落差およそ50mの雌滝とともに夫婦滝として親しまれている
幾千代橋
雌滝からさらに奥へ進むと見えてくる、赤い橋。小さいながらも風情があると評判

▼ 宮島離れの宿 IBUKU 別邸

おわりに:宮島観光と温泉は日帰りでも楽しめる!あなたに合うプランで行ってみよう

世界遺産の認定も受けている、厳島神社を有する広島県廿日市市。人気の観光地で、季節を問わず多くの観光客が訪れていますが、その魅力は宿泊せずとも十分に体感できます。別名を宮島とも言う厳島の周辺には、大鳥居を望みながら温泉入浴や食事を楽しめる施設がたくさんあるのです。厳島神社と、瀬戸内海の島々が織りなす絶景を望みながらの温泉入浴を楽しみたいなら、まずは日帰りで行ってみると良いでしょう。

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