美肌の湯や美人の湯と呼ばれる温泉は日本国内にたくさんありますが、温泉ごとに泉質や効能は異なります。目指す美肌がツルツル美肌かすべすべ肌かによって、入浴すべき温泉は変わります。この記事では美肌効果が期待できる温泉や温泉旅行におすすめのスキンケア、自宅で温泉気分を満喫できる入浴剤を紹介します。
美肌の湯・美人の湯とはどんな温泉?|温泉・泉質ごとの特徴は?
温泉はその泉質ごとにさまざまな効能を持ちますが、「美肌の湯」「美人の湯」と呼ばれる温泉がありますよね。「美肌の湯」「美人の湯」に特別決まった定義はありませんが、一般的には「肌をきれいにする成分」や「肌の汚れを取る成分」を含んでいる泉質の温泉が、美肌の湯や美人の湯と呼ばれています。「日本三大美肌の湯」とは、肌への健康効果が高い温泉として温泉評論家の藤田聡氏が選定した温泉を指します。美肌の持ち主は魅力が増すと考えられるため美肌効果が高い温泉を「美人の湯」と呼ぶこともありますが、日本三大美人の湯の由来ははっきりとはわかっていません。
日本三大美肌の湯
日本三大美肌の湯として知られる嬉野温泉、斐乃上温泉、喜連川温泉について、それぞれのメリット・特徴を紹介します。
嬉野温泉(佐賀県嬉野市嬉野町)
嬉野温泉は佐賀県にある、以下の効能を持つ重曹泉の温泉です。肌の汚れを分解してツルツルの美肌へと促すメリット・特徴があり、温泉の歴史は古く、日本古来から名湯として愛されてきました。
- 泉質
- ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
- 効能
- リウマチ、神経痛、皮膚病、婦人病、貧血症、切り傷、呼吸疾患など
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斐乃上温泉(島根県仁多郡出雲町)
斐乃上温泉は島根県にある温泉で、アルカリ性の洗浄効果を持つアルカリ性単純温泉(アルカリ泉)の湯が肌の角質を取り、なめらかな肌に導きます。昭和60年代の開発によって源泉の数が3本となりました。美肌以外にも、以下の効能が期待できます。
- 泉質
- アルカリ性単純温泉
- 効能
- 疲労回復、冷え性、神経痛
参考:しまね観光ナビHP
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喜連川温泉(栃木県さくら市)
喜連川温泉は栃木県にあるナトリウム(塩分)を豊富に含む、以下のようにさまざまな効能が期待できる温泉です。このなかでも、血行促進や保湿などの美肌効果がとくに大きなメリット・特徴といわれています。
- 泉質
- ナトリウム塩化物泉
- 効能
- リウマチ性疾患、慢性中毒症(水銀・鉛・ヒ素など)、糖尿病、角化症、皮膚掻痒症、慢性湿疹及び苔癬、脂漏性疾患(ニキビなど)、凍瘡(しもやけ)、慢性膿皮症、運動障障害(特に神経麻痺)、創傷、月経異常(特に無月経・過小月経)、ある種の不妊症、卵巣機能不全症、子宮発育不全及び月経障害、虚弱児童、更年期障害
参考:さくら市HP
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日本三大美人の湯
日本三大美人の湯である川中温泉、龍神温泉、湯の川温泉について、それぞれのメリット・特徴を紹介します。
川中温泉(群馬県東吾妻町)
川中温泉は群馬県にある、アルカリ性の泉質を持つ温泉です。お肌の角質や汚れを取り除く効果が期待されます。川の中から湧く源泉の温度は36度で、加熱してもぬるめの温度を保てるというメリット・特徴があります。
- 泉質
- 炭酸水素塩泉
- 効能
- 冷え性、美肌効果
参考:ググっとぐんまHP
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龍神温泉(和歌山県田辺市龍神村)
龍神温泉は和歌山県にある、湯に重曹を含む弱アルカリ性の温泉です。重曹のアルカリ性の洗浄効果で、お肌をツルツルにする効果が期待できるというメリット・特徴があります・江戸時代には紀州藩の藩湯として人気を博し、以下のように入浴時に期待できる「浴用の効能」と、温泉の湯を飲んだときに期待できる「飲用の効能」があります。
- 泉質
- ナトリウム炭酸水素塩泉
- 効能
-
- 浴用:慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、切り傷、火傷など
- 飲用:慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病など
参考:龍神村の観光情報HP
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湯の川温泉(島根県出雲市斐川町)
湯の川温泉は島根県にある、ホウ酸を豊富に含むアルカリ性の泉質を持つ温泉です。肌をしっとりツルツルに導く効果が期待できるというメリット・特徴があり、その他にも以下の効能が期待できます。
- 泉質
- ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉 他
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など
参考:出雲観光ガイド
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美肌の湯・美人の湯のおもな泉質の種類と泉質別のおすすめの温泉
3大美肌の湯、3大美人の湯以外にも、日本には美肌の湯・美人の湯と呼ばれる「美肌効果」が期待できる温泉がたくさんあります。ここからは、美肌の湯・美人の湯のおもな泉質の種類と、おすすめの温泉を種類別にわけてご紹介します。
炭酸水素塩泉
炭酸水素塩泉は、美肌の湯・美人の湯と呼ばれる温泉のひとつです。炭酸水素塩泉に入ると余分な汚れが取れるため、肌がツルツルになります。
- 炭酸水素塩泉の特徴
- 炭酸水素塩泉は、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンの温泉です。
- 美肌(皮膚)への影響
- 肌の角質をやわらかくする作用を持ちます。
- 適応症
-
- 浴用:切り傷、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
- 飲用:胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)
- 入浴時の注意点
- 角質を取りすぎると肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。入浴後の保湿をしっかりと行いましょう。
炭酸水素塩泉でおすすめの温泉
炭酸水素塩泉でおすすめできるおもな温泉・温泉地は以下の通りです。ひとつの温泉地や温泉郷で複数の源泉を持つ場合もあります。
アルカリ性単純温泉
温泉の泉質は、pH(ペーハー)によってアルカリ性と酸性に分かれます。pH値が8.5以上の単純温泉のことを「アルカリ性単純温泉」と呼び、pH値7.5~8.4の単純温泉を「弱アルカリ性温泉」と呼びます。
単純温泉(単純泉)とは、環境省が定める温泉の成分19種類が規定値に満たない温泉で、泉温が25℃以上の泉質を指します。
- アルカリ性単純温泉の特徴
- 泉温の25℃以上でpH8.5以上の泉質。溶存成分(ガス成分除く)については、1,000mg/kg未満の基準が設けられています。肌への刺激がやさしいのが特徴です。
- 美肌(皮膚)への影響
- 古い角質や皮脂汚れを取る効果があり、ツルツル肌に導く効果が期待されます。
- 適応症
-
- 浴用:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
- 入浴時の注意点
- 単純温泉は刺激がマイルドではありますが、持病がある人は温泉浴に関して医師などの指導を仰ぎましょう。
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アルカリ性単純温泉でおすすめの温泉
アルカリ性単純温泉には次のような種類があります。ひとつの温泉地や温泉郷で複数の源泉を持つ場合もあります。
硫黄泉
硫黄泉は、温泉独特の香りがする湯が特徴です。その独特な香りは、「卵が腐ったようなにおい」「花火などの火薬のにおい」といわれることもあります。温泉の色は乳白色またはエメラルドグリーンをしていることが多く、自宅ではなかなか味わえない温泉らしさを楽しめるのが魅力です。ただし肌への刺激が強い泉質のため、肌が弱い人や敏感な人にはおすすめできません。
- 硫黄泉の特徴
- 硫黄2mg/kg以上含む温泉を指し、殺菌力が強いのが特徴です。表皮の細菌やアトピーの原因物質を取り除く効果が期待されます。
- 美肌(皮膚)への影響
- 殺菌効果が高いことから、特定の皮膚疾患の症状の改善が期待されます。ただし肌への刺激が強い泉質のため、肌質や既往歴によっては肌にダメージを与えます。
- 適応症
-
- 浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症
- 飲用:耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症
- 入浴時の注意点
- 皮膚や粘膜が敏感な人または皮膚乾燥症を発症している高齢者は、硫黄塩泉の温泉浴によって皮膚炎を起こすおそれがありますので、入浴できません。入浴した場合は医師の指示を仰いでください。その他で肌への負担が心配な人が入浴した場合は、温水などで温泉成分を洗い流しましょう。
硫黄泉でおすすめの温泉
硫黄泉には次のような種類があります。ひとつの温泉地や温泉郷で複数の源泉を持つ場合もあります。
硫酸塩泉
硫酸温泉は、陰イオンの主成分が硫酸イオンの温泉です。含まれる成分によって、「ナトリウム硫酸塩泉(芒硝泉)」、「カルシウム硫酸塩泉(石膏泉)」、「マグネシウム硫酸塩泉(正苦味泉)」に分かれます。高血圧や動脈硬化の緩和作用が期待されるため、脳卒中リスクを下げる温泉としても有名です。
- 硫酸塩泉の特徴
- 硫酸塩泉を飲むと胆のうの収縮が促されるため、腸のぜん動が活発になります。
- 美肌(皮膚)への影響
- 冷え性による血行不良や便秘による肌トラブルの改善が促されることで、肌の状態が健康的になることが期待されます。
- 適応症
-
- 浴用:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 飲用:胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
- 入浴時の注意点
- 飲用による健康効果が広く認知されていますが、飲みすぎは胃腸にダメージを与えます。また飲用する際は温泉の鮮度や清潔をよく確認しましょう。
硫酸塩泉でおすすめの温泉
硫酸塩泉には次のような種類があります。ひとつの温泉地や温泉郷で複数の源泉を持つ場合もあります。
メタケイ酸泉
メタケイ酸泉とは、50mg以上/1kgのメタケイ酸を含む温泉です。メタケイ酸とは天然の保湿成分で化粧品にも使用されており、肌をしっとりとさせる効果が期待されます。
- メタケイ酸泉の特徴
- 50mg以上/1kgのメタケイ酸を含む温泉。ケイ酸とは、ケイ素・酸素・水素の化合物の総称で、ケイ素は骨の成長やコラーゲンの再生などに不可欠なミネラルです。
- 美肌(皮膚)への影響
- 肌を乾燥から守る保湿効果、肌のターンオーバーを促す新陳代謝の促進効果が期待されます。
- 適応症
-
- 浴用:疲労回復
- 入浴時の注意点
- メタケイ酸の美肌効果を期待するならば、50mg以上/1kgを満たす泉質であるかどうかを確認しましょう。
メタケイ酸泉でおすすめの温泉
メタケイ酸泉には次のような種類があります。ひとつの温泉地や温泉郷で複数の源泉を持つ場合もあります。
温泉入浴後のスキンケアのポイント|おすすめの期初化粧品の組み合わせ
美肌効果を目的として温泉で入浴する場合、入浴方法と入浴後のケアも意識しましょう。まず、肌質や肌悩みに対して泉質がどのような効果を持つかを事前に確認しておくことをおすすめします。
前述した炭酸水素塩泉やアルカリ性単純温泉は肌をツルツルにする効果があるため、入浴後に肌が乾燥することもあります。炭酸水素塩泉やアルカリ性単純温泉への入浴後は、肌を乾燥から守る保湿ケアが欠かせません。ナトリウム塩化物泉の場合は、湯に含まれる塩が保湿効果を持つため、湯上りもしっとり肌が続きやすくなります。
温泉の美肌効果を得るために、温泉に浸かったあとはシャワーなどで温泉の湯を洗い流さないという方法もあります。ただしこの方法がおすすめなのは、肌への刺激が少ない泉質の場合です。
皮膚や粘膜が敏感な人や皮膚の疾患を発症している人は、刺激の強い温泉への入浴はおすすめできません。肌の調子は季節や疲労状態などでも変わりますので、元々肌が丈夫だと思っている人も、肌の調子が気になるときは入浴後に温水などで温泉成分を洗い流しましょう。
温泉旅行におすすめの化粧水・乳液
温泉の湯は美容効果が期待できるものがたくさんありますが、温泉の泉質やご自身の肌質、体調によっては入浴後のスキンケアが必要です。温泉旅行ならば、肌の状態を整える化粧水、保湿をして乾燥を防ぐ乳液を持っていくと安心ですよ。
- 温泉旅行におすすめのスキンケアの選び方
-
- 入浴後の肌にやさしい成分でできている
- 自分の肌質に合っている
- コンパクトで持ち歩きが楽
次からは温泉旅行におすすめのスキンケア製品を紹介しますので、参考にしてくださいね。
無印良品「スキンケアシリーズ 敏感肌用」
インテリアや食品などを販売する無印良品では、スキンケアシリーズも発売されています。無印良品の「スキンケアシリーズ 敏感肌用」は、岩手県釜石の天然水を使用して開発されました。無添加・無香料で低刺激ですので、乾燥肌や敏感肌の人も使用しやすいでしょう。
化粧水、乳液は、「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」「高保湿タイプ」の3種類の保湿レベルから選べます。さらに乾燥が気になる人や保湿をしっかりしたい人は、クリームや美容液も使うのがおすすめです。
化粧水と乳液ともに50ml入りのミニサイズ、各3ml入りの一回使い切りタイプも出ているため、旅行の荷物でかさばりません。お値段も手頃ですので、お試ししやすいのもメリットです。
キュレル「フェイスケアセット」
花王が開発したキュレルは、乾燥性敏感肌の人向けのスキンケアの中でも人気の高い製品です。キュレルの特徴は、肌の必須成分であるセラミドに着目したことです。肌トラブルの原因のひとつはセラミド不足だと考え、セラミドを守ることで保湿を促します。
キュレルの化粧水と乳液は無香料、無着色、アルコールフリーのため、とても低刺激です。化粧水は「ややしっとり(Ⅰ)」「しっとり(Ⅱ)」「とてもしっとり(Ⅲ)」の3種類があります。旅行に便利なスキンケアセットは2種類です。「キュレル フェイスケアセットⅡ しっとり」は、化粧水Ⅱと乳液(各30ml)がセットになっています。キュレル フェイスケアセットⅢ とてもしっとりは、化粧水Ⅲ(30ml)、フェイスクリーム(10g)がセットになっています。
セットではありませんが、「キュレル ディープモイスチャー スプレー」(60g)はスプレータイプの弱酸性化粧水です。スプレータイプですので手が届きにくい背中もケアしやすく、ボディのケアもしたい人におすすめですよ。
アルージェ「モイスチャー ミストローション」「モイスト トリートメントジェル」
アルージェは、製薬会社である全薬工業の皮膚病薬研究から生まれたスキンケアブランドです。化粧水や乳液には、保湿成分ナノ化セラミドのほか肌荒れ防止成分が含まれており、バリア保湿効果が期待できます。敏感肌のことを考えた低刺激処方で、やさしい使い心地な点も魅力です。
化粧水は、「アルージェ モイスチャー ミストローションⅠ(さっぱり)」「アルージェ モイスチャー ミストローションⅡ(しっとり)」「アルージェ モイスチャー リッチローション(とてもしっとり)」が発売されています。ローションのⅠとⅡはスプレータイプですので、背中など乾燥が気になるボディのケアとしても使いやすいですよ。
化粧水のあとは、ジェル乳液「モイスト トリートメント ジェル」で乾燥から肌を守りましょう。さらにしっかりと保湿したい人は、「エッセンス ミルキークリーム」「エクストラ モイストクリーム」も使うと安心です。
オルビス「アクアシリーズ」
オルビスは、化粧品メーカーのポーラのグループ会社です。ポーラ化成研究所の研究開発力を活かし、皮膚科学研究に基づいた製品が開発されています。さまざまな肌悩みにアプローチする製品を展開しています。
乾燥肌が気になる人や保湿力を高めたい人は、「アクアシリーズ」がおすすめです。化粧水「アクアローション」と保湿液「オルビス アクア モイスチャー」は、無油分、無香料、無着色で低刺激です。「M 保湿タイプ」「RM 高保湿タイプ」がありますので、肌質や肌の調子に合わせて使い分けましょう。Mは普通~乾燥肌、RMは乾燥肌~超乾燥肌向けです。
「オルビス アクア セット・トライアル」は、アクアシリーズの洗顔料・化粧水・保湿液がそれぞれ1週間分セットになったスキンケアです。旅行用にぴったりのサイズですので、気になる人は使用してみてください。
アベンヌ「ミルキージェル EX(50mL)」「アベンヌウオーター」
フランス生まれのスキンケアブランド「アベンヌ」は、南フランスにあるアベンヌ温泉水を使用したスキンケア製品を開発しています。敏感肌のことを考えて開発された製品のため、シンプルで低刺激な使い心地です。保湿力がありながら、使い心地はさっぱりとしています。
旅行におすすめなのは、乳液の「ミルキージェル EX(50mL)」と敏感肌用化粧水「アベンヌウオーター」のミニサイズのセット。ミルキージェルは化粧水と乳液がひとつになったワンステップケアジェルです。
「トリクセラNT フルイドC」と「アベンヌウォーター」ミニサイズのセットもおすすめです。アベンヌのトリクセラシリーズは、生後一か月の赤ちゃんから使える製品で、ボディのかさつきや不快感にお悩みの人にぴったりでしょう。
自宅で楽しめるおすすめの美肌の湯|おすすめの入浴剤・温泉の素は?
なかなか温泉旅行に出かけることができないこともありますよね。自宅での入浴でも美肌効果を得たい場合、入浴剤や温泉の素を使ってみてはいかがでしょう。
ただし一般的な温泉療法とは、温泉に含まれる成分や入浴の温熱作用、温泉地がある周辺環境、気候などが総合的に働いた結果として得られる健康効果であると考えられています。つまり、温泉地での入浴と自宅での入浴で同じ効果が得られるとは限りません。その点を理解して自宅で温泉気分を楽しむのがおすすめですよ。
白元アース「いい湯旅立ち アソート くつろぎ日和」
白元アース「いい湯旅立ち アソート くつろぎ日和」は、16種類の温泉気分を味わえる、48包入りの温泉アソートパックです。入浴剤に含まれる温泉成分は炭酸水素ナトリウムと硫酸ナトリウムで、温浴効果を高めて血行を促進します。保湿成分も配合されており、入浴後は肌がしっとりするでしょう。
16種類の中には、群馬県草津温泉、大分県別府温泉、神奈川県箱根温泉などさまざまな温泉をイメージした色や香りがあります。疲労回復や肩こり、冷え性などの改善効果が期待できますので、日々のリフレッシュとしてバスタイムに取り入れてみてくださいね。
草津温泉ショップ「草津名湯の湯・濃縮温泉 (天然温泉濃縮液)」
草津温泉ショップ「草津名湯の湯・濃縮温泉 (天然温泉濃縮液)」は、群馬県の名湯・草津温泉の源泉を独自の製法で濃縮し、泉質を極力損ねることなく自宅でも楽しめるようにした製品です。合成化学成分を使用していないのもうれしいポイントですよね。
泉質は、酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(酸性低張性低温泉)ですので、皮膚や粘膜が過敏な人、光線過敏症の人、妊娠中は使用できません。その他禁忌症がありますので、購入の前にしっかりと確認してください。
適応症は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消火器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性夫人病です。
村上商会 薬用温泉「別府温泉 薬用湯の花」
湯の花とは、温泉の不溶性成分が析出・沈殿したものを指し、「湯花(ゆばな)」と呼ばれることもあります。村上商会 薬用入浴剤「別府温泉 薬用湯の花」は、別府温泉(明ばん温泉)の温泉噴気孔の上に学理的装置を施し、湯の花小屋の中で温泉成分を集成結晶させて作られました。この製法は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
「別府温泉 薬用湯の花」の効能は、神経痛、リウマチ、冷え性、関節炎、ただれ、たむし、いんきん、水虫、肩こり、うちみ、くじき、しもやけ、かいせん、あせも・腰痛・湿疹です。ただし別府温泉(明ばん温泉)の泉質は硫黄泉のため、肌が弱い人や敏感肌の人にはおすすめできません。
飛騨湯の花本舗「奥飛騨 天然湯の花」
飛騨湯の花本舗「奥飛騨 天然湯の花」は、北アルプスの焼岳から噴出・沈殿してできた石灰湯華を使用した、天然100%の入浴剤です。湯舟に入れると、湯が乳白色のにごり湯と変化します。
成分は弱アルカリ性の軟水で、赤ちゃんから高齢の方まで幅広く使用できます。成分には、酸化カルシウム、シリカ、酸化アルミニウム、酸化第2鉄、酸化カリウム、ig.lossが含まれます。ミネラル成分シリカが含まれているため、美肌効果が期待できるでしょう。
天然の湯の花でありながら、長期保存が可能な点もメリットです。気分や体調に合わせて入浴剤を使い分けたい人にもぴったりですよ。
「四国・道後温泉の素 道後の湯」
「四国・道後温泉の素 道後の湯」は、道後温泉の成分をもとに作られた温泉の素です。道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉です。刺激がマイルドですので、幅広い年齢の方が入浴を楽しめるでしょう。入浴後の肌はしっとりツルツルと仕上がるのが特徴です。香りは無臭ですので、ご家庭でもにおいを気にせず使いやすいですよ。
成分は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、色素緑204号です。効能は、疲労回復、肩こり、腰痛、うちみ、くじき、神経痛、湿疹、あかぎれ、にきび、冷え性などです。
おわりに:肌質や肌悩みに合わせてぴったりの温泉を見つけよう
美肌効果が期待できる温泉はいかがでしたか?温泉といっても泉質や成分、効能はさまざまで、肌質や既往歴によっては入浴できない温泉もあります。温泉の美肌効果を最大限に活かすには、ご自身の肌質や肌悩みごとに温泉を使い分けるのが安心! 入浴後のスキンケアも考慮しつつ、安心・安全に温泉を楽しみましょう。
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