本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はウェル旅編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

筋子やイクラの栄養効果って?プリン体やコレステロールの影響は?

グルメでケア
この記事は約6分で読めます。

鮭や鱒の卵を加工した筋子やイクラは、縁起の良い高級食材として親しまれてきました。

今回は筋子やイクラに含まれる栄養価に着目し、両者の違いや期待できる健康への効果、食べるうえで知っておくべき注意点などをまとめて解説します。旅先のグルメやお取り寄せを楽しむときの参考にしてください。

筋子とイクラって何が違うの?

筋子もイクラも、サケ科の魚の卵という意味では同じものです。違いは、卵巣膜に包まれた状態か、一粒ずつに分けられた状態かにあります。

筋子とイクラ、それぞれの定義

筋子
サケ科の魚卵を、卵巣膜に包まれた状態のまま加工したもの
イクラ
卵巣膜から取り出し、一粒ずつの状態に分けたサケ科の魚卵

どちらも加熱をせず、塩漬けや醤油漬けにして生のまま食べるのが一般的です。

筋子とイクラの一般的な加工方法

塩漬け
古くから行われてきたか後方で、塩蔵とも言う。はじめに塩水で処理したのち、もう一度味付けを目的に漬けして作る
醤油漬け
近年になってから、使われるようになってきた加工方法。筋子やイクラのきれいな色が損なわれないよう、色のつきにくい醤油に漬け込んで作る

なお、筋子は親となる魚の種類や産地により、呼び方や見た目・味わいが異なる場合があります。以下に呼び方や産地別の違いをまとめましたので、参考にしてください。

関連記事:漬物にはどんな効果やメリットあるの?

親の種類・産地による呼び方や見た目、味わいの違い

親の種類による呼び方の違い

親が紅鮭の場合
べに子
親が銀鮭の場合
ぎん子
親が鱒の場合
ます子
親が白鮭の場合
さけ子、ちゃむ子、はら子
親がキングサーモンの場合
きんぐ子
親がトラウトサーモンの場合
とらうと子

産地による、見た目や味わいの違い

日本国内産のもの
やや黒っぽく見える色合い。大粒で薄い塩味をしている
アラスカ産のもの
粒が大きく鮮やかな赤色だが、時間とともに黒く変色する。塩辛い
北欧産のもの
発色がよく、色目がきれい。甘口で高値で取引される傾向がある
ロシア産
醤油漬けで甘辛く味つけされることが多い。量販店で広く流通している

筋子やイクラの栄養は健康にどう役立つの?

筋子やイクラに含まれる栄養とその効果をまとめると、以下のようになります。

DHAとEPA、オレイン酸

筋子とイクラには、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)、オレイン酸という脂質が含まれています。

不飽和脂肪酸に分類これらの脂質には、糖尿病や高血圧、高脂血症など生活習慣病を予防・改善する効果があります。

サントリー DHA&EPA+セサミンEX 240粒

関連記事:アジの栄養の健康効果とおすすめの食べ方とは?

ビタミン類

筋子・イクラには複数のビタミンが含まれていて、それぞれ以下の健康効果が期待できます。

ビタミンE
細胞の老化・劣化を防ぎ、体を健康で若々しい状態に保つ
ビタミンA
免疫力を上げて感染症を予防し、目の機能を改善・維持する
ビタミンB1
糖のエネルギー変換を助け、神経の働きを正常に保つ
ビタミンB2
脂質の代謝を助けて高脂血症を予防し、皮膚や粘膜を健康に保つ
ビタミンB12
精神を安定させ、悪性貧血を予防・改善する
ビタミンD
カルシウムと結合して運び、骨や歯を作るのを助ける

アスタキサンチン

筋子・イクラの赤色の源である色素成分です。非常に強い抗酸化作用があり、細胞の老化や劣化、またこれによる疾病やがんの発症を防ぎ免疫力・治癒力を高めてくれます。

アミノ酸

筋子・イクラにはアミノ酸も豊富に含まれています。なかでもシスチンとアルギニンが豊富とされ、食べると以下のような健康効果をもたらしてくれます。

シスチン
肌にうるおいとハリ、髪にはツヤを与えて健康で美しい状態を保つ
アルギニン
体の成長や疲労回復、免疫力向上、一部の心臓病や生殖障害の改善

ミネラル類

カルシウムや鉄、マグネシウムなど、筋子・イクラはミネラル成分も多く含む食品です。

ビタミン類とミネラル類は、どちらも私たちの心身の健康を維持するのに欠かせません。
筋子・イクラを食べるとこれらを一緒に摂ることができるので、健康で丈夫な体づくりや免疫力アップ、精神の安定に役立つでしょう。

 

 

筋子やイクラを食べるときの注意点は?

筋子やイクラを食べるうえで気になるのが、生活習慣病や通風の一因となるコレステロールや塩分、そしてプリン体の値ではないでしょうか。

以下に筋子やイクラ100gあたりのコレステロール、塩分、プリン体の量を並べました。

筋子・イクラ100gあたりのコレステロール・塩分・プリン体量

コレステロール
およそ480㎎
塩分
およそ2.3g
プリン体
およそ15㎎

コレステロールと塩分量については、他の食品や塩分の1日当たりの摂取目標と比較しても含有量が多いと言えます。

ただ、コレステロールについては1日の摂取目標・制限量は設定されていません。
このため、毎日大量に食べるなどしない限りは、筋子・イクラのコレステロール量を気にする必要はないでしょう。

考慮すべきなのはむしろ塩分量で、これにしょう油の味付け分を加えると、かなりの分量になることが予測されます。

食べすぎると高血圧や体調不良の原因となりますので、注意が必要です。

またプリン体の量については、納豆の115㎎やタラコの120㎎と比較しても、決して高いわけではありません。こちらも食べすぎないよう、適量を心が得ていれば問題ないでしょう。

関連記事:ブリってどんな魚?どんな栄養効果があるの?

おわりに:適量を食べるなら、筋子やイクラは健康効果の大きい食品!

プリン体やコレステロールが多いイメージのある筋子・イクラ。しかし一方ではさまざまなビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸を含む栄養価の高い食品でもあります。実際のところ、他の食品と比べても筋子・イクラに含まれるプリン体とコレステロールの量はあまり多くありません。適量を食べる限りは、むしろ健康へのメリットの方が多いでしょう。

 

【ふるさと納税】 新物 いくら 北海道海鮮紀行いくら (醤油味) 1kg(250g×4)
秋鮭完熟卵のみ使用の鮮度抜群の高級イクラをふるさと納税で楽しめます。たっぷりサイズで食べごたえも抜群です
北海道産 いくら醤油 500g×2パック 秋鮭卵の筋子から作成
特製醤油ダレでじっくり漬け込んだ、オホーツク海の秋鮭のいくら醤油漬け。ごほうびにも贈りものにもおすすめです。
訳あり筋子 熟成 醤油漬け たっぷり お徳用 1kg オカムラ食品工業
訳ありでも味はとっても美味しいです。お得な価格でストックできます

関連記事:ウニの栄養効果とおすすめの食べ方とは?

関連記事:魚が健康に良いっていわれる理由とは?

コメント