レモンの栄養効果を効率よくとるために知っておくべきこととは?

グルメでケア
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料理やお菓子にさわやかな風味をプラスするレモンは、食卓の名わき役です。

今回はそんなレモンの栄養価に着目し、食べることで得られる健康への効果やおすすめの使い方、種類による特徴・違いなどをまとめて解説します。旅先のグルメやお取り寄せを楽しむときの参考にしてください。

レモンにも種類がある?どんなものを選べばいい?

インド・ヒマラヤ東部を原産地とするレモンは、世界中で栽培されている柑橘系果実です。

比較的丈夫で栽培しやすいとされますが、温暖な地域でしか生きていくことができません。このため、15世紀ごろヨーロッパに伝わってからは年間を通して温暖な気候が続く地中海沿岸や、アメリカの南カリフォルニアなどで盛んに生産されてきました。

日本での栽培が始まったのは、明治時代に入ってからです。年間を通して気候が温暖な瀬戸内海周辺の地域で、国産レモンの生産されるようになっていきます。

輸入の自由化により、日本国内でのレモン生産量は一時急激に落ち込みましたが、近年では保存料・防カビ剤の残留量が少ないとして国産レモンへの需要が増え、徐々に国産レモンの需要・生産量が回復しつつあるといわれています。

現在、一般的に栽培・流通している代表的なレモンの種類としては以下が挙げられます。

レモンの種類・各種の特徴

リスボン
  • カリフォルニアをはじめ、日本国内でも栽培されている代表的な種類
  • ポルトガルを原産地としており、一般的にイメージされるレモンの形状・風味を持つ
グリーンレモン
  • レモンが熟し、黄色く色づく前の若い段階で収穫・出荷したもの
  • 品種を問わず若いものは「グリーンレモン」と呼ばれる傾向があり、黄色く熟したものに比べて強いさわやかな酸味・香りを楽しめる
マイヤーレモン
  • 一般的なレモンよりも丸みを帯びた、球体に近い見た目をした種類
  • 皮に少々の赤身がみられ、まろやかな酸味・香りを楽しめるとされる
姫レモン
  • 一般的なレモンの半分ほどの大きさの、小ぶりな種類
  • 中国やインドを原産地とし、濃いオレンジ色の皮と山椒に似た香りがあるのが特徴
菊池レモン
  • 日本の八丈島に、1930年に持ち込まれた種類
  • 現在も栽培されていて、熟す前の皮が緑色の状態で出荷するものを「小笠原レモン」、完熟させたものを「八丈島フルーツレモン」として出荷している

種類や特徴とあわせて、お店でおいしいレモンを買うために知っておくべきポイントもご紹介します。覚えておきましょう。

おいしいレモンを買うためのポイント

  • 年間を通して流通しているが、旬は10~11月
  • おいしいレモンの条件は、「しっかり重く」「皮がなめらかで色ムラがなく」「きれいな黄色で歪んでないもの」。きちんと見極める

レモンの栄養にはどんな効果があるの?

レモンに含まれている代表的な栄養成分と、それぞれに期待できる健康効果を、まとめて見ていきましょう。

ビタミンC

レモンに含まれる、最も代表的な栄養成分。レモンには他の食材、かんきつ類と比べても多い100gあたり100㎎ものビタミンCが含まれています。

ビタミンCに期待できる健康・美容への効果は、以下の通りです。

  • 病原菌を攻撃して感染症から守り、免疫力を維持する
  • ストレスや光、お酒、タバコ、有酸素運動による細胞へのダメージを軽減する
  • コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ
  • 肌のシミ、シワを予防・改善し、若々しくきれいな状態にしていく
  • 鉄の吸収を促進し、加齢による細胞の劣化・老化を抑制する
  • 細胞の劣化・老化を抑制する作用により、生活習慣病予防効果も見込める

クエン酸

レモンの酸味の源。ミネラル類の吸収を補助する「キレート作用」を持つ栄養成分です。レモン果汁から摂取でき、体に以下の効果をもたらしてくれます。

  • 一緒に摂取したミネラル類の吸収を促進し、体調を整える
  • 乳酸の生産を抑制し、分解と代謝を促進して疲労回復を助ける
  • 肝臓細胞の再生を促し、肝臓での有害物質の分解と排出を助ける

ポリフェノール

別名「ビタミンP」とも呼ばれる成分。
レモンに含まれているのは、このうちエリオシトリンやルチン、ヘスペリジンなど。細胞の老化・劣化を抑制する作用があるため、以下の健康効果が期待できます。

  • ビタミンCの働きを助け、コラーゲン生成を促進して毛細血管を柔軟にする
  • 脂肪の吸収を抑え、体内でのエネルギーへの変換と代謝、体外への排出を促進する
  • 血中でのコレステロール値上昇を抑え、高血圧や動脈硬化発症を予防する
  • 肥満、冷え性や生活習慣病など、加齢や血流悪化からくる諸症状を改善する

リモネン

特にレモンの皮に多く含まれる香り成分。自律神経に作用し、以下の効果をもたらします。

  • 心身をリラックスさせ、不安やストレスを軽減させる
  • 体内時計を調整し、心身を程よい覚醒状態にもっていく

カリウム

ミネラル類の一種。細胞内の液体に存在し、ナトリウムとともに神経や筋肉、心臓機能を調整する役割を担う体に欠かせない成分です。

しっかり摂取しなければ、体から余分な水分・塩分が排出されないことによるむくみや脱力感、食欲不振、筋力低下などの不調が出てきます。

レモンの効果をとりいれるおすすめの方法とは?

レモネードやレモンティーなどの飲み物、魚料理や肉料理のアクセント、酸味を加える調味料に果汁を使えば、レモンの栄養と健康効果を手軽に得ることができます。

新鮮な果汁をメインに使いたいときは、レモンを保存袋に入れてから冷蔵庫で保存して下さい。これにより、1か月程度はみずみずしい状態を保てるようになります。

レモンの栄養を皮ごととりたいときは、まるごとミキサーにかけてスムージーにしたり、皮をすりおろしてお菓子や飲み物、料理に入れるのがおすすめ。

この場合は、きれいに洗ってからまるごと、またはくし切りにして保存袋に入れ冷凍保存しておきましょう。

ただし、レモンの皮には農薬や防カビ剤・防虫剤が残留していることがあります。
皮ごとレモンを摂取したいときは残留薬物の少ない国産のものを選ぶか、重曹でよく洗うなどの対策が必要です。

また、リモネンによる香り効果だけを取り入れたいなら、エッセンシャルオイルもおすすめ。
市販されているものを購入し、お風呂やハンカチに数滴垂らし、リラックス効果を得てくださいね。

おわりに:含まれる栄養と部位を知り、効率的にレモンの健康効果を得よう

レモンの果汁にはビタミンC、クエン酸、ポリフェノール、カリウムが、皮にはリモネンが豊富に含まれています。レモンの健康効果を効率的に得るには、含まれている栄養成分とその部位を知り、生活の中にうまく取り入れるのが効果的です。あなたが摂りたい栄養成分、得たい健康効果にあわせ、レモンの果汁と香りをうまく生活に取り入れましょう。

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