鳥取【三朝温泉・皆生温泉】のおすすめ宿泊宿!大山登山や湯治、蟹グルメなどでリフレッシュ

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多数の温泉地を有する鳥取県ですが、そのなかで1、2を争う人気を集めるのが東伯(とうはく)郡三朝町の三朝(みささ)温泉と、米子市の皆生(かいけ)温泉です。
今回は三朝、皆生の両温泉地の特徴と、宿泊におすすめの温泉宿を2つずつ紹介します。

忙しい日常に気軽な湯治を|三朝温泉は世界有数のラドン泉

鳥取県でも岡山との県境に近い場所にある三朝温泉最大の特徴は、その泉質にあります。含放射能泉、いわゆるラドン泉である三朝温泉は、世界でも有数のラドン含有量を誇ります。

ラジウムが分解されることで生じるラドンは、人体に照射すると新陳代謝の促進や免疫力、自然治癒力の向上が期待できるとされる微弱な放射豊のことです。ラドンを豊富に含む三朝のラドン泉には、高いホルミシス効果が期待できます。

ホルミシス効果とは
  • 微量の放射線刺激を受けて、細胞が活性化する現象のこと
  • 具体的には毛細血管の拡張、新陳代謝促進などが起こり、疲労回復や体調改善に役立つ

科学的に見ても高い効能が期待されるラドン泉は、いまからおよそ850年前に発見されて以降、湯治場として人々に愛されてきました。

三朝温泉が清めの場となった理由

三朝温泉は、以下2つの理由から清めの場としても広く利用され、三徳山参詣の拠点としても発展してきた歴史を持っています。

  • 三朝が、もともと山岳信仰が盛んな土地柄であったため
  • 山岳信仰に「温泉が湧き出ることも神仏の力の成すところ」という考えがあったため

修験者たちの間では、三朝温泉に浸かり、飲泉し、湯気を吸い込むことで「観・聴・香・味・触・心」の肋間が癒され、修行への準備が整うと考えられていました。その長い歴史のなかで培われてきた三朝温泉の湯治文化は今も残り。日本全国から保養・療養目的の湯治客もたくさん訪れています。

一般的に、湯治といえば1週間から1か月以上の長期間かけて行うものです。しかし三朝温泉が提案する当時は、現代人の生活にあわせた短いサイクルのものになります。三朝温泉に来たこと自体を楽しむとともに、湯につかりながら自身の健康を見つめなおすことを「現代湯治」と考え、訪れる人をもてなしているそうです。

川沿いに旅館が連なり、三朝橋、かじか橋、恋谷橋の架橋、そして河原露天風呂と温泉地らしい風情ある景色がのこり、歩くだけでも楽しい三朝温泉。忙しいなかでも短期間で心身を癒し、疲れた体を元気にしたいなら、現代湯治として三朝温泉へ訪れることをおすすめします。

▼ 三朝温泉

三朝温泉 依山楼岩崎:健康増進にぴったりの大庭園露天風呂や飲泉!日帰りランチプランも

ここからは三朝温泉のなかで、ゆったりと宿泊を楽しんでほしいおすすめの温泉宿を2軒、紹介していきます。
1軒目に紹介するのは、三朝温泉街に建つ「依山楼(いざんろう)岩崎」。広大な敷地を持ち、その中にきちんと整備した日本庭園を備え、滞在中には木々が織りなす季節ごとの美しい景色と、山陰地方の食材を使った食事をいただける温泉宿です。

お風呂の種類・概要

依山楼岩崎の浴場には、三朝自慢のラドン温泉を楽しめる複数種類のお風呂が用意されていて、さまざまなかたちで楽しみながら温泉の健康効果を得られるようになっています。

左の湯
  • 大浴場のうちの一つ、向かって左側にあることからこう呼ばれる
  • 足湯、寝湯、上記風呂、歩行湯など、温泉の中で水流を受けたり、自身で動いたりして物理的刺激をプラスし、高いホルミシス効果を狙うお風呂が揃う
右の湯
  • 大浴場のうちの一つ、向かって右側にあることからこう呼ばれる
  • 癒しをテーマに作られたゾーンで、日本の古き良き雰囲気ののこるレトロなお風呂が全5種類揃う
  • 往年の湯治気分を味わえる
独山の湯
  • 貸し切りのお風呂。内湯と露天風呂の両方を楽しめる、バリアフリー対応の浴場
飲泉場
  • 浸かるだけでなく、飲むことでラドン温泉の効能を得られる場所
  • 消化器への作用が期待できる

なお左の湯と右の湯は、時間帯による男女入れ替え制です。ゆっくり宿泊して楽しむなら、時間帯を変えて各大浴場に加え、貸し切り大浴場まで楽しんでください。

豊富な昼食セットプランもおすすめ

依山楼岩崎では宿泊以外に、食事と温泉入浴を一緒に楽しめる日帰り利用プランの提供も行っています。詳しい内容・価格は利用プランにより変わってきますが、いずれも昼食とのセットプラン。メニューの選択肢は和会席、ミニ会席、蟹会席、法事・慶祝など豊富な種類が揃っているので、好みに合うものがきっとみつかります。

周辺の紅葉や、冬至のゆず湯など季節風呂の情報は依山楼の公式インスタグラムアカウントで随時発信されていますので、こちらのチェックのうえ予約手配してください。

▼ 依山楼岩崎

三朝温泉 いわゆ:プライベートな隠れ宿で家族とゆっくり!天然オンドル室で体ぽかぽか

2軒目に紹介するのは、割烹料理館と自称する「いわゆ」。その名の通り料理に力を入れている温泉旅館であり、日本史上はじめて正確な国土地図を作成した伊能忠敬も訪れたと言う、歴史ある宿です。

河原風呂や足湯に近い三朝温泉街の中心地にありながら、客室は本館の和室が8室と、離れが1棟の計9室のみで、離れ「竹ノ宿」を利用できるのは、1日1組限定です。14畳と6畳の広々とした部屋に加え庭園露天風呂もついた完全なプライベート空間で、人目を気にせずゆったりくつろぐことができます。
2人だけの時間を満喫したいカップルはもちろん、他の宿泊客への迷惑が心配な家族連れにも、うってつけの部屋だと言えるでしょう。

独自の現代湯治法として、天然オンドルを提供しているのも特徴です。いわゆの天然オンドルとは、天然温泉が走る地下2m地点に作られたオンドル室のことで、天然温泉の熱で温められた部屋の温度は夏は50度、冬は20度程度まで上昇し、体の芯まで温めるとともにラドン泉によるホルミシス効果をもたらしてくれます。

サウナと天然オンドルの違いは、湿度が40%と低いためカラッとしていること、着衣のまま入浴できること、そして天然ラドン泉を活用した施設という点にあります。温泉入浴と併用すれば、2~3泊の短い期間でも現代湯治の効果を得られるようなので、ぜひ利用しましょう。

なお、いわゆでいただける季節のお料理や宿の風景は公式インスタグラムアカウントで発信されているので、覗いてみてくださいね。

▼ 三朝温泉 いわゆ

皆生温泉|海と山の恵みを堪能できる登山や海水浴旅行におすすめ

皆生温泉は、日本海に面し、弓ヶ浜半島の東端に位置しています。漁師たちの間で「沖合で潜ると温かいお湯がある」とささやかれていた皆生では、1900年に自噴泉が発見されたことを機に、30件以上の宿が立ち並ぶ温泉街が出来上がりました。

山間の三朝温泉に対し、こちらは山陰を代表する海辺の温泉地で、白砂青松の美しい海岸線と、中国地方の最高峰・大山(だいせん)を空眺められるのが自慢です。また、鳥取・島根の山陰観光をするのに便利な立地で、皆生自体にも日本の渚100選に選ばれた美しい海岸での海水浴や、国内トライアスロン発祥の地としての歴史を持つ場所であり、観光地としても楽しめます。

泉質・効能

皆生温泉では、以下の泉質・効能が期待できます。

泉質
ナトリウム、カルシウム-塩化物泉
効能
神経痛、、皮膚病、貧血など

大山登山、ハイキングも楽しめる

日程に余裕があるなら、皆生から少し足を延ばし、遠くに望む中国地方最高峰・大山で登山やハイキングを楽しむのもおすすめです。

大山の基本情報
  • 標高1,709m、西側から見ると富士山に似ていることから「伯耆(ほうき)富士」とも呼ばれる
  • 霊峰、霊山として崇められていたため、山中には多くの寺社や仏像が点在している
  • 頂上からは皆生温泉のある、弓ヶ浜の美しさを一望できる
  • 春から秋にかけては登山を、冬にはスキーを楽しめる

登山コースは数種類ありますが、メインコースであり、国の天然記念物である大山キャラボクや西日本最大級のブナ林が見られる「夏山登山コース」が初心者にはおすすめです。何度か登山経験があり、体力に自信がある人には夏山登山道に比べ難所が多いものの、7~8月にかけてお花畑を見られる「ユートピアコース」が楽しめるでしょう。

▼ 皆生温泉

皆生温泉 皆生つるや:ミネラル豊富な塩の湯と海鮮など鳥取グルメに大満足

ここからは三朝温泉と同様、皆生温泉からも魅力的な温泉宿を2つ紹介していきます。
1軒目に紹介するのは、皆生温泉に三代続く「皆生つるや」です。海水浴場はもちろん、体験牧場や美術館、ゴルフ場など各種観光地へのアクセスが良い場所にありながら、敷地内には四季折々の木々を楽しめる「つくよみの庭」を備えています。

つるや最大の自慢は、9階バンケットホールからの大山と日本海を一望する絶景で、天候に恵まれれば朝焼けのなか日本海上に浮かび上がるような、美しい大山を見ることができます。

お風呂の種類・概要

皆生温泉への入浴を楽しめる施設としては露天風呂、そして露天とひと続きになった内湯大浴場を男女それぞれに1つずつ備えています。

露天風呂
  • そよ風にあたり、浴槽に使われた木の香りを感じながら温泉に入浴できる露天
  • 非日常的な解放感があり、時折外気で体を冷やしながら、長湯したくなってしまうお風呂
大浴場
  • 複数の壁をガラス張りにした、解放感のある内湯
  • 自然光がたっぷりと降り注ぐなか、並々と温泉が注がれた浴槽に浸かり、贅沢な温泉入浴ができる

産地直送の自慢のグルメがたっぷり楽しめる

食事では、大山の麓で採れる野菜や境港直送の新鮮な海鮮、甘く香ばしい風味と柔らかい口当たりが特徴の鳥取和牛など、地元産の食材を使ったこだわりの料理をいただけます。
朝食では、魚介の旨味たっぷりお味噌汁と鳥取県産の美味しいコシヒカリが食べ放題でいただけます。一品料理も充実していますので、観光スケジュールにあわせたグルメが楽しめるように、旅館のスタッフさんに相談してみてください。

▼ 皆生つるや

皆生温泉 皆生游月:大露天風呂も客室も!日本海のオーシャンビューでリフレッシュ

伝統的な和の様式より、和モダンな雰囲気が好みなら「皆生游月(かいけゆうげつ)」がおすすめです。老舗旅館「松月」の姉妹館として2019年にオープンした皆生游月の特徴は、従来型の旅館では定番であった宴会場や会議室を廃止していています。
和の情緒あふれる玄関を抜けると、フローリングの床の上にカジュアルなデザインのソファが並び、フリードリンクを楽しめるロビーラウンジがあります。
女性向けに、色浴衣を選べるサービスも実施していますので、伝統的な日本旅館の雰囲気とカジュアルさ、いまどきの温泉宿らしい、2つの要素を兼ね備えた居心地の良い空間を楽しめますよ。

入浴施設の概要

入浴施設としては、男女それぞれに内湯大浴場を完備。これに加えて、新しい要素を取り入れた大露天風呂として「満天の湯 インフィニティ天空露天風呂」も備えています。

満天の湯 インフィニティ天空露天風呂
  • 入浴中に、空と海との一体感を感じられる露天風呂
  • 海側の浴槽の縁を低くすることで海とお風呂がつながっているような感覚を、屋根をなくすことで解放感を作り出し、非日常的な空間での入浴体験を可能にした
  • 肩まで浸かれる浴槽の他に、寝ころんで海を眺められる寝湯も併設されている

「インフィニティ天空露天風呂」は、リゾート地などのプールで多用される手法をお風呂に転用したものです。絶景だけでなく、独特な浮遊感や自然との一体感を感じられるお風呂は、温泉地の多い日本でも多くありません。

すべての客室はもちろんレストランに至るまで、海に面しているのも皆生游月の大きな特徴です。また客室にはすべて、専用の露天風呂も付いています。日本海を眺めながら、ゆったりと入浴と食事を楽しむ ― 皆生温泉でとにかくのんびり、贅沢に時間を過ごしたい人には、おすすめの旅館といえるでしょう。

▼ 皆生游月

おわりに:三朝温泉と皆生温泉、どちらも山と海に恵まれた鳥取の魅力がいっぱい!

岡山県に接した山間の三朝温泉と、日本海に面し大山を望む皆生温泉。景色、歴史、温泉の泉質、周辺観光地のどれをとっても、両者とも異なる個性を持つ魅力的な温泉地です。心身を癒し、のんびりと湯治をするなら三朝温泉へ。海沿いでゆったりと過ごし、景色や観光を楽しみたいなら、皆生温泉を訪れるのがおすすめです。本記事を参考に比較検討して、鳥取県内への温泉旅行を楽しいものにしてくださいね。

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