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中国地方・山陰エリアで自然観光!おすすめの森林浴スポットは?

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山陰エリアの観光名所といえば、鳥取砂丘、稲佐の浜といった自然の絶景。実はさらに、雄大な自然が溢れる森林浴スポットも充実しています。「緑溢れる空間の中、癒されたい」という方におすすめの場所をご紹介していきます。

智頭町の森林/鳥取県・智頭町


鳥取県の東南に位置する智頭町は、総面積の9割以上が山林を占める森の町。1,000m級の山々に囲まれ、その山峡を縫うように川が流れる源流の町でもあります。

智頭町は森林を大切な資源として保持しており、森林浴による心身の健康維持・増進効果が実証されたことから、県内初の「森林セラピー®︎基地」に認定されました。杉をはじめとした見渡す限りの緑が一面に広がり、春にはソメイヨシノやシャクナゲ、夏には清涼な緑と渓流、秋は紅葉、そして冬には雪化粧と四季折々の美しさに触れることができます。

智頭町の森林セラピー®︎ロードは4種類。
かつてのトロッコ道を歩きながら、広葉樹と針葉樹が織りなす混合林の中、三滝や巨木の広場などのセラピースポットを巡る「中国自然歩道コース」、三滝ダムと湖面に映る新緑や紅葉を楽しむ「三滝ダムコース」、ダム湖に注ぐ源流域を歩きながら、巨石と清流が織りなす渓谷美を眺める「源流コース」、樹齢60余年の杉やヒノキの森林の中、智頭町を一望する「こもれびの森コース」があります。

それぞれ趣の異なる絶景が楽しめるコースなので、体力や目的に合わせて散策していきましょう。有料で、ガイド付きの森林散策や森林セラピーメニューを受けることも可能です。

住所
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭
アクセス
JR・智頭急行「智頭駅」から、セラピーロードへの送迎あり(事前の電話連絡が必須)
電話番号
0858-76-1111(智頭町森林セラピー推進協議会)

料金無料

重要文化財「石谷家住宅」で庭園を見ながら軽食を

智頭町を訪れたなら、国の重要文化財に指定されている近代和風建築「石谷家住宅」にも立ち寄りたいところ。

石谷家は、元禄年間の初期に鳥取城下から智頭に移り住み、この地で繁栄してきた旧家で、3000坪という広大な敷地に40以上の部屋、7棟の蔵、美しい日本庭園を持つ邸宅です。大正〜昭和時代に元の家屋の良さを活かしつつ新しい屋敷形式へ姿を変え、長い歴史の重なりを感じることができます。

赤松の巨木を使った吹き抜けの土間、一部屋ごとにモチーフの異なる欄間、各部屋から望める日本庭園−1つの家屋を回るだけで息を飲む美しさに出会えることでしょう。

「石谷家住宅」では、手入れの行き届いた日本庭園を眺めながら、「旬菜カレー」や定食といった軽食を味わうことができます(2日前までに要予約)。またコーヒーや抹茶などの喫茶利用も可能。森林散策を終えた後も、緑に囲まれた優雅なひとときを送りたい方にぴったりの観光スポットです。

住所
鳥取県八頭郡智頭町智頭396
アクセス
R・智頭急行「智頭駅」から徒歩10分
電話番号
0858-75-3500(因幡街道ふるさと振興財団)
営業時間
10:00~17:00(喫茶・軽食コーナーは16:00終了、最終入館16:30)
定休日
水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(ただし、4〜11月は無休)
料金
大人500円、高校生400円、小・中学生300円(幼児・80歳以上の高齢者は無料)

石見銀山/島根県・大田市

2007年7月、鉱山遺跡としてアジアで初めて世界遺産に登録された銀鉱山遺跡「石見銀山」。豊かな自然の中にあり、緑あふれる山々、澄んだ空気、川のせせらぎ、鳥のさえずりを感じながら文化的景観を巡ることができます。

石見銀山の中での名所といえば、「龍源寺間歩」。江戸時代の中期、代官所直営の銀の採掘坑道(間歩)として創業され、坑道の壁面には当時のノミや金槌の跡がそのまま残っています。

また「羅漢寺五百羅漢」も見どころの一つ。鉱山で働き、亡くなった人や祖先の霊を供養するために作られた場所で、501体の羅漢(仏教の究極の悟りに達し、人々から尊敬と供養を受けるにふさわしい境地に至った者)が安置されています。鉱山の衰退によって心が荒みがちになっていた人々の心に安らぎを与えた場所として知られ、「拝観すると亡くなった父母や近親者に会える」と当時から言い伝えられています。

ほかに、「熊谷家住宅」も立ち寄りたい施設の一つ。鉱山業や酒造業、御用商人などを務めた熊谷家の商家で、部屋数30、5棟の蔵が立ち並び、石見銀山が栄えた当時の富裕な商家の暮らしぶりが伝わり、国の重要文化財に指定されています。

住所
島根県大田市大森町
アクセス
JR「大田市駅」から石見交通バス(大森・大家線/大森・大家方面)で約30分、「大森代官所跡」「大森」「世界遺産センター」で下車
電話番号
0854-89-0183
営業時間
8:30~17:30、展示室観覧時間は9:00~17:00(最終受付16:30、※3月~11月は30分延長)
定休日
毎月最終火曜日、年末年始
料金
【展示室観覧料】大人310円、小人150円、外国人200円、【龍源寺間歩】大人410円、小人200円、【羅漢寺五百羅漢】大人500円、小人300円、【龍源寺間歩】大人410円、小人200円、【熊谷家住宅】大人500円、小人100円

石見銀山周辺のレトロな街並みでタイムスリップ

石見銀山を中心とする大森町の街並みは、地区全体に江戸時代の武家屋敷や代官所跡、熊谷家住宅などの歴史的建造物・文化財が当時の面影を残すエリア。

レトロな赤ポストや自転車、たばこ売り場、アンティークな雰囲気のシルバーアクセサリーのお店など、あちこちにレトロなモチーフがいっぱい。ぶらぶらと散歩やレンタサイクルをしながら、古民家の雰囲気に包まれたランチ&カフェタイム、お土産選びも楽しめます。旧家の家づくりの工夫や街の見どころをたったワンコイン(500円)で案内してくれる、石見銀山ガイドと街歩きするのもおすすめです。

(詳細は、「しまね観光ナビ」からご覧ください)

飯南町 ふるさとの森/島根県・飯石郡

広島県三次市と接し、美しい里山と豊かな森に抱かれる中国山地の町・飯南町。小川のせせらぎが聞こえ、スギ・ヒノキを始めとした針葉樹林やコナラ・シイなどの広葉樹林、クロモジ・チャボガヤなど香りの強い植物などバラエティに富んだ森が広がる町で、散策によるリラックス効果があることが実証され、「森林セラピー®︎基地」に認定されました。

飯南町のセラピーロードは4種類。清流・小田川の水音を聴きながら森林を散策する「小田川コース」、針葉樹と広葉樹が織りなす天然の混交林の中を歩く「才谷コース」、しいたけの原木「ほだ木」が整然と並ぶ道を行く「きのこ園コース」、小川のせせらぎと木漏れ日、森の息吹に包まれて自然との一体感を感じられる「山野草コース」など、魅力溢れる森林浴ロードが満載です。

住所
島根県飯石郡飯南町小田842-2
アクセス
(松江方面からお越しの場合)車で「松江玉造IC」から山陰道・松江道方面へ向かい、「吉田掛合IC」をR54経由で飯南町へ
電話番号
0854-76-9050(飯南町観光協会)
料金
無料

散策後は温泉「加田の湯」で旅の疲れを癒して

その昔、地域で活躍した武将が浸かり傷を癒したと伝えられる「加田の湯」は、全国的に珍しい泉質と、お湯の効果の高さから人気を博す名湯。岩風呂と檜風呂の2種類があり、いずれも源泉掛け流しのお湯を堪能できます。

濃厚な温泉成分の証である「湯ノ花」ができることもあり、特に午前中の入浴が人気ですが、森林散策後に立ち寄るのもおすすめ。体の芯からポカポカになり、疲労回復効果が実感できることでしょう。

住所
島根県飯石郡飯南町下来島707-2
アクセス
町営バス・飯南町方面「来島」から車で約5分
電話番号
0854-76-3357
営業時間
10:00~20:00(最終受付19:30)
定休日
第2・第4火曜日
入浴料
大人500円、小・中学生250円

おわりに:絶景スポットが溢れる山陰エリア。自然に癒される旅を

山陰エリアで森林・自然に触れられる、リフレッシュ旅にぴったりのスポットをご紹介しました。石見銀山は特に人気の観光地ですが、そのほかにも島根県飯南町の森や鳥取県智頭町の森など、隠れた癒しスポットもいっぱい◎。日々の喧騒に疲れた方は、ぜひ山陰ならではの絶景を眺めに行ってみてはいかがでしょうか。

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