別府・明礬温泉は入浴剤の聖地や泥湯、元祖地獄蒸しプリンなど温泉好き必見の名湯揃い

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温泉好きなら、日本産明泉と呼ばれる有馬温泉と草津温泉、下呂温泉に次いで行ってみたいのが、大分県の別府温泉ではないでしょうか。
今回は8つある別府温泉のうち明礬(みょうばん)温泉に焦点を当て、おすすめの温泉入浴施設4つと各地で楽しんでほしい名物を紹介します。

別府の八湯のひとつ「明礬温泉」は昔ながらの温泉情緒が魅力

別府温泉で最も標高の高い場所、伽羅(きゃら)岳のふもとにある明礬温泉は、江戸時代にはその名の通りミョウバンの生産地として栄えていたそうです。しかし明治以降は、湯治場へ転換。白濁したお湯と硫黄の香り漂う湯気、古き良き民宿のような木造の旅館が多く建ち並ぶ温泉地へと変わっていきました。

1989年には、大分自動車道に世界一のコンクリート造りのアーチ橋が誕生。現在は、昔ながらの製法でミョウバンが作られている茅葺きの小屋「湯の花小屋」が立ち並ぶ湯気のなか、巨大なアーチ橋を望む独特の景観も楽しめる温泉観光地となっています。

なお、明礬温泉は別府にある代表的な8つの温泉地のうちのひとつ。別府でも一番の高台で温泉入浴を楽しめる場所として知られています。

別府の代表的な温泉地
浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、鉄輪温泉、観海寺温泉、堀田温泉、柴石温泉、明礬温泉

明礬温泉 湯の里:茅葺のかわいい小屋が目印!「薬用 湯の花」の聖地の湯

ここからは、明礬温泉へ行くならぜひ立ち寄ってほしい温泉入浴施設を紹介します。まず紹介するのは、別府一の高台にある露天風呂に浸かれる「明礬温泉 湯の里」です。

湯の里は、湯の花小屋が連なる場所にある入浴施設。現在もミョウバンを生産し、無料で見学できる湯の花小屋に並び、湯の花小屋を模した貸し切り風呂を有しています。また貸し切り風呂以外にも、名物である「大露天風呂」と内湯を完備。大露天風呂からは、乳白色のぬるめのお湯に浸かりながら鶴見岳や高崎山、明礬大橋を眺めゆったり温泉入浴を楽しめます。

解放感よりも、人目を気にせず温泉を独占したいという人には、こぢんまりとした内湯か貸し切り温泉を利用するのがおすすめですよ。なお、湯の里で楽しめる温泉の泉質・効能は以下の通りです。

泉質・効能

泉質
硫黄泉
効能
筋肉や関節の慢性的なこわばり、痛み、運動麻痺、冷え、末梢循環障害、胃腸機能低下、軽度の高血圧・高コレステロール血症、軽度の呼吸器障害、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状、病後回復期、疲労回復、健康増進

ちなみに、明礬温泉は江戸時代から作られてきた伝統的な入浴剤「薬用 湯の花」が生まれた場所であり、現在も変わらぬ方法で製造が続けられている場所でもあります。

湯の花とは
江戸時代、明礬温泉で製造が始まった入浴剤。地下から噴き上がる温泉蒸気をろ過し、結晶化させたもので、お湯に溶かすと即席の明礬温泉を楽しめるもの

薬用効果が高く、高い保温効果、肌への洗浄効果を得られるという薬用湯の花入浴剤は、湯の里で購入可能です。旅の思い出に、自宅でも簡単に明礬温泉を再現できる薬用湯の花入浴剤をぜひ持ち帰りましょう。

▼ 明礬温泉 湯の里

別府温泉保養ランド:紺屋鉱泥湯や混浴などユニークな温泉が新鮮

続いて紹介するのは、日本でもめずらしい泥湯に入れる「別府温泉保養ランド」です。別府温泉保養ランドには、温泉の熱と粘土層、ミネラル水が混ざり泥となった鉱泥(こうでい)という温かい泥が、温泉のように湧き出しています。

鉱泥の特徴

  • 非常に細かな粒子の泥が、長い時間をかけ湧き上がってきたもの
  • 一般的な温泉よりも比重が重いため、入ると無重力に近いような、独特の浮遊感がある
  • 浮遊感に身を任せ入浴すれば、関節の痛みや炎症、体のコリ、リウマチを改善する
  • 濃度の高い硫黄成分を含み、しかも浸透が速いため、湯あたりを起こしやすい
  • このため小学生以下の入浴は禁止、大人も15分以上の長湯は推奨されない

なお別府温泉保養ランドは、鉱泥以外にも酸化したお湯が白濁して見えるコロイド湯の温泉もあり、泥湯と露天風呂の両方が併設されたエリアもあります。

露天風呂もありますが、露天は混浴での利用です。入浴する箇所に仕切りはありますが、浴槽に着くまでには目隠しのない箇所もあるので、注意しましょう。
また、高いところから温泉を流し落とし打たせ湯のように楽しむ滝湯もおすすめです。ただし、滝湯も露天風呂もと同じく混浴スペースにありますので、大きめのタオルを持参していくと良いですよ。

以下に、別府温泉保養ランドの営業時間、日帰り入浴の料金をまとめておきますので、参考にしてくださいね。

別府温泉保養ランド、日帰り利用の概要
入浴料金 大人1,100円、小学生600円、5歳児以下350円
9時~20時まで営業

▼ 別府温泉保養ランド

えびすの湯:硫黄泉露天風呂を家族でゆったり♪日帰りも宿泊も満足


続いて紹介するのは、2つの性質の温泉を楽しめる「えびすの湯」。明治7年、えびす様からの夢のお告げを受けて創業したと伝わる入浴施設兼温泉旅館で、湯屋棟の1階では露天風呂に、2階では内湯に入浴できます。

お風呂の種類・概要

1階露天風呂
洗い場併設の内湯岩風呂、足つぼの川、露天風呂の香りの湯らり、風邪と歩く露天風呂、満月の湯、山小屋の蒸湯(サウナ)などがある
2階大浴場
五つの滝と岩の風呂・洗い場・水風呂・癒しの洞窟を併設する大浴場、石の小道と露天風呂などがある

どちらの大浴場にも洗い場が併設されており、奇数日は1階が女湯で2階が男湯、偶数日はその逆となる男女入れ替え制です。2つの大浴場にはそれぞれ複数の浴槽があり、異なる泉質や趣の温泉入浴を楽しめます。

泉質・特徴

えびすの湯で楽しめる単純泉、硫黄泉の泉質と特徴については、以下を確認してください。

単純泉
無色透明なお湯色、保湿成分を含んでいるため美肌効果が期待できる
硫黄泉に入った後、単純泉に入るとさらに高い美肌効果を得られる
硫黄泉
独特なにおいと、白濁したお湯色が特徴
肌の角質や汚れを落とす、ピーリング効果が期待できる

なお日帰り入浴では物足りない、何度もえびすの湯での温泉入浴を楽しみたいという人には、宿泊してチェックインからチェックアウトまで温泉を堪能するのがおすすめ。宿泊すれば、朝7時から温泉に入ることができますし、食事ではせいろに入れた食材を硫黄泉の蒸気で蒸し上げる「地獄窯」や、郷土料理のだんご汁などもいただけますよ。

▼ えびすの湯

岡本屋:ミルキーブルーの名湯と元祖地獄蒸しプリンが女性に人気

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最後に紹介するのは、青磁にも例えられる青みがかった美しいお湯に浸かり、幻想的な入浴体験ができる宿「岡本屋」です。硫黄成分、メタケイ酸を多く含む強い酸性の自家源泉を有する岡本屋の温泉は、青みがかった乳白色のお湯の100%かけ流し。硫黄泉であり、古い角質を剥がし潤いを与える酸性の湯で、以下の泉質・効能を有します。

泉質・効能

泉質
硫黄泉、酸性・含硫黄-単純温泉
効能
筋肉や関節の慢性的な痛みとこわばり、冷え、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽度の高血圧症・高コレステロール血症・糖尿病、軽度の呼吸器障害、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状、病後回復期、疲労回復、健康増進、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、皮膚化膿症など

ミルキーブルーと表現されるお湯の色は、夜になってライトアップされるとさらに魅力を増し、特に女性の湯治客・観光客に喜ばれています。入浴施設は木々が植えられた庭園にある広々とした露天風呂と、タイルと岩のお風呂がある男湯、檜風呂と岩風呂のある女湯の計3か所。いずれの浴場でも自慢の美しいお湯を楽しめますから、時間帯を変えて複数回入浴しましょう。

地獄蒸しプリンは忘れてはいけない名スイーツ

岡本屋を訪れたらぜひ食べてほしいのが名物の「地獄蒸しプリン」です。現在ではすっかり別府温泉名物となった、温泉蒸気を利用して蒸し上げる地獄蒸しプリンは、実は岡本屋発祥のお菓子。昭和63年から変わらぬ味で、とろけるような舌ざわりとビターなカラメルが作り出す味わいは、甘さ控えめのシンプルなお味です。

甘いものが苦手な人でもおいしくいただけるプリンは、岡本屋のオンラインショップでも販売されています。価格は、6個入りで税込み1,944円から。最小2個でも購入できるので、現地で食べて気に入ったなら、通販でお取り寄せ購入するのも良いでしょう。

▼ 岡本屋

おわりに:入浴剤や地獄蒸しプリンなど、別府温泉名物が生まれた明礬温泉へ行ってみよう!

8つあるとされる別府温泉のうちのひとつが、明礬温泉です。日本で初めて入浴剤「薬用 湯の花」が生まれた聖地であり、現在も伝統的な製法でミョウバンや入浴剤が作られているため、湯の花小屋や木造の宿といった古き良き温泉地の風情をのこす別府最高所の温泉地。本記事をきっかけに明礬温泉に興味を持ったなら、ミルキーブルーに見える硫黄泉や無色透明の単純泉、泥湯までさまざまなタイプの温泉入浴をしに行ってみましょう。

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