岐阜・金華山は標高329m!気軽に登れるファミリー向け登山スポット

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登山に興味があるけど体力に不安があるという人は、コース次第でハイキングのように気軽に登れる低山から挑戦するのがおすすめです。

今回は岐阜県岐阜市の低山、金華山(きんかざん)登山の魅力を山の歴史と概要、10の登山コースの概要と特徴解説を踏まえ、紹介していきます。

かつての稲葉山「金華山」は自然豊かで歴史のある山


かつては稲葉山と呼ばれ、岐阜城のある山として度々歴史に登場していた金華山は、標高326mの低山です。岐阜県岐阜市の中心部にありながら現在でも豊かな自然環境がのこっており、国有林・鳥獣保護区の指定を受けています。

最寄り駅であるJR・岐阜駅、または名鉄・岐阜駅から金華山登山口までは、N系統及び市内ループ左回りのバスでおよそ15分。金華山登山口に向かうバスは、およそ5分間隔で運行をしています。

市街地からのアクセスが良好であり、手軽なハイキングスポットでもあることも、金華山が県内外から人気を集めているの理由といえるでしょう。なお、マイカーで金華山を訪れる人には岐阜公園駐車場の利用が許可されていますが、駐車できる台数には限りがあります。
駅からアクセスが良いので、公共交通機関での訪問をおすすめします。

関連記事:3千メートル級の乗鞍岳登山の難易度は?バス利用で簡単に山頂に行けるって本当?

ロープウェーでさらに楽ちん!岐阜城や夜景などが楽しめる金華山山頂へ


金華山麓にある岐阜公園から山頂までは、ロープウェーが運行しています。麓から山頂までをおよそ4分で結ぶ金華山ロープウェーは、山頂にある以下の施設を利用したい観光客、軽登山を楽しむ多くの人に利用されています。

金華山山頂の施設

岐阜城跡

  • かつて稲葉城と呼ばれていた山城
  • かつて織田信長により攻め落とされたが、現在は1956年に復興された城が建ち、国の史跡に指定されている
  • 1~3階は歴史資料館、4階は展望台となっており観光客・登山客の入場可能
  • 天候に恵まれれば長良川や岐阜市街、名古屋市街、乗鞍岳、御岳山から中央アルプスの山並みまで、広範囲を一望できる絶景を見られることも

展望台

  • 金華山登山客、そして金華山の西麓から南麓にかけ全長6㎞のドライブウェイ利用客に人気の展望台
  • 北から西方面にかけては長良川、鷺山、能郷白山から伊勢湾まで、南側には名古屋市、東側には恵那山、中央アルプス、乗鞍岳まで見渡す絶景を見られる
  • 美しい夜景を楽しめることでも有名で、ドライブウェイが使える夜9時まではドライブ客が多く訪れる
  • なお夜景を見られるよう、ロープウェーも夏季のみ夜間運行をしている

展望レストラン、サンセットビアガーデン

  • 山頂にあり、金華山からの眺望を楽しみながら飲食を楽しめる施設
  • ビアガーデンは、夏季のロープウェー夜間運行期間に合わせて催されるため、夏のみの営業

リス村

  • 入場料200円で、金華山山頂に暮らすリスとの触れ合いを楽しめる施設
  • 営業は9時30分~16時30分まで、年中無休

お土産屋さん

  • 金華山や岐阜城、岐阜県にゆかりのあるお土産を販売する店舗
  • 金華山登頂の記念に、山頂散策のついでに立ち寄ってみよう

▼ 金華山ロープウェー

金華山登山コースは10種類!所要時間や特徴は?

金華山には、計7つの登山コースが設定されています。まずはそれぞれの移動距離、所要時間、特徴をざっと理解していきましょう。

めい想の小径

  • 移動距離2.3㎞、およそ1時間で踏破できる登山コース
  • ロープウェー乗り口の北側から、緩やかに金華山の斜面を登っていく。道中、大きなスギやヒノキを観察できる

馬ノ背登山道

  • 移動距離1.1㎞、およそ40分で踏破できる登山コース
  • 旧伊奈波神社跡地から、金華山北西側の尾根を直登していく
  • 傾斜が大きく、岩盤と木の根があらわになったコースを進むため、非常に険しい

百曲がり登山道

  • 移動距離1.1㎞、およそ40分で踏破できる登山コース
  • 禅林寺から金華山の西側尾根を登り、山頂をめざす
  • 傾斜が急で少々険しい道だが、アラカシやヒノキなどを見られる

七曲り登山道

  • 移動距離1.9㎞、およそ1時間で踏破できる登山コース
  • 岐阜森林管理所から南西の尾根を通り、金華山山頂をめざす
  • かつては主要な登山道だったようで、砦の跡がたくさん見られる

東坂ハイキングコース

  • 移動距離1.1㎞、およそ30分で踏破できる軽登山コース
  • 岩戸公園から南東の尾根を登り、金華山山頂をめざす
  • 金華山の植生、岩場から南東方面への眺望をゆっくり楽しめる

唐鎌(からかま)ハイキングコース

  • 移動距離1㎞、およそ40分で踏破できる軽登山コース
  • 七曲り登山道と東坂ハイキングコースを接続するルートで、山頂はめざさず、金華山南側斜面を横断していく
  • 全域平坦な道のりが続くため、体力的負担は低め。風の通り道なので強風には要注意

達目(だちぼく)ハイキングコース

  • 岐阜県の特別保護区である達目洞から、岩戸公園に向け歩いて行く軽登山コース
  • ヒメコウホネなど、道中では貴重な植物を見ることができる

大釜登山道

  • 達目ハイキングコースから、鼻高(はなたか)ハイキングコースの接続する登山コース
  • かつて生活林として利用されていた場所を通り、その形跡を見ることができる

大参道ハイキングコース

  • 達目ハイキングコースから北西方向に進み、鼻高ハイキングコースに接続する軽登山コース
  • 竹林など、かつて達目洞集落の里山として金華山が使われていた形跡を見られる

鼻高ハイキングコース

  • 大参道、または大釜登山道から入って西側の斜面を尾根伝いに登る軽登山コース
  • 全体的に緩やかな道のりで、かつての砦跡とされる石積みを見ることができる

▼ 金華山登山 | ええとこたんと岐阜市

金華山「七曲り登山坂」は子ども連れ家族にもおすすめ


前項で紹介した10の金華山登山コースのうち、最も歩きやすく、登山初心者や家族連れにおすすめなのは「七曲り登山道」です。
七曲り登山道の概要や見どころ、特徴を以下に改めて見ていきましょう。

金華山:七曲り登山道の概要や見どころ

移動距離と所要時間
1.9㎞、およそ1時間
おおまかな順路
  1. 岐阜森林管理事務所を抜け、七曲り登山道へ入る
  2. 戦国時代の道
  3. ツブラジイの森
  4. 泥岩層
  5. ヒノキ林
  6. アベマキの森
  7. 城へ一丁の道標
  8. 金華山山頂
見どころ、特徴
  • 他の登山道と比べて道幅が広く、よく整備されていて歩きやすい
  • 戦国時代から変わらぬ登山道、岐阜城までの距離を示す道標など、金華山の歴史を感じられるポイントがある
  • 岐阜市の木であるツブラジイ、およそ2億5,000年前の地層が露出した箇所など、金華山の自然的魅力を体感できる

登山道の幅が広いため、他の登山客との接触や転倒のリスクが少ない登山道と言えます。
また登山だけでなく、自然や歴史が好きな子どもが楽しめるポイントも随所にあるので、家族みんなで楽しめるでしょう。

金華山「めい想の小径」コースはやや体力が必要


10の登山コースのうち、七曲り登山道の次に初心者におすすめしたいのが「めい想の小径コース」です。

金華山:めい想の小径コースの概要や見どころ

移動距離と所要時間
2.3㎞、およそ1時間
おおまかな順路
  1. 長良橋の廃材を使って建てた三重塔
  2. 旧伊奈波神社跡地
  3. ツブラジイの森
  4. 金華山一の大杉
  5. 旧河川跡を望むビューポイント
  6. アベマキの森
  7. ヒトツバの群生地
  8. 金華山山頂
見どころ、特徴
  • 橋の廃材を使った三重塔、旧河川を望むビューポイントなどこの地域の人々の暮らし、歴史を感じられるポイントがある
  • ツブラジイの他、幹の太さが直径130㎝、樹齢100年以上にもなる巨大な杉を見られる
  • 長良川から分かれ、かつて下流として存在した古川・古々川・井川の跡地が見えるビューポイントから岐阜市街の眺望を楽しめる
  • 夏には、松尾芭蕉が俳句に読んだと伝わるヒトツバの青々とした様子を見られる
  • 七曲り登山道に比べ、急な傾斜や岩があるので注意が必要

急傾斜や岩がある分、七曲り登山道よりもめい想の小径の方が、体力と登山技術が必要です。
既に何度か登山に経験していて、傾斜のある道や岩の道を歩くことに慣れている人なら、めい想の小径を選んでも良いでしょう。

関連記事:家族で登山に行こう!子どもの服装や持ち物のおすすめは?

おわりに:リフトをうまく使い、コースを選んで金華山登山に挑戦しよう

標高326m、岐阜市街地からも近い金華山は、軽登山やハイキングに挑戦しやすい低山として知られています。また山頂にはかつて稲葉城と呼ばれた岐阜城跡、展望台やリス村、レストランまでさまざまな施設があるため、登山客だけでなく観光客や夜景目当てのカップルにも人気のスポットです。合計10の登山コースがあり、リフトも整備されているためレベルに合った登山ルートを設定しやすいのも大きな魅力。家族で気軽に挑戦できますよ。

▼ 「金華山」ってこんな山 | ぎふネイチャーネット

▼ 金華山 | 岐阜市漫遊 岐阜観光コンベンション協会

▼ 岐阜城 | 岐阜市役所

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