大阪・金剛山は毎日登る人がいるほど人気?樹氷を見る冬登山の服装やおすすめ時期は?

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大阪府・奈良県の府県境にある金剛山(こんごうさん)は、古くは信仰の対象として、現在は登山スポットとして親しまれる人気の山です。

今回は金剛山の人気の秘密を、おすすめの登山コースの概要や何度も上りたくなる理由、冬登山の楽しみ方などと一緒に紹介します。

毎日登山で人気の金剛山ってどんな山?

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大阪府河内郡千早赤阪村、奈良県御所市にまたがる金剛山は、葛城山(かつらぎさん)や二上山(にじょうさん)などが連なる金剛山地の主峰です。
金剛生駒紀泉国定公園内の一部であり、全国でも富士山に並ぶほど多くの登山客が訪れることで有名です。

関西でも都会のイメージが強い府県にありながら、難易度に応じた複数の登山コースや、金剛山ロープウェイを使った登山で自然を楽しめるスポットとして愛されています。
最高地点の標高は1,125mですが、葛木神社の神域となっているため立ち入り禁止。
このため、登山客や観光客には大阪府に位置する標高1,056m地点が、実質の頂上として扱われているのも特徴です。

徒歩で麓から山頂をめざせば季節に応じた山野草や野鳥が、また頂上の広場では、売店での買い物や食事、自炊を楽しむことができます。
ロープウェイを使えば、頂上付近の駅から頂上までの区間を歩くだけで登頂できるので、体力に自信のない人や登山初心者でも気軽に登山と観光を楽しめますよ。

また金剛山は、同じ山に何度も上って楽しむ「回数登山」が盛んな山でもあります。
大阪府より健康増進のための登山が推奨されている金剛山には、金剛山練成会への入会で利用可能になる「登山回数記録システム」が導入されています。

金剛山の登山回数記録システム
金剛山を登った回数を記録し、一定の回数ごとに褒賞をもらえるシステム
500円のスタンプカード購入により利用でき、1回・5回・10回登頂するごとに記念バッジが、50回目には山頂に名前を刻んでもらえる

このシステムを利用し、出勤前の早朝や退勤後の夕方の時間を利用し、毎日金剛山を上って回数登山を楽しむ人も少なくありません。
なかには、金剛山で10,000回以上もの回数登山を楽しんだ人もいるそうですよ。

▼ 千早赤阪村 金剛山ロープウェイ

千早本道コースはブナ林の森林浴でリフレッシュ

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ここからは難易度別に、金剛山のおすすめの登山コースを3つ紹介していきます。
まずは、体力のない子どもや年配の方、登山初心者でも気軽に挑戦できる難易度の低い「千早本道コース」の概要から。以下を確認してくださいね。

金剛山登山:千早本道コースの概要

所要時間

  • およそ3時間

総移動距離

  • 6.5㎞

特徴

  • 南海バス金剛登山口バス停からすぐの登山口より、山頂をめざす
  • 道中はずっと樹林帯で、整備された緩やかな木の階段を上っていく
  • 標高が上がるごとに、植林された杉林からブナの原生林の景色を楽しめる
  • 山頂広場からは、大阪平野を一望することができる
  • 下山するときも、上りと同じ道を通って帰る

終始緩やかな階段が続くこのコースは、登山というよりはトレッキングや森林散歩に近い感覚で楽しむことができます。
体力がない子どもやお年寄りでも、楽しく金剛山登山を楽しめるでしょう。

初心者やファミリーは金剛山コースがおすすめ


続いて、千早本道コースよりも体力を要し、難易度の高い「金剛山コース」の概要を以下に紹介していきます。

金剛山登山:金剛山コースの概要

所要時間

  • およそ2時間50分

総移動距離

  • 7.4㎞

特徴

  • この地で愛される武将、楠木正成が築いた城跡「千早城跡」など史跡を見られる
  • 転法輪寺、葛木神社など、金剛山山岳信仰にかかわる史跡を見ることができる
  • 階段状に整備された道の他、自然に近い状態の登山道も通るルートとなっている

緩やかな階段のみで構成された千早本道コースに比べると、歩きにくい道を通る分、少し難易度が高いルートとなっています。

それでも所要時間・移動距離ともに、千早本道コースと金剛山コースにはほとんど変わりません。

道中で以下のようなスポットの観光を楽しみたい人、中等度以上の体力がある人、登山あらしい山歩きを楽しみたい人は、このコースを選びましょう。

金剛山コースの見どころについて

千早城跡
標高660m地点にある、楠木正成が築いた城の跡
三方を山に囲まれた自然の要塞となっており、この場所で100日間籠城したと伝えられている
国見城跡
南北朝時代、禰寝(ねじめ)氏が築いたとされる城の跡
現在は原種に近く、薄緑色の花を咲かせる「金剛桜」の名所として知られる
転法輪寺(てんぽうりんじ)
葛木修験道の本拠地
本堂、行者堂、文殊の岩屋、ひさご池などの他、樹齢200年になるというしだれ桜がある
葛木神社
金剛山の最高地点を神域としている神社
古事記や日本書紀にも登場する神様「一言主神」を祀っている
社は、関西では珍しい大社造り

自然道「ダイヤモンドトレール」は体力試しの健脚向き


最後に、3つのうち最高難易度となる「ダイヤモンドトレール」を紹介します。
ダイヤモンドトレールは、金剛山だけでなく周辺の二上山、大和葛城山(やまとかつらぎさん)、岩湧山(いわわきさん)、槇尾山(まきおさん)を縦走する登山コースのこと。

「ダイヤモンドトレール」という名称は、英語で金剛石がダイヤモンドであることにちなみ、付けられたそうです。
二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山の順に山中を通っていきますが、およそ45㎞にも及ぶ全行程を踏破すると2泊3日はかかると言われています。

そこで、以下には金剛山のダイヤモンドトレールの一部を通過し、金剛山登山を楽しめる登山コースの概要をご紹介します。

金剛山登山:ダイヤモンドトレールの概要

所要時間

  • およそ8時間

総移動距離

  • 17.5㎞

順路

  1. 金剛バス・河内バス停
  2. 弘川寺(ひろかわでら)
  3. 大和葛城山町
  4. ダイヤモンドトレール
  5. 水越峠
  6. 金剛山山頂
  7. 伏見峠
  8. 伏見堂
  9. 奈良交通バス・かきもみの湯バス停

特徴

  1. 二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山の順に登っていく
  2. 複数の山を縦走するため、コースを通してアップダウンを繰り返しながら進む
  3. 道中で中世の歌人、西行法師とゆかりのある弘川寺を拝観できる
  4. 登山と通して大阪と奈良、京都の3府県を巡ることができる

ここまでに紹介した3つの登山コースのうち、最も距離が長く、急勾配も多い道を歩き続けなければならないのが、このコースの大きな特徴。
丸一日かけて金剛山と周辺の山々を楽しめる魅力的なコースですが、体力や脚力に自信のある人、登山経験がある人向けの難易度の高いルートとなっています。
ちょっと体力や登山技術に不安のある人は、他の2コースを楽しんでください。

冬の金剛山は樹氷が魅力!服装の選び方は?

一般的な登山シーズンは初夏から秋にかけてですが、金剛山では、冬の登山を楽しむこともできます。
大阪府内でも最も降雪量が最も多いとされる冬の金剛山では、12月末~2月中旬にかけて、水滴が木の枝に凍り付いて起こる樹氷が見られることで知られているのです。

冬の晴れた日には、白い樹氷の花と雪景色が青空に映える美しい光景が見られます。
ただし、冬の金剛山に入るには以下のような最低限の冬山装備が必要です。標高が低く、親しみやすい山だからと油断せず、冬山登山にふさわしい服装・装備で臨みましょう。

冬の金剛山登山に必要な服装・装備
半袖の上に厚手の長袖、防風性と保温性の高いウインドブレーカー
上半身の服と肌の間に、汗取り用のタオルを1枚はさんでおくと良い
下半身はジャージや綿パン、歩きやすい靴、またはスノーシューズ
体温調節しやすいよう、薄めの服を重ね着し着替えも多めに持っていく
積雪時には、アイスバーン対策のために4本爪の簡易アイゼンを持参する

関連記事:初めてのトレッキングで忘れちゃいけない持ち物や服装

おわりに:金剛山では「回数登山」がおもしろい!季節に応じた服装・装備で楽しく安全に楽しもう

大阪府と奈良県を隔てる金剛山は、特に関西地方の人々から身近な登山スポットとして親しまれています。何度も登ることでさまざまな特典、褒賞が受け取れる回数登山のシステムも浸透しているため、何十回・何百回と繰り返し登る人も少なくありません。また春から秋だけでなく、冬山登山で美しい樹氷を見られる山としても人気です。季節に応じた適切な服装・装備で、何度も金剛山に登って山の変化を楽しみましょう。

▼ 大阪観光公式サイト 金剛山

▼ なら旅ネット 奈良県観光協会公式サイト 金剛山

▼ 南海電鉄 金剛山 ダイアモンドトレール

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