本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はウェル旅編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

長崎の五島列島で緑溢れる島旅!おすすめの森林浴&絶景スポットを島ごとに紹介

おすすめTrip
この記事は約6分で読めます。

2018年、世界文化遺産の島となった長崎県の五島列島。島々を囲むコバルトブルーの東シナ海、豊かな緑、そして建造物の数々は「悲しいほど美しい」と称される屈指の観光地です。そんな五島列島ならではの風景・自然に癒されたい方に、おすすめの森林浴や絶景スポットをご紹介していきます。

「大瀬崎灯台」に続く森林遊歩道/福江島

『日本の灯台50選』の1つ、「大瀬崎(おおせざき)灯台」をご存知でしょうか。東シナ海を望む断崖の上に建てられた真っ白な灯台で、映画『悪人』のロケ地になったことで知られています。

森林浴をしたい方におすすめなのが、大瀬崎灯台の駐車場から始まる約1.2kmの遊歩道。整備された緩い坂道で、椿の木々が作り上げた緑のトンネルに覆われています。夏は木漏れ日が心地よく、2月頃には赤い花びらの絨毯で敷き詰められる美しいトレッキングロードです。

遊歩道を20分ほど歩いた先に待っているのが、白くそびえ立つ大瀬崎灯台。イギリス人技師R・プラトンによって設計され、明治12年に初点灯した歴史圧灯台です。現在のものは昭和46年に改築したもので、光達距離は約22kmにも及ぶ日本屈指の灯台になります。

白亜の灯台とコバルトブルーの海、青い空の織りなす景色は、まさに福江島でしか見られない絶景。森林散策と島ならではの風景に癒されたい方に、ぴったりの観光ルートです。

住所
長崎県五島市玉之浦町玉之浦
アクセス
福江港から展望所まで車で約60分、遊歩道近くの駐車場から徒歩往路20分(下り道)、復路30分(登り道)
電話番号
0959-87-2211 (玉之浦支所)
料金
無料(灯台内には入れません)

森林散策と椿の彩りに癒される「五島椿森林公園」/福江島

福江島にそびえる標高317mの「鬼岳」の山麓にある、森林浴に絶好のスポットが「五島椿森林公園」です。

園内に広がるのは、2.2ヘクタールの敷地に約1700本の樹木が整然と並ぶ「鬼岳樹木園」。イチョウ科、モクセイ科など200種類以上の樹木が、エリアごとに種別で分けられて植えられています。歩きやすいよう整備されており、夏は新緑、秋は紅葉のトンネルが美しい癒しの道です。

また、園内のもう一つの見所が「椿園」。世界でも十数ヶ所しかない、『国際優秀椿園』に2010年に認定された椿の名所です。6hの敷地には約275品種、3000本もの椿が植えられており、珍しい椿が自生しているエリアも。

特に福江島で発見された品種「玉之浦」は、ぜひ観ておきたい椿の一つです。紅色の花弁に白い覆輪のコントラストが美しく、これを見るためにわざわざ園内を訪れる人も多いそう。
冬の開花期(2月上旬~3月下旬)には赤、ピンク、白の花々が一面に咲き誇る絶景に出会えます。

住所
長崎県五島市上崎山町1757
アクセス
福江港から車で約15分
電話番号
0959-72-6111(五島市)
入園料
無料

海岸へ続く椿のトンネル「久賀島椿原生林」/久賀島

さきほど福江島の椿園をご紹介しましたが、五島列島はヤブツバキが多く自生している島で、その中心地とされるのが「久賀島(ひさかじま)」です。海に面した季節風が当たる地域を中心に、ヤブツバキの原生林が見られます。

久賀島には2ヶ所ヤブツバキの原生林がありますが、現在立ち入りが可能なのは「亀河原」の原生林です。約1万本の椿が織りなす緑のトンネルは癒し効果バツグンで、冬の開花期にはピンクの花々が咲き誇る美しい道に変化します。原生林を抜けた先は海岸につながっており、海を一望できる絶景が◎。海に囲まれた離島ならではの森林浴スポットです。

住所
長崎県久賀島田ノ浦町亀河原
アクセス
久賀島田ノ浦港から徒歩約30分
電話番号
0959-72-2963(五島市観光協会)
入園料
無料

緑の中に佇むレトロな教会「江上天主堂」/奈留島

五島列島の観光の目玉といえば、見事な教会群。

1549年、フランシスコ・ザビエルからキリスト教が日本に伝えられて以来、長崎はキリシタン大名・大村純忠によってキリスト教信仰の中心地に。しかし1587年、豊臣秀吉によって禁教令が出されてからキリシタンへの弾圧が始まり、教会はことごとく破壊されていきます。そのとき仏教徒を装った約3000名の隠れキリシタンが移住したのが、五島列島です。

その後約250年間、彼らは潜伏を続けてきましたが、1873年に禁教令の高札が廃止されてから、キリスト教や教会は奇跡の復活を遂げることに。この歴史を物語る教会群は、2018年に世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されました。

「奈留島(なるしま)」にある「江上天主堂(えがみてんしゅどう)」も、世界文化遺産の構成資産の一つ。1918年、40~50戸あまりの信徒が共同して建てた木造建築の教会で、クリーム色の外壁と水色の窓枠がアクセントになっています。

レトロな色合いの教会は緑の木々に覆われ、そのコントラストはとてもフォトジェニック。奈留島ならではの撮影スポットとして人気の場所ですが、江上天主堂を訪れたならセットで見ておきたいのが教会横にあるハート型の枝。木漏れ日が心地よく、眺めているだけでほっこり癒されるおすすめスポットです。

(※江上天主堂の扉は通常施錠されています。教会見学をしたい場合は、下記「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」まで事前にご連絡ください)

住所
長崎県五島市奈留町大串1131
アクセス
奈留港から車で15分
電話番号
095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)
営業時間
9:30〜17:30
定休日
月曜日(月曜日が祝日の場合は対応可。翌平日休み)

おわりに:美しい自然と文化遺産の残る「五島列島」で、癒しの島旅を

隠れキリシタンの歴史に触れられる美しい教会群、青い海に白くそびえる大瀬崎灯台など王道の観光名所だけでなく、周辺にある穴場の森林浴&癒しスポットをご紹介しました。五島列島は至るところに椿のトンネルが点在し、島巡りをするだけで緑に触れられるのも魅力の一つ。大型連休などを利用して、ぜひ癒し旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

関連記事:長崎の離島で森林浴の旅!穴場のおすすめ癒しスポットは?

関連記事:長崎県「対馬」の原生林を目指して島旅へ!おすすめの森林浴&パワースポット5選

関連記事:ご飯が美味しいおすすめの旅館と宿【九州編】お米もおかずも楽しめる旅行先とは?

コメント