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日本酒に含まれる栄養と期待できる健康効果って?

グルメでケア
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日本から古くから作られ、祝いの席などで飲まれてきた日本酒。身近な存在ですが、含まれている栄養成分や効能については、知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は、日本酒に含まれる栄養成分と期待できる健康効果、たしなむときの注意点までまとめて解説していきます。旅先のグルメやお土産選び、お取り寄せを楽しむときの参考にしてください。

日本酒の成分とカロリー量って?

日本酒は、米麹、水を原料に作られるお酒です。蒸した米と水に米麹を加え、米麹が米の糖を分解してアルコールに変える作用を利用して作られています。

このため、基本的には以下のような米・水由来の栄養成分しか含まれていません。

日本酒に含まれている栄養成分
  • 日本酒に深いうまい、味わいを生む「アミノ酸」
  • 筋肉や血液の生成に必要で、タンパク質の働きを助ける「ビタミンB6」
  • 水に含まれるミネラル類、アルコール、少量のタンパク質と炭水化物

原料の米から糖がなくなるまで発酵させるため、アルコール濃度は酒類のなかでも高めの15%前後。
100mlあたりのカロリーは103キロカロリーで、同じ量のビールのおよそ2.5倍です。

日本酒のカロリーが高くなるのは、アルコール濃度が高いため。一般的に酒類は、アルコール濃度に比例してカロリーも高くなっていきます。
アルコールを取り除くと、わずかな量のタンパク質と炭水化物しかのこりません。

ただ、日本酒はおちょこを使って飲めば一杯あたりの飲む量は30g程度とビールよりかなり少なくなります。

日本酒はアルコール濃度が高いですし、香りや味わいをゆっくり楽しむものなので、あまり量を飲まないお酒です。ガブガブと浴びるように飲まないのであれば過剰にカロリーを気にする必要はないでしょう。

日本酒に期待される効果って?

日本酒に期待できる健康効果としては、以下が挙げられます。

原料である米麹による、美容効果

米麹に含まれるコウジ酸には、シミ・そばかすができるのを防ぐ作用が確認されています。

また、日本酒に多く含まれるポリフェノールの一種・フェルラ酸には、内臓や肌を老化させる活性酸素の働きを抑える作用が期待できます。

摂取量を考えると判断が難しいところもありますが、日本酒の摂取は美容やアンチエイジングに役立つ可能性が示唆されています。

血行促進による疲労回復、リラックス効果

適度なアルコールの摂取は血管を拡張させ、血行を良くします。血行が良くなると筋肉の緊張がほぐれ、体の冷えや痛み・コリが和らぐことも多いです。適量の日本酒を飲むことは、疲れの軽減、体の回復効果が見込めるとされています。

また、飲酒には体だけでなく心の緊張を和らげる作用もあります。日本酒の香りによるアロマ効果も相まって、リラックス効果も期待できるでしょう。

アミノ酸による食欲増進効果

日本酒に含まれる複数種のアミノ酸のなかには、食欲増進作用が見られるものもあります。適量であれば、心理的な理由からくる食欲不振が改善され、食事がおいしく感じられるようになるでしょう。

日本酒をたしなむときの注意点は?

アルコール濃度の高い日本酒をたくさん飲むと、健康を害する恐れがあります。量としては1日当たり1合まで、感覚としては「ほろ酔い」くらいまでで止めておきましょう。

健康への害や二日酔いが心配なときは、ゆっくり飲み、飲む合間に水を飲むようにすることです。血中のアルコール濃度が下がりやすくなり、肝臓への負担も軽減できます。

また、食事や肝臓の働きを助けるおつまみと一緒に飲むのも健康対策に効果的です。
昔から日本酒は食中酒として扱われてきましたから、以下の食材を使った料理・おつまみと一緒に飲むと良いでしょう。

日本酒と一緒に摂ると良い、肝機能を助ける食材
貝類、鮭、チーズ、豆腐、えんどう豆、枝豆、落花生、ヨーグルト、牛乳

上記の対策をしても、毎日飲むと肝臓に過度な負担がかかり、アルコールを分解しきれなくなってきます。
1週間に2日はお酒を飲まない休肝日を作って、肝臓を休ませてあげてくださいね。

おわりに:適量の日本酒を飲んで、心身の健康や美容への効果を得よう

米、米麹、水から作られる日本酒は他の酒類に比べアルコール濃度とカロリーが高いのが特徴です。原料がシンプルなので、含まれる栄養成分もアミノ酸やビタミンB6、あとはミネラルと少量のタンパク質、炭水化物と非常にシンプル。

適量を飲めば、栄養成分や香りによる健康・美容効果が得られる可能性はありますが、1日当たり1合以上、または毎日飲むのは体を害する原因となります。休肝日を設け、適量を守って楽しんでくださいね。

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