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北海道・道東エリアのおすすめ温泉地は?どんなアクセスがあるの?

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面積の広い北海道の温泉地を旅行するなら、各エリア別に訪れる必要があります。

そこで今回は北海道のうち、道東のおすすめ温泉地と観光名所、季節ごとの適切な服装や道東エリアへの主なアクセス方法について紹介していきます。

北海道のエリアの分け方って?道央・道南・道北・道東はどこ?


一般的に北海道は、道庁の支庁の管轄域により以下3つまたは4つの区分に分けられます。

北海道のエリア分け

3区分の場合

道南
石狩、空知、後志(しりべし)、胆振(いぶり)、日高、渡島(おしま)、檜山
道北
上川、留萌、宗谷
道東
網走、十勝、釧路、根室

4区分の場合:パターン1

道央
石狩、空知、胆振、日高、後志
道南
渡島、檜山
道北
上川、留萌、宗谷
道東
網走、十勝、釧路、根室

4区分の場合:パターン2

道央
石狩、空知、後志
道南
渡島、檜山、胆振、日高
道北
上川、留萌、宗谷
道東
網走、十勝、釧路、根室

※パターン1は道央があまりに広大になるため、パターン2が用いられることもあります。
道東に旅行に行くなら、地域としては網走、十勝、釧路、根室のいずれか、または各地を周るイメージでいると良いでしょう。

知床半島や釧路湿原、流氷も!道東の観光名所って?


道東の代表的な観光地としては、以下のような自然名所が挙げられます。

知床半島

2005年にユネスコ世界自然遺産に登録されたスポットです。
北海道の角のように見えるところ、根室と網走の両市が接するあたりにあります。

ウトロを拠点に知床連山、知床五湖が織りなす絶景を楽しめる場所として知られ、半島東側に位置する羅臼では、野生動物と触れ合えるネイチャークルーズにも参加できます。

▼ 知床の観光情報 | 斜里町観光協会

阿寒湖

釧路市にある周囲30㎞、面積13.28㎢もある広大な湖です。
観光汽船に乗る他、湖周辺を散策することで湖全体の情景や雄阿寒岳と雌阿寒岳、小島、大島が織りなす情景を楽しめます。

また阿寒湖は、世界で2カ所しか群生が確認されていない球状マリモの群生地としても知られています。マリモの美しさと生態、阿寒湖の泉質について学ぶこともできますよ。

▼ 釧路・阿寒湖観光情報サイト

釧路湿原

日本一の面積を誇る、釧路市内にある湿原です。
ラムサール条約の登録地でもある釧路湿原は多くの動物の生息地となっており、散策用の路も整備されているため、手軽に自然観察を楽しめます。

また細岡展望台をはじめ、釧路湿原とその周囲にある展望台からの絶景も必見。
自然が織りなす美しい景色を楽しんだ後は釧路市内まで足を伸ばし、和商市場で周辺の海で獲れた新鮮な海産物を味わうのがおすすめです。

▼ 釧路湿原国立公演 | 環境省

十勝平野

帯広市内にあり、道東のなかでも特に農業と酪農の盛んな地域です。
花畑や森林風景を楽しめる北海道ガーデン街道、真庭庭園など庭園の他、八千代牧場、十勝牧場、花畑牧場などの牧場の見学も可能です。

目では緑の中、花や牛が放牧されるのどかな様子を、舌と炒黒では地域特産の乳製品や肉製品からできたグルメを楽しみましょう。

▼ おびひろ観光ナビ

流氷

例年2月初旬から、北海道北東にあるオホーツク海より道東に流氷が接岸します。
この時期、特定の気象条件が揃ったときにのみ、海が流氷で真っ白に染まる幻想的な光景が観られます。

岸から眺めるだけでなく、網走市や紋別市から出ている観光砕氷船に乗れば、海の上から流氷を砕き進む様子や流氷の上で休むアザラシの姿が見られることもあります。

上記に紹介した道東の自然観光名所は、ほんの一部にすぎません。
他にも、道東には観光に訪れるべきたくさんの自然観光名所がありますので、興味のある人はさらに詳しく調べてみてくださいね。

関連記事:北海道・羊蹄山はお出かけ好きにおすすめの登山スポット!

道東の夏は一番涼しい?道東エリアの気温や服装のおすすめ

https://www.instagram.com/p/CGU0o_7jSKx
年間を通して寒冷な北海道のなかでも、特に道東は気温が下がる地域として知られます。基本的には夏でも非常に涼しく、8月の釧路の最高気温は21.2度、最低気温は15.5度にしか上がりません。このため、夏でも朝晩には厚手の上着が必要になる地域もあります。

一方で十勝平野では気温が上がりやすく、本土と同様、猛暑日になることも多いようです。道東へ旅行に行く際は、以下を参考に滞在中の服装を決めてくださいね。

月別、道東で過ごすのに適した服装

11~12月、1~4月

真冬の装いが必要。ダウンジャケットやコート、手袋、マフラー、ニット帽などを用意し暖かくして行きましょう。

5月

まだまだ厚手のコートは欠かせません。暖かくして、念のためマフラーや手袋も持参します。

6月

手袋はもう必要ありませんが、ちょっと厚手のジャケットやカーディガンを重ね着して、体温調節しやすい服装にしましょう。

7月

長袖のシャツだけで十分な日が出てきます。
ただ、朝晩や日によっては気温が下がることもあるので、念のためシャツ以外にカーディガンも持って行ってください。

8月

半袖のTシャツ、長袖のシャツだけで十分な日が出てきます。
ただ、朝晩や日によっては気温が下がることもあるので、念のためシャツ以外にカーディガンも持って行ってください。

9月

長袖のシャツだけでは寒いです。重ね着できる、セーターやカーディガンも必要でしょう。

10月

厚手のセーターやトレーナーに、ジャケットを羽織って丁度良い気候です。
日によってはさらに寒くなるので、心配ならコートも持って行きましょう。

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北海道の東側は広大!人気の温泉地もいっぱい

広大な道東には、自然観光名所だけでなく温泉地も点在しています。以下に、道東にある7つの代表的な温泉地の特徴を見ていきましょう。

ウトロ温泉


知床半島観光の中心地としてにぎわう温泉地です。
お湯は無色透明、体が芯まで温まり冷めにくいとされる泉質で、肌がしっとりとする美人の湯としても知られています。

雄大なオホーツク海を望み、大浴場での温泉入浴を楽しめる施設もありますよ。

▼ ウトロ温泉

阿寒湖温泉


球状マリモが群生できる環境を作り出しているのが、この阿寒湖温泉だと言われています。

泉質は少し白濁した、コバルトブルーのような色をした単純泉・硫黄化水素泉です。
温泉地は阿寒湖の南側に広がり、多くの宿が湖に面しているのが特徴。このため部屋や露天風呂から、阿寒湖や周辺の自然・動植物を見られます。

▼ 阿寒湖温泉

十勝川温泉


のどかな平原、牧場が広がる十勝平野にも地下深くの地層から温泉が湧き出ています。

植物性の有機物を豊富に含む琥珀色のお湯は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。
保湿成分の高い泉質で肌触りも優しく、入るだけで全身の肌がすべすべになると言います。

▼ 十勝川温泉

川湯温泉


屈斜路湖(くっしゃろこ)近くににぎわう温泉街です。
街中を流れる川が温泉になっているため、あちこちから湯気が立ち上り、硫黄の香りに包まれています。

いわゆる温泉地の雰囲気が満載で、源泉100%かけ流しの硫化水素泉・硫黄泉を贅沢に楽しめるのが特徴です。

▼ 川湯温泉

温根湯温泉


網走周辺にある、道東のなかでも比較的歴史の古い温泉地です。
豊富な湯量を誇り、源泉100%かけ流しで楽しめる単純硫黄温泉・単純温泉が特徴で、アイヌ語で「大きなお湯」の意味を持つおんね湯、滝の湯、ポン湯温泉の3つがあります。

▼ 温根湯温泉

然別(しかりべつ)湖畔温泉


大雪山国立公園南側にあるカルデラ湖、然別湖近くにある温泉地です。
湖に沿うように温泉施設が作られているため、神経痛緩和に効果的とされる含重曹食塩泉・含ホウ酸食塩泉の温泉を、雄大な湖畔の景色とともに楽しめます。

▼ 然別湖畔温泉

ぬかびら源泉郷


十勝近辺、歴史ある大雪山国立公園内にある温泉地です。
周辺にはぬかびら湖やスキー場など、自然を活用したレジャースポットを有しています。

泉質は単純温泉・弱食塩泉・重曹泉でやさしい湯あたり、源泉かけ流しで楽しめます。

▼ ぬかびら源泉郷

関連記事:温泉療法にはどんな効果があるの?

飛行機やJR?道東へのアクセスの種類


公共交通を中心に、道東へのアクセス方法を簡単に紹介していきます。実際に道東へ行く、また道東での移動手段を決める参考にしてくださいね。

飛行機の場合

日本各地から、または札幌市内の新千歳空港や丘珠(おかだま)空港から、道東にある以下5ついずれかの空港へ向かいます。

  • サロマ湖、紋別周辺観光に便利な「オホーツク紋別空港」
  • 網走や北見方面観光に便利な「女満別(めまんべつ)空港」
  • 知床半島や羅臼、根室観光に便利な「根室中標津空港」
  • 釧路湿原をはじめ、釧路周辺の観光に便利は「たんちょう釧路空港」
  • 十勝平野、帯広市内の観光に便利な「とかち帯広空港」

JR線の場合

「くしろ湿原ノロッコ号」「SL冬の湿原号」、「流氷物語号」など、季節ごとの観光列車を利用し、移動と観光を一緒に行うのがおすすめです。

観光列車以外では、札幌から網走方面へは「特急オホーツク」、帯広・釧路方面へは「スーパーあおぞら」「スーパーとかち」が結んでいます。

長距離バスの場合

広大な北海道では、道内の都市間移動に長距離バスを使うことも少なくありません。

札幌空港から道東方面へは、夜行便も含め複数の路線バスが運行しています。
他の移動手段に比べ体力を要しますが、興味のある人は事前予約のうえ利用してください。

マイカーやレンタカー

長距離の運転が必要ですが、車の運転が好きな人、長距離移動による乗り物酔いが心配な人は自身で運転して道東をめざすのがおすすめです。

ちなみに2016年現在、札幌から釧路までの所要時間はおよそ4時間30分となっています。

おわりに:道東だけでもたくさんの温泉地、観光地がある!余裕を持ったスケジュールでじっくり楽しもう

広大な北海道は、大きく道南・道北・道東の3エリアに区分されます。道東には網走、十勝、釧路、根室の4都市が含まれていて、知床半島や釧路湿原、十勝平野などの自然名所を楽しめる観光地です。また各地に温泉もわき出しているため、道東だけでレジャーと自然が織りなす絶景、温泉の3つを一度に楽しめます。移動に時間がかかりますからスケジュールに余裕をもって、また気温に合った適切な服装を準備のうえ訪れてくださいね。

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