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神戸・六甲山登山のおすすめはのんびり有馬温泉?それともスリル満点ロックガーデン?

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六甲山は、日帰りで気軽に登山に挑戦できる関西圏の代表的なスポットです。

今回は神戸・六甲山登山の楽しみ方を、ルートの違いや周辺観光地の楽しみ方と一緒に解説。あなたのスタイルに合った、登山計画を考えるのにお役立てください。

六甲山は街チカ!好アクセスで登山を楽しめる


六甲山は兵庫県の都市部、神戸市にある山。
同市のシンボル的な存在で、春から秋にかけては登山、冬にはスノースポーツ目当ての人々が集まるレジャースポットになっています。

公共交通・マイカーのどちらでもアクセスしやすく、頂上から日本有数の温泉街・有馬温泉まで直通のロープウェイが設置されているのも、大きな特徴になります。

登山で雄大な自然と眺望を楽しんだ後、体の疲れを有馬温泉で癒す。
これらを1日で体験できるのは、都市部と温泉、両方からのアクセスが良い六甲山ならではの利点と言えるでしょう。

このため六甲山は、登山をはじめ山のレジャーと周辺観光地を1日で堪能できるスポットとして、主に関西圏の観光客から人気を集めているのです。

神戸・六甲山公式お出かけサイト
六甲有馬ロープウェー

手軽に登れる六甲山だけど、油断は禁物?


六甲山はアクセスの良さ、932mという標高の低さ、そして親しみやすさから「手軽な山」と認知されがちです。
しかし六甲山には深い谷も、急な傾斜もあります。このため近年、登山に適さない服装で六甲山に入り、事故や遭難に巻き込まれるケースが多発しているのです。

実際、六甲山を管轄する神戸消防局では、毎年100件もの山岳救助に対応しています。
どんな山であっても、地図やトレッキングシューズ、リュック、レインウェア、長袖の上下、十分な飲料や行動食など最低限の登山装備を持たずに入るのは、非常に危険です。

六甲山も決してなめてかからず、登山に必要な装備を整えてから山に入ってください。

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定番の六甲山登山コースは「芦屋川~有馬温泉」


ここからは、六甲山の定番登山コースであり、初心者にもおすすめな「芦屋川~有馬温泉」ルートを解説していきます。

コースの概要

  1. 阪急電鉄神戸本線・芦屋川駅から歩いて登山口へ
  2. 登山道に入ってからは高座の滝、白い岩がむき出しになったロックガーデン、太陽と緑の道、湿地帯、小川などを経て山頂をめざす
  3. 山頂からは往路とは別のルートで、およそ1時間30分かけて有馬温泉側へ下る

登山終了と同時に、兵庫県の代表的な温泉地のひとつ・有馬温泉に到着できるコースです。
数時間しっかりと登山で体を動かし、景色を見て心身をリフレッシュさせた後に、温泉でのんびりと体を休めることができます。

有馬温泉の歴史や泉質、特徴については、以下にまとめています。確認してくださいね。

有馬温泉の概要
  • 日本神話に登場する二柱の神が発見したと伝えられる、日本最古の温泉地
  • 昔から体を癒す温泉として認知されており、奈良時代には行基が温泉寺を建立
  • 戦国時代には、豊臣秀吉が湯治に訪れたといわれる
  • 現代になってから、有馬温泉は環境省による療養泉指定基準となる9つの成分のうち、7つを含むことが判明
  • 有馬温泉は、科学的にも言い伝え通りの療養泉であることが確認された、世界的に見ても珍しい温泉といえる

初めて六甲山に登るなら、登山だけでなく登山後の体のケアまでセットになった「芦屋川~有馬温泉」の六甲山登山コースを、ぜひ体験してみましょう。

旅路も楽しむ!有馬温泉へのアクセス 神戸公式観光サイト

実は六甲山はスリル満点!岩場登山「須磨アルプス」


ただ歩くだけの登山よりも、少しスリルのある山登りをしたいと言う人には、六甲山の西側に広がる「須磨アルプス」ルートがおすすめ。

須磨アルプスは、六甲山の山肌である岩がむき出しになったエリア。
もともとは、須磨側から宝塚方面まで、六甲山を東西に縦断する「六甲全山縦走コース」の一部として利用されてきました。

近年では、六甲全山を縦走しなくても須磨アルプスを堪能できるルートとして、初心者向けの登山コースが設定されています。

以下に、登山初心者でも楽しめる須磨アルプス登山コースの概要を見ていきましょう。

コースの概要
  1. 山陽電鉄・須磨浦公園駅から登山口へ
  2. 八伏山山上展望台、旗振山山頂、鉄拐(てっかい)山山頂、栂尾山山頂、横尾山山頂、東山山頂を経て、ゴールの板宿駅の登山口をめざす
  3. 総移動距離はおよそ7㎞、所要時間目安は3時間30分
  4. 道中、「馬の背」と呼ばれる巨岩がそびえたつ様子を見ることができる

駅からのアクセスが非常に良く、気軽に岩山登山に挑戦できると人気の須磨アルプス。
整備された登山道に慣れ、ちょっとスリルのある岩山登りに挑戦してみたくなったら、六甲山の須磨アルプスコースを利用してみましょう。

神戸線須磨アルプスコース 阪急電鉄ハイキングTOKK

ロックガーデンはどうやって発生したの?


六甲山山頂までのルートには、ロックガーデンと呼ばれる名所があります。
ロックガーデンは、むき出しになった六甲山山肌の花崗岩が風雨で浸食されてできた地形。
周囲には植林活動で植えられた木があり、花崗岩の白と木々の緑が織りなす美しい風景を楽しめるスポットとなっています。

エリア内には複数のルートがあり、一部は芦屋川~有馬温泉の登山道や小学生向けの遠足コースに、また別の場所はロッククライミングを楽しめる場所として設定されています。

そんなロックガーデンのゴールとなるのは、一番の人気スポットである風吹き岩です。

風吹き岩は、登山口から60~90分歩くと見えてくる大きな花崗岩のこと。開けた場所に崖のようにそびえ立つ岩の頂上付近には、松の木が数本生えています。

荒々しい岩肌に生える松の木に「自然の力強さを感じる」として人気を集めていて、登山客にとって定番の休憩スポットとなっています。

芦屋ロックガーデン

おわりに:神戸・六甲山の楽しみ方はさまざま!自分のスタイルに合わせて登山・観光を楽しもう

都市部から近く、車でも電車でも登山口にアクセスしやすい六甲山は、主に関西圏の登山客に人気の登山スポットです。定番の登山コースは、芦屋川~有馬温泉ルート。ゴール地点が有馬温泉に設定されているため、登山と温泉を一緒に楽しめるとして人気があります。ちょっとスリルを味わいた人には、ゴツゴツした岩肌を歩く須磨アルプスルートがおすすめ。あなたのスタイルや興味に合わせてルートを変え、六甲山登山を楽しみましょう。

六甲山ビジターセンター

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