一人でもツアーでも!初心者が知っておきたい登山マナー

自然・アウトドア
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登山をする人たちの間には、互いに気持ちよく登山を楽しみ山を守るためのルールやマナーが存在しています。

今回は、初心者こそきちんと理解しておきたい登山マナーについて解説。他の登山者とのトラブルや、山での危険を避けるために守るべきことを知っていきましょう。

道の優先は上る側?下る側?

登山道では、登り・下りで同じルートを使うことも多いです。そうなると当然、進行方向の異なる登山者同士が鉢合うことも出てきます。

1人しか通れない幅の登山道で登り・下りの登山客が向かい合ってしまったときは、原則、登りの人を優先して先に通すのがマナー。

下りの人は、登山道の幅の中で危険の少ない山側に寄って道を空け、登りの登山客を通してあげましょう。

他に、他の登山客とのすれ違うときのマナーとしては、以下が共通認識となっています。

登山道で人とすれ違うときは…
  • 基本的には登り、またはこの先の行程が長い人を優先的に通す
  • 団体同士が鉢合ったときは、より人数が少ないグループを優先的に通す
  • 上記にかかわらず、安全によけられる場所が近い人は道を譲る
  • どうしても先に通りたいときは「お先にいいですか」と相手に許可を得る
  • すれ違うとき、登山道から外れたり、踏み跡のないところには足を踏み入れない
  • トラブルの原因となるため、無理やり押しのけて通ろうとしない

また、複数人で登山する場合は、狭い登山道を塞がないための注意も必要。道が狭かったり、混雑しているときは横並びにならず、一定のペースで歩き続けます。

景色や動植物の撮影に夢中になっているときも、道を塞いでしまいやすいので要注意。
もし、ペースの遅い人にあわせてゆっくり進んでいきたいなら、状況に応じて他の登山客に追い越してもらうなどしてくださいね。

人とすれ違うときはあいさつを!

山で他の登山客とすれ違うときは、互いにひと言あいさつを交わすのが基本です。「おはようございます」「こんにちは」と体外に声をかけ、軽く会釈をします。

これには、市街地でのあいさつとは異なる以下の意味合いが込められています。

山で登山客同士があいさつを交わす目的

万が一、遭難したときのため

市街地に比べ人が少ない山では、軽くあいさつをしただけでも記憶にのこります。
この記憶が、万が一あなたが事故や遭難に巻き込まれたときの、捜索の助けとなるのです。

情報を共有するため

この先の行程や道順について確認したり、相談するなどの情報共有のきっかけとしてあいさつすることもあります。
一旦あいさつをしてしまえば、その後の質問や相談もしやすくなりますからね。

互いの警戒心を解くため

普段よりも人が少ない環境に身を置くと、他者を警戒してしまいがち。しかし過度な警戒は、あらぬトラブルやストレスの原因となります。

あいさつをすることを習慣づけておけば、互いへの警戒心が過度に高まるのを防ぐ効果も期待できますよ。

なお、すごく混雑している登山道ではすれ違う人すべてにあいさつをしているときりがないため、この限りではありません。

あいさつをしても相手から返事がないときもありますが、極力あいさつしておきましょう。

音楽を聴きながら山登りするのは安全?

山中では、危険な状況を見たり、引き起こしてしまったときに周囲に大声で知らせ合う習慣があります。

例えば、落石が発生したとき。落石を意味する「ラーック!」や「落石!」「危ない!逃げろ!」などの声が聞こえたら、どこかで落石が発生している証拠です。

小さい石でも、山の急な斜面では勢いづき、人の命を奪う原因となることもあります。

イヤホンやヘッドホンで耳を塞いだ状態で登山するのは、非常に危険です。野生動物が猛スピードで背後から近づいてきても、ぶつかるまで気づけないでしょう。

登山をするときはイヤホンやヘッドホンで音楽を聞くのではなく、山中の水や風の音、鳥の声など自然の音を聞いて歩くようにしてください。

ごみは持ち帰るのが基本!

ここからは、山と山の生態系を守るために登山者が守るべきマナーについてお伝えしておきましょう。

登山中に出したごみは、自分で自宅まで持ち帰るのがマナーです。
飴玉の袋のような小さなもの、食べ物の包み紙、山の売店で買ったペットボトルに至るまで、すべて持参したビニール袋などに入れて持ち帰ってください。

もっと言えば、山にごみを持ち込まないよう持ちものを用意していくのが理想的です。
飲食物の余分な包装は、リュックに詰める前にはがしておきましょう。そのうえでごみを密閉できるビニール袋などを持参し、ごみを持ち帰ってくださいね。

綺麗な花やかわいい動物を発見したときの注意点

山に自生している植物には、希少価値の高いものや自然保護法で保護の対象となっているものもあります。

山の生態系を守るため、いかなる山であっても自生する植物を損傷・採取することは禁止されています。
故意に触れる以外にも、登山道を離れて踏み荒らしてしまわないようにも注意しましょう。

また同じ理由で、動物への餌付けや接触も禁止されています。厳守してください。
家族や団体で登山に来ている場合、子どもやパーティを見失ってしまうこともあります。
はぐれてしまっては、互いの安全やマナー遵守を確認できなくなります。山中では同行者と決して離れないよう注意し、特に子どもからは目を離さないようにしてください。

おわりに:マナーを守り、みんなで気持ちよく登山を楽しもう

登山客には、互いの安全と山の自然環境を守るためのマナー遵守が求められます。これは、初心者であっても例外ではありません。この記事で紹介したのは、簡単で基本的なことばかりですので、互いに気持ちよく登山を楽しむためにも、必ず守るようにしてください。

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