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イスに座って気軽にできる「イス座禅」のやり方とは?

リラックス・癒し
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座禅は床に座った状態で行うものですが、「膝が痛くて座りっぱなしがキツイ…」「股関節が硬くて、あぐらがキープできない」といった悩みから、手を出せない人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな人に向けて、イスに座りながら気軽にできる「イス座禅」のやり方をお伝えしていきます。

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「イス座禅」は、手軽にリフレッシュできるオススメの座禅!

「イス座禅」とは、その名の通りイスに座って取り組む座禅のこと。現代の日本は、フローリングの部屋でイスに座って欧米スタイルの生活を送る人が増えてきているため、畳や座布団など座禅に適した住環境にいる人は少なくなってきているのではないでしょうか?

そんな現代人にとって、いきなり「床での座禅」は敷居が高いかもしれません。座布団がない、あぐらの姿勢に慣れていない、体が硬い、足の怪我や痛みがある…そこでオススメなのがイス座禅です。

イスで座禅が取り組めるのであれば、ご自宅や職場でトライするハードルはガクッと下がります。足の不自由な人にもオススメの座禅法ですし、職場の休憩時間で行えればリフレッシュ&ストレス解消効果が得られ、業務効率UPも期待できます

イス座禅では「イスの高さ」が重要!

イス座禅に使うイスについて、厳密な決まりはありません。ご自宅や職場のイスを使っても行えます。ただ、イスによって座面の硬さや高さが違うので、できれば下記のようなものを選ぶことをオススメします。

  • 座ったとき、足の裏が地面にくっつく高さのイス
  • 腰のすわりが安定しやすいもの(座ったとき、太ももの高さがイスとほぼ水平になる)
  • 座面は少し固めのもの

背もたれはあってもなくてもいいですが、肘掛けのないイスにしましょう。座席が回るものや、車輪で動くイスは不安定なので避けてください。

もしご自宅や職場のイスの座面が高すぎる場合は、足の下に座蒲(座禅用の座布団)や台を入れて調整するのもオススメです。

落ち着ける環境作り

イス座禅を行う際には、「集中しやすい環境づくり」が欠かせません。周りに物が散らかっていたり、色々なものが目についたりしませんか?雑然としている場合は片付けましょう。

ただ、職場など簡単に片付けられない場所のときは、壁に向かって座るのが手軽でオススメです。壁から1mほど距離を置いて座りましょう。

あとは、「なるべく静かな場所で行う」「暑くも寒くもない適度な室温の中で行う」「扇風機やエアコンなどの風を受けない」−五感を刺激しない環境づくりがポイントです。

イスに座る前に体をほぐす

イスに座る前に、体を少しほぐして深呼吸をしましょう。上体を柔らかくリラックスさせることで、座禅の姿勢が整いやすくなります。

  1. 肩を10回程度上下に揺すり、腕を前後に5回、首を左右に5回ほどゆっくり回しましょう。
  2. その後、3回深呼吸をします。

イス座禅のやり方

手の形や呼吸法、作法などは普通の座禅と同じです。

イス座禅での姿勢

普通の座禅と違って足を組まないため、姿勢は異なります。座禅中の姿勢は、下記のポイントを心がけましょう。

  • 背もたれに寄りかからない
  • 背骨を真っ直ぐにし、骨盤を立てる
  • 足は床にしっかりつける(太ももが水平より上の位置にこないよう注意!)
  • 足は肩幅くらいの広さに開く
  • 腰を座らせる(おしりを後ろに突き出すような感じで腰掛けるのがコツ)
  • 顎を少し引く

イス座禅での手の組み方

姿勢が整ったら、右手を下、左手を上にして重ね、両手の親指をくっつけて楕円形にし、足の付け根の中央あたりに下ろします(普通の座禅の「法界定印(ほっかいじょういん)」の組み方です)。

左右に体を揺らす

2〜3回、口から大きく息を吐き出し、上半身の力を取り除いていきましょう。その後は左右に体を揺らし、前後左右に傾かない真っ直ぐな姿勢を確認して静かに止まります。
最終的な姿勢は、肩と耳が水平、鼻とおへそが垂直であるようにしてください。

半目にし、呼吸を続ける

目を閉じず、1mほど先の床に視線を落とし、自然に目を開けてください。開きすぎず細めすぎない「半目」の状態のまま、腹式呼吸を行います。

座禅が終わったら

20分ほど座禅を続けたら、少しずつ体を左右に揺らし、体と心の緊張を解いていきましょう。その後、ゆっくりイスから立ち上がります。

おわりに:仕事や家事の合間に「イス座禅」でリフレッシュ!

足が不自由な人や、会社の休憩時間に座りながら手軽にやりたいという人向けの「イス座禅」のやり方をご紹介しました。最近ではイス座禅用のイスが通販サイトで売られているので、本格的にイス座禅を習慣化したい人は購入してみてもいいかもしれません。仕事や家事の合間のリフレッシュタイムとして、是非イス座禅を取り入れてみてください。

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