テニスは、小学生から60代以上の高齢者まで、幅広い人に親しまれるスポーツですよね。
今回はテニスを通して得られるメリット、健康維持を目的とした運動にテニスが向いている理由を、プレーするうえでの注意点と一緒に解説します。
テニスをすることにどんなメリットがあるの?
テニスをプレーすることを通して、私たちの心身には以下のメリットがもたらされます。
- テニスをすることで得られる、身体的なメリット
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- 足腰を中心に腕、腹筋、背筋など、広範囲の筋肉をバランスよく鍛えられる
- 下半身の大きな筋肉を鍛えられるので、痩せやすい体づくりに役立つ
- 有酸素運動であるため、心肺機能や血管の柔軟性向上の作用が得られる
- 瞬発的に走っているとき、打ち返すときには無酸素運動の作用も得られる
- 試合に勝つには戦略的なプレーが求められるため、脳の働きも活性化される
- カルシウムの吸収が促進され、骨粗しょう症予防につながる
- 上記の理由から身体機能が上がり、生活習慣病や循環器疾患にかかるリスクが減る
- テニスをすることで得られる、精神的なメリット
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- 運動により、快感ホルモンであるβエンドルフィンの分泌が促進される
- ボールを打ち返す感触や、試合に勝つことなどを通し、快感を得られる
- プレー中の快感が、日ごろの生活で溜まったストレスを発散させてくれる
- リラックス効果を得ることができ、継続するなかでストレス耐性が上がってくる
- 体と脳、心を適度に疲労させてくれるので、ストレスからくる不眠の改善に役立つ
- プレーを通して同じ楽しみを持つ仲間が増え、生活のなかの幸福感が増してくる
- プレーを通して、コミュニケーション能力が向上する
プレーヤーの年齢を問わず、テニスは心身の健康維持に適したスポーツと言えるでしょう。
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テニスをするときの注意点は?
テニスは、他のスポーツと比べても運動強度の高い種目です。簡単に言い換えると、「全身を使ってプレーするため、高い筋力や持久力が必要な運動」ということになります。
このため、自身の体の状態を顧みずに「楽しいから」とやり過ぎてしまうと、肩・肘・手首をはじめ、腰や膝を傷めてしまう可能性があります。
一般的なテニスラケットの重さは250~350gある上、ボールを打ち返すときには、この何倍もの重さになります。
正しいフォームで行わなければ、体のどこかに過剰な負荷がかかってしまいます。
テニスに取り組むときは、必ず経験者や指導者に正しいフォームを教えてもらい、きちんと習得してからプレーしてください。
またプレーの前後には、筋力トレーニングやストレッチなど適切なウォーミングアップをして、安全にテニスを楽しめる体づくりを怠らないようにしましょう。
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おわりに:テニスをすると全身の筋力増強、持久力向上、脳が活性化されるなどの健康効果が得られる!
コートの中を走り、ボールを追いかけてプレーするテニスは、足腰をはじめ腕、腹筋、背筋など全身の筋肉をバランスよく鍛えられるスポーツです。運動強度が高いですが、その分、ダイエットや血行促進、心肺機能や脳機能の向上、ストレス発散など心身に高い健康効果をもたらしてくれます。ただ、楽しい一方でケガをしやすい種目でもあるので、正しいフォームを身につけたうえで、自身の体調に配慮しながら行ってくださいね。
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