サーモンは、日本でもサケ、マスとして食べられてきた美味しい魚です。健康や美容に役立つ栄養満点なお魚としても知られていますが、美味しさや栄養を活かして食べるにはどのような食べ方が良いと思いますか?
今回は、サーモンの栄養とおすすめの食べ方、家庭の食卓におすすめのお取り寄せ商品をご紹介します。
サーモンの種類と栄養|鮭やマスと違うの?
2022年現在、サーモンに明確な定義はありませんが、日本では生食が可能なサケ類・マス類をサーモンと呼ぶのが一般的なです。天然のサケ類・マス類にはアニサキスなどの寄生虫のリスクがあるので、結果的には養殖のサケ類・マス類がサーモンと呼ばれることが多いようです(天然鮭などを冷凍・ルイベにして生食可能にしている場合もある)。
養殖技術の向上で掛け合わせ(交配)のサーモンが増えたこともあり、サーモンの種類を一言で紹介するのが難しい側面もありますが、日本に流通する主なサーモンの種類は以下の通りです。
- 一般的なサーモンの種類
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- シロザケ:秋鮭、時鮭(トキシラズ)、鮭児、秋味、目近など
- ギンザケ:銀鮭、シルバーサーモン、コーホーサーモンなど
- ベニザケ:紅鮭、ヒメマス(陸封型のベニザケ)、ベニマス、ソッカイなど
- サクラマス:桜鱒、ホンマス、ビワマス(琵琶湖固有種の亜種)、サツキマス(亜種)、アマゴ(亜種)など
- カラフトマス:ピンクサーモン、オホーツクサーモン、アオマス、セッパリマスなど
- ニジマス:虹鱒、サーモントラウト、レインボートラウト、スチールヘッド、〇〇サーモン(ご当地サーモン、交配サーモン)など
- アトランティックサーモン:タイセイヨウサケなど
- キングサーモン:マスノスケ(鱒の介)、助マスなど
- ご当地サーモン掛け合わせ(交配)の例
関連記事:サーモンとサケの違いって?養殖だとアニサキスの危険性が少ないのは本当?
サーモンの栄養について
サーモンは、アミノ酸(タンパク質)が豊富で低カロリーです。DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸(オメガ3系脂肪酸:必須脂肪酸)、抗酸化物質のアスタキサンチンも豊富です。また、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン類、鉄分や亜鉛などのミネラルも豊富に含まれています。動脈硬化予防や認知症予防などの生活習慣病予防や抗酸化作用による美容効果も期待できます。
養殖方法の工夫により、アスタキサンチンやオレイン酸(オメガ9系脂肪酸:不飽和脂肪酸)の含有量を高くするなど、栄養面の向上に力を入れているご当地サーモンも増えています。ちなみに、サーモンの身の赤色「サーモンピンク」はアスタキサンチンの色であり、サーモン自体は、本来は白身魚です。サーモンは美味しいだけでなく、ダイエットや美容、健康管理にもおすすめの魚になります。
サーモンの食べ方|栄養と旨味を活かす料理方法
サーモンには、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンが両方含まれています。栄養を無駄なく摂ることを考えるなら、煮汁を捨てる料理や流水に長時間さらす料理はおすすめできません。
サーモンの脂溶性ビタミンとアスタキサンチンを効率よく摂取するために、オイル(油)を使った料理をおすすめします。また、乳製品を使った料理にすると、ビタミンDの作用でカルシウムを吸収しやすくなります。
EPAとDHAは、加熱調理中に身から溶け出して失われます。栄養面だけを考えるなら、刺身やマリネ、カルパッチョなどの「生食」がおすすめです。ただし、必ず「生食用」の表示があるものを使用してください。「焼く」よりも「揚げる」ほうが失われるEPAとDHAの量は多くなるので、加熱したものを食べたい場合は、スープや味噌汁など煮汁を捨てない料理焼き魚やグリル、ムニエルなどが良いかもしれません。ただし、塩分が多くなると健康に良くありませんので、塩分量には十分注意してください。
サーモンの旨味成分
サーモンはアミノ酸が豊富な魚であり、代表的な旨味成分でもあるアミノ酸「グルタミン酸」が豊富に含まれています。また、核酸系の旨味成分「イノシン酸」も豊富です。そこにアスパラギン酸、タウリン、ロイシン、アルギニン、脂肪、グリコーゲンなどが持つ旨味・苦味・甘みが複雑に絡み合うことで、サーモンや鮭の美味しさが完成します。そして、乾燥(鮭節や干物)、塩漬け、オイル漬けにすることで、その旨味はさらに熟成し、濃厚なごちそうになるのです。
サーモン自体の旨味が強いので、刺身やカルパッチョ、塩焼き、ムニエル、ステーキ、クリーム煮などのシンプルに料理するだけで十分美味しくなります。忙しいときはサーモンの切り身に軽く塩コショウして、オリーブオイルを回しかけるだけでもいいでしょう。また、サーモンとお好みのお野菜を使ったお味噌汁やクリームスープも、簡単レシピとしておすすめです。
サーモンのおすすめ商品|通販やお取り寄せで食卓がワンランクアップ
サーモンや鮭を使った商品は、通販やお取り寄せでも増えてきています。最近は「ご飯のお供」が流行していることもあり、塩辛やフレーク、麹漬け、調理済み加工品の人気が高く、おうち時間の充実で料理好きが増えたこともあり、フィレや切り身、一尾ものの売上も高くなっているようです。
ご飯のお供におすすめのサーモン加工品
三幸 サーモン塩辛|新潟
- ノルウェー、チリ、スコットランド産のアトランティックサーモンを使用のサーモンの塩辛
- ハラスの脂といくらの旨味が麹のパワーで凝縮しているので濃厚な味を楽しめる
- ご飯のお供はもちろん、麹の旨味を使ってアレンジ料理にも使える
鮭親子漬けセット|北海道紋別市【ふるさと納税】
- サーモン(生食用鮭)をしょう油と魚醤で漬け込み、いくらで和えた瓶詰め
- 食べごたえのあるサイズに切ったサーモンが抜群に美味しい
- 大人も子どもも大好きな、万人に好まれる美味しさも魅力
知床羅臼産 鮭トロ
- 着色料不使用。羅臼産の秋鮭の風味と色合いを楽しめるご飯のお供
- 綿実油を使うことで、とろける食感がさらにアップ。栄養的にも嬉しい
- 洋食や中華ともあわせやすく、料理のレパートリーが広がる
鮭明太|博多うち川
- 北海道産秋鮭とうち川の国産辛子明太子を絶妙のバランスでブレンド
- 秋鮭と明太子の旨味と食感を引き立てるため、油を極力使用せず切れ味の良い味わいに仕上げている
- おにぎり、お茶漬け、チャーハン、パスタなどに使っても美味しい
青森サーモン こうじ漬けセット
- 青森サーモンの塩麹漬け、しょう油麹漬けのセット
- 荒海で養殖されたサーモンの濃厚な旨味とコクが魅力
- ご飯のお供、日本酒の肴に抜群の相性
50%減塩 さけあらほぐし
- 北海道産の新鮮サケを塩味増強技術で減塩した健康に嬉しいご飯のお供
- カリウム塩を使った減塩製品とは思えないほど、満足感がある旨味と塩味
- 普通の鮭フレークと同じ使い方で減塩できるのも嬉しいポイント
サーモンキムチ(鮭キムチ)|キムチの天平
- 天平キムチのキムチの素に生サーモン(養殖銀鮭)の切り身を漬け込んだ鮭キムチ
- サーモンの甘さがさらに引き立ち、プリプリの食感も楽しめる
- まろやかな辛さなので、子どもも安心して食べられる
料理で使いたいサーモンの切り身
甘塩銀鮭 切り身 塩分控えめ
- リーズナブルで品質の評価も高いチリ産の養殖サーモン(銀鮭)の切り身
- 脂が程よくのっているので、冷めても固くなりにくい
- 塩焼きはもちろん、照り焼き、ムニエル、バター焼きにも使える
塩サーモン ハラス|千葉県勝浦市【ふるさと納税】
- 脂ののったアトランティックサーモンのハラスを山漬けにして旨味を凝縮
- 旨味が強いので、料理のレパートリーも多い
- 皮まで美味しく食べられるので、栄養的にも魅力
紅鮭西京漬(訳あり)
- 天然紅鮭の旨味と上品な甘みのハーモニーが魅力
- 見た目が原因で訳ありになっているが味は問題ない
- 焼くだけで高級なおかずになるので、家事の手間も省ける
キングサーモン 西京みそ漬け
- キングサーモンの切り身を新潟産の西京みそで漬けた濃厚な旨味が魅力
- 厚みがある切り身なので、食べやすく食べごたえもある
- 冷蔵庫で寝かすと、さらに旨味が濃厚になる
国産銀鮭 厚切り 甘塩切り身
- 国産にこだわった脂たっぷりの銀鮭の厚切り
- ちょうどよい甘塩仕立てなので塩焼き以外の料理にも使いやすい
- お弁当のおかずにもおすすめ
宮城産 銀鮭 切り身 小分けパック
- 脂がたっぷりのった宮城県産の養殖銀鮭の切り身
- 2切れずつ小分けに真空パックにされているので使いやすく、保存もしやすい
- 刺身にも使える銀鮭を低温熟成させたので新鮮な旨味を楽しめる
料理でも使えるご当地サーモンの刺身、フィレ
富士の介|山梨
- キングサーモンの遺伝子を引き継ぐ食べごたえのある濃厚な旨味が特徴
- わさびしょう油はもちろん、マヨネーズやクリームチーズとも相性が良い
- 生食がおすすめだが、フライやステーキ、クリーム煮にしても美味しい
プレミアムヤシオマス|栃木
- 厳しい基準をクリアした高品質のヤシオマス
- 脂肪の融点が低いので、カルパッチョなどの生食がとくにおすすめ
- 脂がすっきりしているので、さっぱりした味わいが好みの人におすすめ
播州サーモン|兵庫
- 身がやわらかく旨味と甘みが強い
- 新鮮な状態で活け締めされるので、フレッシュな旨味を楽しめる
- オイル漬け(ディル漬けなど)などにしても美味しい
みやぎサーモン|宮城
- 水揚げ時に活け締め、神経締めして新鮮な旨味を活かしている
- 身のツヤと濃厚な旨味が魅力。弾力があるのでどんな料理にも使いやすい
- あっさり味の料理、濃厚な味付けの料理のどちらとも相性が良い
伊達のぎん
- 宮城県漁協の指導のもと特定の生産者のみが養殖を許可されているご当地サーモン
- 脂のりが良く、クセもない万人受けする美味しさ
- バランスも良いのでお刺身、塩焼き、ムニエル、味噌汁などどんな料理でも使いやすい
関連記事:陸上養殖サーモンのメリット|お取り寄せにおすすめのご当地サーモン一覧
おわりに:生で食べられるサーモンは生食、加熱する場合は油といっしょがおすすめ
サーモンはEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸、アスタキサンチン、ビタミン類、カリウムなどが豊富なお魚です。アミノ酸のバランスもよく、健康や美容効果が大いに期待できます。栄養を活かすなら生食がおすすめですが、濃厚な旨味と脂のりが魅力でもあるので、バターやクリームなどの乳製品、油漬けや塩漬けなどの熟成調理もおすすめです。今は美味しいご当地サーモンも多く、輸入サーモンの品質も高くなっています。好みにあうサーモンをお取り寄せして、料理する前に必ず生食可能か確認したうえで、美味しさを楽しみながら栄養を補給してください。
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