デトックスとは？どんなときに毒出しすればいいの？

美容関連の記事や会話のなかで「デトックス」という言葉を聞いたことはありませんか。

今回は、デトックスという言葉の意味や目的、具体的な方法や、デトックスが不十分なときに起こる体の不調のことまで、まとめて解説します。

デトックスの意味と目的って？

英語の「detoxification」を語源とする和製英語である「デトックス」という言葉には、体に蓄積された不要な老廃物・毒素を取り除く、排出するという意味があります。

私たちは日々の生活のなかで、知らないうちに環境ホルモンなどの有害化学物質、鉛やヒ素などの有害ミネラルを体の中に取り込んでいます。

これらの有害物質、体に不要な毒素は、汗や尿・便と一緒に体から排出される仕組みになっているため、きちんと排出されているうちは問題ありません。

ただ、その人の生活環境や体調によっては体から毒素を排出しきれず、蓄積してしまうケースがあるのです。毒素が蓄積した人の体は、さまざまな不調を発するようになります。

そこで、意識的に毒素を排出することで、毒素の蓄積によって起こる心身の不調の改善を目的に行われるのが、デトックスです。

適切な方法でデトックスすることで、以下のような健康効果を得られると期待できます。

デトックスに期待される健康効果

以下のような自覚症状のある人は、体内に毒素が蓄積されている可能性が高いでしょう。

毒素を蓄積している人に起こる体調不良の例

また、以下のような生活習慣の人は毒素の蓄積による不調が現れやすいです。

毒素を蓄積しやすい生活習

上記に例示した体調不良、生活習慣に複数当てはまる自覚がある場合は、体内に溜まった毒素を取り除くデトックスが必要かもしれません。

簡単なものから、デトックスの方法を3つご紹介します。
まずはステップ1から、あなたの心身の調子に合わせ段階を踏んで実践してみましょう。

まずは、意識して水分を摂るところから始めましょう。飲むものは水、お茶、コーヒーなど、糖分を含むものでなければ何でも構いません。

十分に水分を摂取するだけでも、排便が促進され整腸とデトックス効果が期待できます。

野菜はよく洗ってから調理する、肉は下茹でをして灰汁を取り除く、魚介類はエラやワタを取って熱湯をかけてから調理するなどして、食事から体に入る毒素を減らします。

さらに、以下のようなデトックスに適した食材を意識的に摂って、体に入る毒を減らすとともにスムーズな解毒を促しましょう。

体を動かすことで全身の血流が促進され、毒素も排出されやすくなります。

また、ストレッチや軽い運動はストレス解消に効果的です。自分の楽しめる内容で体を動かす習慣をつけて、自分の心身をストレスや緊張から解放する時間を作ってみてください。

慢性的な便秘や冷え、原因のわからない心身の不調に悩んでいるなら、体内に毒素が溜まっているのかもしれません。毒素の蓄積による不調は、毒素を排出することで改善します。まずは水分の摂取量を増やすところから始めて、食事や生活の習慣を見直し、デトックスに挑戦してみましょう。