キャニオニングというアクティビティを知っていますか?
今回は、健康への効果も期待できるアクティビティ・キャニオニングの魅力について、初挑戦するときに準備すべき装備、心構えと一緒に解説します。
キャニオニングってどんなアクティビティなの?
キャニオニングとは、高低差のある渓流を流れに沿って下るアクティビティです。高い地点から低い地点へ下っていくため、まずは出発地点である高地まで山や渓流を登ってから、帰り道で楽しむアクティビティになります。
「渓流を下る」と言っても、カヌーやいかだなどの道具はほとんど使いません。
体ひとつで歩き、滝をウォータースライダーとして楽しみ、ときに滝つぼに飛び込んで泳ぎ、ロープで山肌を下って自然を満喫します。
山だけでなく滝・川まで自然を満喫できる春夏のアクティビティツアーとして、近年人気を集めているのです。道具を使わないため、ゴールするには相当な体力・筋力を必要とするでしょう。
ただ、近年では各キャンプ場やレジャー施設が子どもでも楽しめる難易度別のコースを複数用意しているので、誰でも楽しめるアクティビティとして親しまれています。
キャニオニングにはどんな効果があるの?
トレッキング、水泳、ロープを使ったクライミングなど複数のアウトドアレジャーの要素を併せ持つキャニオニングには、以下のような効果が期待できます。
- トレッキングで、両足の筋肉を左右バランスよく鍛えられる
- 滝つぼに飛び込んでの水泳で、泳力や持久力、心肺機能を鍛えられる
- ウェットスーツを着て行うため、スーツによる筋肉への加圧トレーニング効果
- 30分以上動き続けるため、有酸素運動による筋力増強、心肺機能向上効果
- 安全な道、通れる道を考えながら進む必要があるため思考力が鍛えられる
- 水による刺激、きれいな景色、植物の香りなど自然の力で心身がリラックスする
キャニオニングツアーに行くときに必要なものは?
キャニオニングには、キャンプ場や山間のレジャー施設が開催するツアーで挑戦できます。初めてキャニオニングツアーに参加するときは、最低でも以下の準備物を持参してください。
- ウェットスーツの下に着用するシンプルな水着、または濡れてもよい下着
- 肌荒れが心配なときは、ウェットスーツと水着の間に切るラッシュガード
- 水に入るときのためのゴーグル
- 眼鏡をかけて参加する場合は、眼鏡をなくさないようにするための眼鏡バンド
- コンタクトレンズを付けている人は、予備のコンタクトレンズ
- ツアー中に履くための靴下、ツアー後に体をふくためのタオル
なおウェットスーツやヘルメット、ライフジャケットなど安全なキャニオニングに必要な装備品はツアー会社が貸してくれますので、持っていかなくてOKです。
水に流されてしまう可能性があるので、女性のつけ爪やつけまつげ、濃いメイクも控えた方が良いですよ。ヘルメットをかぶれるよう、髪も低い位置でひとつに束ねましょう。また自身や周囲の人のケガを避けるため、男女ともに爪は短く切っておきましょう。
生理中にツアー参加する場合は、タンポンを使用します。ツアー中にトイレに行くことはできないので、長時間使用できる多い日・夜用のものを選んでください。
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おわりに:キャニオニングは自然による癒しと有酸素運動、筋力トレーニング効果を一緒に得られるアクティビティー!
まずはトレッキングで高い場所をめざし、そこから渓流を下って楽しむキャニオニングは、究極のアウトドアとも称されるアクティビティです。有酸素運動による心肺や血管機能向上、筋力や体力増強の他、ウェットスーツによる加圧トレーニング効果、自然に分け入ることによる癒しまで幅広い効果が期待できます。近年では、アウトドア初心者でも参加できるコースのツアーもあるので、興味がある人は春・夏のツアーに参加してみましょう。
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