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アーティチョークに含まれる栄養と美味しく食べるコツとは?

アーティチョークのイメージ画像 お野菜辞典
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アーティチョークは、花を食べる「花野菜」です。海外ではハーブとして古くから食べられてきましたが、日本ではまだ馴染みが薄い野菜かもしれません。
今回は、アーティチョークの栄養効果と保存方法や美味しく食べるポイントについて、食材大辞典としてまとめました。

アーティチョークの特徴と栄養効果って?

アーティチョークは、地中海沿岸原産の、ヨーロッパでは一般的に食べられている花菜です。日本では朝鮮アザミとして知られあまり食材としては認識されていませんが、欧米では古くからメディカルハーブとして人気の高級食材です。

食べられるのは幾重にも重なった緑のガクの付け根部分や花芯部だけで廃棄率が75%と高いですが、葉や茎は乾燥させてお茶に、存在感のある個性的な花は切り花として利用されています。

薬効成分が注目されるシナリン
ポリフェノールの一種で、イタリアでは肝機能改善薬にも使われている
糖尿病予防、脂質の代謝促進、コレステロールや中性脂肪の減少など多くの薬効が期待できる
抗菌、抗酸化、抗炎症、利尿、腎機能改善なども期待できる
カリウムなどのミネラルが豊富
細胞内の塩分バランスを調整し高血圧を予防改善するカリウムが含まれる
筋肉の収縮や神経伝達に関わりイライラを鎮め精神を安定させるマグネシウムなどを多く含む
不溶性、水溶性両方の食物繊維を含む
便秘の改善、整腸作用があり、高脂血症や糖尿病など生活習慣病の予防や美容効果が期待できる

そのほか、ビタミン類はそれほど多くありませんが、貧血予防や成長に不可欠とされ皮膚や髪を健康に保つ効果もある葉酸なども多く含まれています。

アーティチョークの選び方と保存するときのポイントは?

アーティチョークの選び方と保存するときのポイントは、以下の通りです。

アーティチョークの選び方のポイント
丸々として重く実が締まっているもの、ガクが肉厚で張りがありしっかりと閉じ、蕾の先端が開いていないもの、全体に緑が鮮やかで軸の切り口が新しいものを選ぶ
アーティチョークを保存するときのポイント
新鮮なうちに食べ切るのが基本
保存が必要なときは、乾燥しないように丸ごとラップで包むかビニールやポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れておく
カットや下処理をすると日持ちしない
長期間保存するなら、茹でて冷凍することも可能。ただし、オイル漬けなどにしたほうが良い

アーティチョークの食べ方と下ごしらえの方法は?

茹でると、繊細で若々しい甘さのあるほくほくしたでんぷん質を味わえます。

下ごしらえでは、変色を防ぐためにまずガクを一枚ずつはがしながらレモン水か酢水に浸けていきます。
残った緑色の固い部分を包丁で削ぎ落して中の花の部分を取り除き、ひたひたになるくらいの塩とレモン汁か酢を加えた水に入れ、火にかけて沸騰させまましょう。30分ほど茹で、竹串が抵抗なく刺さる程度になったら水気を切るように冷まします。

一般的には、ガクの付け根の肉厚の部分は歯でしごくように食べ、花芯部はそのままかじったりカットして食べます。茹でた後、保存も兼ねてハーブと合わせたオイル漬けやピクルスにしたり、にんにくと一緒にフードプロセッサーにかけてディップにして使うのもおすすめです。160度くらいの油でじっくりと揚げたり、中に詰め物をして蒸したり焼いたりしても美味しいです。

おわりに:薬効成分が注目される成分を含みます。じっくり茹でて貴重な部位をいただきましょう

アーティチョークは、可食部は少ないものの、さまざまな薬効成分が注目されるシナリン、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維などを豊富に含みます。変色に気をつけじっくりと茹でてからさまざまな料理で楽しんでみましょう。

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