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クロスカントリースキーは健康に役立つスポーツって本当?

体験・アクティビティ
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冬、雪の積もった平原や森林で楽しめるウインタースポーツのひとつにクロスカントリースキーがあります。

今回はクロスカントリースキーがどんなスポーツなのか、クロスカントリースキーを通して得られる健康効果に着目して、ご紹介します。

クロスカントリースキーとは?

クロスカントリースキーは、スキー板を履いて2本のポールを持ち、雪のあるコースを進むスポーツです。

進むコースは雪原から森林の中、公園、市街地などさまざまで、基本的には平坦な道だけでなく地形を利用したアップダウンのあるコースが設定されます。

このため、一般的なスキーでイメージするような斜面の滑走はあまりありません。
上り坂と下り坂、そして平坦な雪道の上を進むために、クロスカントリースキーでは「クラシカル走法」と「スケーティング走法」の2種類が用いられます。

クロスカントリースキーの走法

クラシカル走法
左右のスキーを平行にした状態で、左右交互に前後させながら歩くように進む走法
上り坂では、ポールもうまく使いながら進んでいく。スキーのもともとの用途であった雪上の移動手段に近い走法
ノルディックウォーキングに近い動きになる
スケーティング走法
スキー板を逆八の字に開いて、片方の足で雪原を蹴り、もう片方の足に体重を乗せて滑走する走法
アイススケートのフォームに似ている
特にコースの下り坂で使用される走法
クラシカル走法に比べて運動強度が高く、クラシカル走法と併用されることも多い

どちらの走法でも、足と腕、またこれらを動かすための全身運動ができるのが特徴です。
大会では、規定されたコース・走法でいかに早くゴールできるかどうかを競い、個人以外にもリレーや団体戦、時間差でスタートしてタイムを競うものもあります。

クロスカントリースキーの健康上のメリットって?

クロスカントリースキーは、他のウインタースポーツと比べても高い運動強度を誇ります。
例えば、クロスカントリースキーとスノーボード、スキー、スケートの1時間あたりの消費カロリーを比較すると、以下のようになります。

ウインタースポーツの1時間あたりの消費カロリー比較

クロスカントリースキー
567キロカロリー
スノーボード
333キロカロリー
スキー
441キロカロリー
スケート
441キロカロリー

クロスカントリースキーの消費カロリーは、他のウインタースポーツの1.5~2倍近くになることがわかりますね。単に滑走するのではなく、全身を使い雪の上を走るように進むクロスカントリースキーは、ランニングに近い運動強度を得られる有酸素運動なのです。

有酸素運動とは
長時間にわたりたくさんの酸素を取り込みながら筋肉を動かし、エネルギーを燃焼し続ける運動のこと
具体的には、30分以上無理なく続けられるペースでのウォーキングやジョギング、ランニング、サイクリング、水泳などがこれにあたる

レジャーとして雪景色を楽しみながら、クロスカントリースキーを継続的に行えば、心身に以下のような健康上のメリットを得られるでしょう。

クロスカントリースキーなど、有酸素運動に期待できる健康効果

  • 呼吸にかかわる肺・気管・横隔膜などの機能向上
  • 体に酸素を運ぶ心臓の機能向上、血液の通り道である血管の柔軟性向上
  • 筋肉の緊張で起こる体の痛み、不調の改善、脳の活性化
  • 血流の改善、脳の活性化による脳血管障がい、うつ病リスクの軽減
  • 全身の筋力増強、またこれによる基礎代謝の上昇、体温の上昇 など

また、簡単で年齢・性別を問わず始めやすく、ケガのリスクが少ないのもクロスカントリースキーの大きな特徴です。平坦な道で、無理なく歩けるペース・距離から始めれば、大きく転倒してケガをすることはまずありません。
本人に合ったペースで、全身の筋肉を左右バランスよく鍛えて体力を向上していけます。

どんなウェアですればいい?

クロスカントリースキーに挑戦するなら、寒さや雪の照り返しによる体調不良・日焼けから身を守れるよう以下の条件を満たすウェアを着用してくださいね。

歩くようなペースで楽しみたい場合

  • オーバージャージ、またはウインドブレーカーを着用するのが一般的
  • 通常のスキーウェアではゴワゴワして動きにくいので、薄手で動きやすいものを選ぶ
  • 寒さ対策のグローブとニットキャップ、照り返しから目を守るサングラスも着用を

よりハイペースで、マラソンのように楽しみたい場合

  • ツーピースと呼ばれるレーシングスーツを用意するとベター
  • 薄く伸縮性があり、体が動かしやすいライクラ生地のウェアがおすすめ
  • ツーピースだけで寒い場合は、その上にオーバージャージを着用すべし
  • 寒さ対策のグローブとニットキャップ、照り返しから目を守るサングラスも着用を

おわりに:雪景色を楽しみながら、クロスカントリースキーで健康効果を得よう

クロスカントリースキーは、雪の積もった森林や公園、市街地などアップダウンのあるコースをスキーで進むスポーツです。ポールを使って走るように進んだり、片方の足に体重を乗せて滑走するため、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。継続して行えば、有酸素運動による身体機能の維持・向上や脳の活性化、精神的なストレス緩和など幅広い健康効果を得られるので、シニア・プレシニアの人にもおすすめです。。必要なウェアや道具を揃えて、安全に楽しんでくださいね。

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