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カンパチは美味で栄養たっぷり!高級魚だけど価格相場は?通販で買える鹿児島カンパチのローカルブランドを紹介

カンパチの刺身のイメージ画像 グルメでケア
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年間を通してスーパーの鮮魚コーナーや、回転ずしのネタとしてよく目にするカンパチ。
今回はカンパチがどのような魚なのか、天然ものと養殖もの、ブリとの違いを紹介するとともに、お取り寄せ可能な鹿児島県のブランドカンパチを3種類紹介していきます。

カンパチは出世魚!ブリとの見分け方は?

日本の本州中部以南、東部太平洋を除く世界中の熱帯または温帯域に生息するカンパチは、スズキ目アジ科ブリ属の魚です。
カンパチは、体長は2m超、体重は80㎏になることもある大型の魚で、丸美を帯びたぷっくりした体形で、背と腹の境目あたりに黄色い線が入っているのが特徴で、水深20~70mの浅瀬から60~350mと深いところまで、さまざまな場所に生息しています。

仲間で群れを作って泳ぎまわる回遊魚に分類されますが、体が大きくなると潮の流れ速い岩礁帯などに居つき暮らすようになるといわれています。なお、カンパチは成長度合いに応じて呼び名が変わることから、「出世魚」として、お祝いがあったときに食べるごちそうとして珍重されてきました。

カンパチの名前の変遷

関東の場合
  1. シオッコ
  2. シオゴ
  3. アカハナ
  4. カンパチ
関西の場合
  1. シオ
  2. カンパチ

ブリとカンパチ、それぞれの特徴と見分け方

同じく出世魚として知られる魚にイナダ、ハマチから名前を変えていくブリが挙げられますが、ブリとカンパチは同じスズキ目アジ科ブリ属ながら別の魚です。
ブリとカンパチの特徴、両者の見分け方については以下にまとめています。

ブリの特徴
  • 顔へ向かってシャープな体形をしており、ラグビーボールに似ている
  • 口先が角ばっていて、肉月が良く体全体的に厚みがある
  • 体にある黄色のラインが、胸ヒレと重なっていない
カンパチの特徴
  • ブリと比べると身体の厚みがなく、平たく見える
  • 全体的に皮の色が黄色がかっていて、顔も口の先端も丸みを帯びている
  • 頭を正面から見たとき、眉間にあたる部分に漢数字の「八」のような黒い模様が見える

ブリとカンパチの見分けるポイント

  • 体に厚みがあり、流線形に近い形をしているのがブリ
  • 頭と口元が丸みを帯びていて、眉間に「八」の文字があるのがカンパチ
  • 全体的に体の色が黄色く、黄色のラインが胸ヒレと重なっているのがカンパチ

天然ものカンパチの旬はいつ?天然・養殖の価格相場は?

自然の海で生きる「天然もののカンパチ」は、夏から秋にかけて旬を迎えます。年間を通して流通しているカンパチですが、天然ものを旬で食べるなら、夏から秋に出回る天然カンパチを購入すると良いでしょう。

またカンパチの取引価格の相場は、天然ものも養殖ものもあまり変わりません。1㎏当たり、天然ものなら1,200~1,600円、養殖ものなら1,200円前後で取引されているため、その差は数百円程度です。

カンパチは天然ものと養殖で味に違いがある?見た目は同じ?

マグロやカツオと同じ赤身に分類されるカンパチの味わいは、魚臭さやクセの少ないさらりとした脂質と強いうま味、舌に吸い付くようなしっとりとした食感が特徴です。

カンパチの味の特徴、魅力
  • 魚臭さや癖が少ない、さらりとした脂身
  • しっとりと舌に吸い付くような、高級感のある舌ざわり

「マグロより圧倒的においしい」と評されることのあるカンパチは、非常にうま味が強く、特に1日程度置いた身でつくる刺身は絶品だといわれています。

天然ものと養殖もの、カンパチの味の違い

魅力的な味わいを楽しめるカンパチですが、近年では天然ものの漁獲高が減少を続けており、養殖ものが多く流通するようになってきました。
天然ものと養殖もの、両者のカンパチの身の質、味わいには以下のような違いが見られます。

天然カンパチの味わいの特徴
  • さっぱりとした脂のうま味、甘味を感じられる
  • 身が淡いピンク色をしていて、コリコリとした食感
養殖カンパチの味わいの特徴
  • 脂の濃さ、うま味を強く感じられる
  • 脂質が多いためやや白色に近い色で、柔らかな食感

天然ものと養殖もの、それぞれのカンパチには異なるおいしさと魅力があります。かつてはおいしくない魚の代名詞であった養殖魚ですが、近年の技術進歩により、飼料や生育環境を管理された養殖魚は非常においしくなっています。養殖カンパチだからと言って、天然ものに比べ味が劣るということは決してありません。

天然ものと養殖もの、カンパチの見た目の違い

生育環境が大きく異なる天然もののカンパチと養殖もののカンパチには、以下のような見た目の違いも見られます。

天然カンパチの見た目の特徴
  • 尾ビレの切れ込みが深く、三角形になっている
  • 顔つき、体つきともに精悍でシャープな印象
養殖カンパチの見た目の特徴
  • 尾ビレの切れ込みが浅く、丸みを帯びている
  • 肉付きが良いため太っていて、ずんぐりした体形をしている

カンパチの生産量が多い県は?東日本と西日本どっちが多い?

比較的暖かい海域を好むカンパチは、ブリとは異なるエリアで漁獲・生産されています。日本国内でカンパチの養殖生産量が特に多い地域は鹿児島県、宮崎県、高知県、愛媛県、香川県の5県です。

いずれも暖かな黒潮が流入する、三重県より西の太平洋沿岸ばかりであり、カンパチ養殖が九州・四国の温暖な海域で盛んに行われていることがわかります。

鹿児島県ローカルブランドのカンパチがおいしい!おすすめ3選を紹介

養殖にふさわしい魚の二大条件には、人間の管理下で飼育することである程度の生産量を見込めること、そして収益化できる価格で取引されることが挙げられます。成長が早く、安定した品質と出荷量を見込めて、1㎏あたり1,200円前後で取引される高級魚のカンパチは、二大条件を満たす、まさに養殖向きの魚です。近年では、鹿児島県を中心に養殖カンパチの生産地でブランド化が進み、各所でローカルブランドの養殖カンパチが誕生しています。

以下からは、鹿児島県内で養殖されていて、他地域からも通販で購入可能なローカル養殖カンパチを3種類、それぞれの特徴と一緒に紹介します。いずれもこだわりを持って育てられた、個性的なブランドカンパチばかりですので、ぜひ取り寄せて食べ比べてみてくださいね。

丸症水産の「錦のかんぱち」

  • 黒潮が運ぶ栄養と、養殖のブリ・カンパチの養殖生産量日本一を誇る鹿児島県の技術を結集させ育てられる、ブランドカンパチ
  • 養殖に精通した職人が、こだわりの飼料で安全・健康的に管理された絶品のカンパチは、オンライン通販で購入できる

▼ 錦のかんぱち

鹿屋市の「かのやカンパチ」

  • 本土最南端に位置し、平均水温22.4度と温暖な錦江湾で育てられる、ブランドカンパチ
  • 中国・海南島で採取された天然ものの稚魚を三重県の漁連を通して購入し、縦・横・深さそれぞれ8mになるよう鉄網で囲った特製の生け簀で、自然に近い環境で育てたもの
  • まるごと一匹でも、簡単に調理できる半身の真空パックでも、通販で誰でも購入できる

▼ かのやカンパチ

垂水市の「海の桜勘(おうかん)」

  • 垂水(たるみず)市漁協が、鹿児島県産のお茶を配合した飼料で育てるブランドカンパチ
  • 一般的な養殖カンパチよりもビタミンEの含有量が増加し、コレステロールの含有量が低い栄養価の高さと、透明感があり魚臭さの少ない身が特徴
  • 半身にまで捌いたフィレ、まるごと一匹はもちろん、脂がのったカマのみを詰め込んだパックに至るまで、さまざまなかたち・部位で通販購入が可能

▼ 海の桜勘(おうかん)

おわりに:養殖カンパチは天然ものに劣らぬおいしさ!産地から直接取り寄せて味わってみよう

臭みが少なくうま味が強いとされるカンパチは、天然漁獲高が減少し、成長速度が速く取引価格が高いことから、積極的に養殖が行われている魚です。養殖カンパチの特徴は、天然ものに比べ脂乗りが良く、しっとり柔らかな食感になるところ。味・肉質ともに天然ものに劣らぬ魅力があることから、両者は同程度の価格で取引されています。産地でのブランド化も進んでいますから、産地から通販で直接購入し、節目のごちそうとして味わいましょう。

活〆カンパチ 片身 (養殖)1尾3.5kg~4.0kgの半分
1尾を3枚におろしたうちの半身。刺身にして5〜7人前になるので家族用のお取り寄せ、贈り物にオススメ。高級カンパチの脂の旨味と歯ごたえを楽しんでください。

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