(画像:小笠原母島観光協会HP)
亜熱帯の美しい原生林、固有種の動植物、深く透き通った海やサンゴ礁…まさに自然の宝庫といえる「小笠原諸島」。シュノーケリングなどのマリンアクティビティで人気の観光地ですが、島のほとんどが「森林生態系保護地域」に指定されており、南国ならではの森林散策も楽しめます◎。以降では父島・母島それぞれのおすすめ森林浴スポットを紹介していきます。
東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ/父島
小笠原諸島には多くの固有種の動物が生息していますが、その一つが「アカガシラカラスバト」です。首と胸まわりは緑紫色の金属光沢を帯びており、頭部が光沢のあるピンク色をしている中型の鳩で、国の絶滅危惧種に指定されています。
このアカガシラカラスバトの生息地域になる原生林が、「東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ」です。ノヤシ、マルハチ、ムニンシラガゴケといった固有植物の生い茂るジャングルで、入林許可を受けた専門ガイドの同行なしでは立ち入りできない神聖な場所。
徹底的な自然保護対策がなされているので、貴重な動植物のほか、運が良ければ本物のアカガシラカラスバトが見られるかも?散策ルートも整備されており比較的歩きやすいので、亜熱帯ならではの自然を満喫したい方はぜひ!
- 住所
- 東京都小笠原村父島
- アクセス
- 商工観光会館(B-しっぷ)から車で約20分
- 電話番号
- 04998-2-3403(小笠原諸島森林生態系保全センター)
西台線歩道/母島
母島の北港から大沢海岸へとつながる約1.2kmの遊歩道「西台線歩道」は、ガイドなしで一般の人が自由に立ち入れる、島で数少ない散策路の一つです。途中、上り坂や足場の悪いところもありますが、比較的平坦な道が多く、30分程度でゴールの大沢海岸に辿り着ける手軽さも魅力◎。
遊歩道の入り口から少し歩いた先には、北港を高台から見下ろせる絶景ポイントが。水色に透き通った海と緑のコントラストが美しく、晴れの日はその美しさにきっと息を飲むことでしょう。ルート沿いに進めば、立派なガジュマルの木々やヒメツバキなどの固有の植物と多く出会えます。
1kmほど進んだ下りの階段から先には、ポトスが巻きついた巨木「タマナ」の姿が。防風林の役割も果たす潮に強い樹木で、日本では小笠原諸島でしか見られません。7〜8月には綺麗な白い花を咲かせるので、その時期を狙っての旅行もおすすめです。小笠原諸島ならではの幻想的な原生林の中、深呼吸をすれば、心が癒されること間違いなし。
ゴールの大沢海岸はあまり人が来ない穴場スポットなので、プライベートビーチ気分でのんびり過ごしたい方はぜひ足を運んでみてください。
- 住所
- 東京都小笠原村母島
- アクセス
- 「北港」から徒歩すぐ
- 電話番号
- 04998ー3ー2300(小笠原母島観光協会)
静沢の森遊歩道/母島
小笠原諸島は第二次世界大戦時の要塞になった場所で、父島・母島には未だ多くの戦跡が残されています。母島の中で、その歴史に多く触れられる森林散策路が「静沢の森遊歩道」です。
鬱蒼としたジャングルの中には、戦後70年以上の月日が経った今でも、海軍施設の跡や砲台などが現存。鉄筋コンクリート製の防御陣地「トーチカ」の中に残された探照灯の残骸、敵機を狙い撃つために設置された高角砲を間近で見るうちに、戦時中の張り詰めた緊張感が伝わってきます。
長年ジャングルの中で時を過ごした砲身の表面は、今では樹木の表皮のように緑に覆われており、自然と一体化…ここでしか見られない圧巻の風景です。森林浴だけでなく、小笠原諸島の歴史にも触れられる希少なスポットといえるでしょう。
- 住所
- 東京都小笠原村母島
- アクセス
- 「沖港」から徒歩約15分
- 電話番号
- 04998ー3ー2300(小笠原母島観光協会)
おわりに:自然と歴史の宝庫・小笠原諸島でしかできない森林浴を!
手付かずの自然が多く残る、小笠原諸島ならではの森林散策スポットをご紹介しました。ここでしか出会えない野生動物や植物、絶景、歴史的遺産など見所が目白押しなので、ぜひ写真も参考に、訪れたいエリアを選んでみてください!
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