三重県の伊勢志摩エリアでの観光といえば、伊勢神宮など本土のスポットが有名ですが、志摩・鳥羽には多くの離島が存在することをご存知でしょうか。いずれの島も手つかずの自然が多く残っており、隠れた森林浴&パワースポットが満載◎。ゆったりとした島時間・島情緒に触れながら、癒しのひとときを送るのにぴったりの場所をご紹介していきます。
美多羅志神社の龍神さん/答志島
鳥羽市本土から船で約30分で行ける離島「答志島(とうしじま)」。3つの集落から成る、鳥羽エリアの離島群の中で最も大きく人口が多い島で、お店や宿、船便も多く、観光のしやすさが魅力です。
答志島には昔ながらの集落風景が残っており、ふらりと散策するだけでも十分情緒を味わえますが、島随一の自然の造形美に触れられるスポットが「美多羅志(みたらし)神社」の境内の「龍神さん」です。
龍神さんは、眼光鋭い龍の顔の形をした神秘的なシイの木。地元の人からは、「海の神・龍神を深く信仰していた神功皇后に、ゆかりのある神社だから出現した」と崇められているそう。
また神社が祀る美多羅志神は五男三女の子をもつ神様だったことから、子授けのご利益があるとされ、「夫婦で参拝し、つがいのアワビを奉納すると、美しい瞳の子供を授かる」と言い伝えられています。
緑に触れたい方はもちろん、パワースポットに興味のある方はぜひ足を運んでみては?
- 住所
- 三重県鳥羽市答志町
- アクセス
- 和具港から徒歩約15分
- 電話番号
- 0599-25-1157(鳥羽市観光課)
九鬼嘉隆の首塚・胴塚/答志島
答志島の豊かな緑と歴史に同時に触れられるスポットが、「九鬼嘉隆(くきよしたか)の首塚・胴塚」。
九鬼嘉隆は戦国時代の大名で、織田信長や豊臣秀吉のお抱え水軍として活躍した水軍武将です。鳥羽城を築き上げ、毛利水軍の撃退、朝鮮出兵の指揮を務めるなど数々の功績のある名将ですが、関ヶ原の戦いで敗北し、答志島で自刃した最期を遂げました。
「我が首は、我が鳥羽城が見える場所に」との遺言を受け、子の守隆が、鳥羽城を見渡せる丘の上に首を、自刃した洞仙庵の周辺に胴部をそれぞれ葬ったものが、これらの首塚・胴塚です。三重県の文化財に指定されています。
胴塚は木々に囲まれた場所にあり、近くには自刃の刀を洗ったとされる血洗い池も。深い緑と静寂に包まれ、夏場でも涼を感じるスポットです。首塚は築山岬の山頂にあり、近くの見晴らし台からは鳥羽城を一望できる絶景が広がっています。静かな場所で森林浴をしつつ、鳥羽の歴史に触れたい方におすすめの散策コースです。
住所三重県鳥羽市答志町和具アクセス和具港から徒歩約5分(胴塚)、徒歩約20分(首塚)電話番号0599-25-1157(鳥羽市観光課)
神島灯台~監的哨跡への自然遊歩道/神島
三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台であり、映画のロケ地にもなったことで有名な鳥羽市の離島「神島(かしま)」。石灰岩が風化してできた独特の景観の「カルスト地形」が特徴で、白い塔のようにそびえ立つカルスト地形と海の青さのコントラストが神秘的な島です。
観光名所として人気なのは、なんといっても「神島灯台」。1910年(明治43年)に点灯された、日本初の白熱電灯を使用した電気式灯台で、『潮騒』で愛を成就させた場所として知られることから、ロマンチックなプロポーズにふさわしい場所として「恋人の聖地」に認定されています。美しく佇む白い灯台と青い空、木々の緑のコントラストにうっとりすること間違いなし。
そしてこの神島灯台から、「監的哨跡(かんてきしょうあと)」への道のりが、神島おすすめの森林散策ルート。苔むした石段と木漏れ日が心地よい緑の坂道が続き、森林浴のリラックス効果がたっぷり。
石段を登りきると目の前に現れるのが「監的哨跡」です。戦時中、旧陸軍が伊良湖から撃つ大砲の試着弾を目視して確認するための施設で、映画『潮騒』のクライマックスシーンにも登場します。生い茂る木々の中そびえる2F建ての鉄筋コンクリート造りの建物は、まるで秘密基地のよう。自然との調和が美しい絶好の写真スポットでもあります。
監的哨跡の中は夏場でもひんやりと涼しく、2Fの小窓からは海を一望できる絶景が。静寂の中、ゆっくり神島の自然風景を堪能したい方は、ぜひお立ち寄りを!
住所三重県鳥羽市神島町アクセス神島港から徒歩約35分(神島灯台)、徒歩約50分(監的哨跡)電話番号0599-25-1157(鳥羽市観光課)
ノスタルジックな集落散策/間崎島
英虞(あご)湾のほぼ中央に位置する「間崎島」。かつては真珠養殖で「宝石の島」と称された人口100人ほどの小さな秘島で、手つかずの自然が多く残っています。
砂浜が美しく、プライベートビーチのような気分を味わえることから海水浴客が度々訪れる島ですが、緑と共生する集落の街並みも観光スポットの一つ。ふらっと島全体を散策するだけで、豊かな原生林に出会えます。
道も整備されており、ツタや苔の生い茂る土壁と木々による緑のトンネルが心地よい森林浴スポットも。散策路を外れた所にある森林でも、静寂に包まれた癒しのひとときを送ることができます。
そのほか、廃墟と緑の調和が美しいフォトジェニックなスポットも。間崎島は小さな島ではありますが、比較的観光客が少ない分、静かに自然を満喫できる魅力があります。「喧騒を忘れて、ノスタルジックな癒し旅を送りたい…」という方はぜひ!
おわりに:情緒あふれる島時間を楽しむ、とっておきの癒し旅を
伊勢志摩・鳥羽の本土では見ることのできない、離島ならではの穴場の森林浴スポットをご紹介しました。のんびり島を散策するうちに、緑豊かでノスタルジックな風景に心が癒されていくこと間違いなし。三重県の本土からフェリーで30分ほどで行ける手近な島もあるので、伊勢志摩で観光をする際に、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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