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しろ菜の栄養効果と食べ方、料理のポイントは?

しろ菜のイメージ画像 お野菜辞典
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しろ菜は、その名の通り白菜の親戚のような野菜です。クセがなく、ほのかで上品な甘みが漬物と相性が良く、関西地方でとくに好まれています。
今回は、しろ菜の栄養効果と選び方、美味しい食べ方のコツについて食材大辞典としてまとめました。

しろ菜の特徴と期待できる栄養効果は?

しろ菜は、漢字で白菜と書くハクサイの仲間ですが、ハクサイと漬け菜が交雑して生まれた結球しない野菜です。幅広の卵形をした薄緑色の葉に真っ白な平軸の葉柄を持つクセのない葉野菜で、原産国は中国です。古くから関西で多く作られ「大阪しろな」「天満菜」とも呼ばれています。通年出荷されていますが、早生種から晩生種までいくつかの品種があり、季節によって若干甘さなどが異なります。

老化、生活習慣病を予防
βカロテン(ビタミンA)、ビタミンCが豊富で、強い抗酸化作用で老化や生活習慣病の予防に役だつ
免疫力強化や発がんの抑制、風邪の予防や疲労回復、髪や視力、粘膜や皮膚の健康を維持して肌荒れなどにも効果があり、喉や肺など呼吸器系統も守る
むくみや高血圧を予防
カリウムを多く含み、体内の余分な塩分を体外に排泄してむくみや高血圧を防ぐ
長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもある
骨の健康維持やストレス解消効果も
カルシウムなどのミネラルも豊富で、骨を丈夫にして骨粗しょう症などを予防する
神経の伝達を正常化し興奮を沈めたりストレスを和らげる効果もある

しろ菜の選び方と保存方法のポイントは?

しろ菜の選び方と保存方法のポイントは、以下の通りです。

しろ菜の選び方のポイント
軸の色が白くハリとツヤがあり葉が鮮やかな緑色のもの、根元を持って立ててもへたらず葉先までシャキッとしているものを選ぶ
非常に傷みの早い野菜のため、根元の切り口や葉の周りの色の変色に注意する
しろ菜の保存方法のポイント
持ち帰ったら、乾燥しないように濡らした新聞紙などでくるみポリ袋に入れて、野菜室に根の部分を下に立てて入れて保存する
2~3日をめどに早めに調理する
長期保存するなら、硬めに茹でて冷水に落とし、水気を絞ったら小分けしてラップで包み冷凍保存する

しろ菜を美味しく食べるポイントは?

アクやクセがほとんどなく、ハクサイと同じようにいろいろな料理に使える野菜です。シャキシャキとした食感で、特に冬の晩生種は葉に厚みが出て甘みもあり美味しいといわれています。料理や好みによって歯ざわりを残したりくったりさせたりと火の通し方を加減しましょう。

お浸しや和え物にするなら下茹でをします。塩は加えず湯が沸騰したら根元の白い部分を湯をかき混ぜるように先に浸し、ある程度しんなりしてから葉の部分を浸け、色が変わったらすぐに引き上げて冷水にとります。煮たり炒めたりする場合も、軸と葉を時間差で入れることで食感が残り美味しく仕上がります。

胡麻和えが定番ですが、茹でて絞ったものを鰹節とポン酢だけで食べても美味しく、味噌や醤油との相性がとても良いので古くから味噌汁や薄揚げとの煮浸しにも使われてきました。鶏出汁とも相性が良く、和洋中のさまざまな料理で楽しめます。

おわりに:老化や生活習慣病の予防に役立つ万能野菜。火を入れるときは軸と葉に時間差をつけて

しろ菜は、老化や生活習慣病の予防、むくみや肌荒れの改善、骨の健康維持やストレスの緩和にも役立つ、アクやクセがほとんどなくさまざまな料理、調味料に合わせやすい万能野菜です。茹でたり煮たり炒めたりする場合は、軸と葉に時間差をつけて入れることで食感が残りおいしく仕上がります。

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