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ノビルの栄養効果と美味しく食べるポイントとは?

ノビルのイメージ画像 お野菜辞典
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ノビルとは、ネギやニラに似た植物ですが、全く違う野菜です。野原や土手などに生息する「野草」であり、昔から食べられてきました。
今回は、ノビルの栄養効果と下処理や食べ方のポイントを食材大辞典としてまとめました。

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ノビルにはどんな栄養が含まれているの?

ノビル(野蒜)は、全国の野原や土手などに自生する野草です。根元の小さなタマネギ状に肥大した部分が食用となり、ツンとした香りと多少ヌメリのある食感が特徴で、最近は通販などでも扱われるようになりました。

ノビルには、次のような栄養が含まれています。

硫化アリル
  • ノビルの独特な香りのもと
  • 新陳代謝を良くするほか、疲労回復や滋養強壮に効果があり、疲れにくい体をつくる
  • 血液をサラサラにして血栓などを防ぐ
  • 免疫力を高める働きが期待できる
  • 生活習慣病の予防に役立つ
  • 抗酸化作用、抗菌・殺菌作用期待できる
カリウム
  • 体内に溜まった余分な水分や塩分の排出を促す
  • 体のむくみや高血圧の予防が期待できる
多様なビタミン・ミネラル類・食物繊維
  • 疲労回復に役立つビタミンB1を含む
  • 皮ふや粘膜の健康に役立つビタミンB2を含む
  • 脳神経を正常に働かせることに役立つナイアシンを含む
  • ストレスをやわらげるパントテン酸を含む
  • 貧血を予防する葉酸などのビタミンB群を含む
  • 抗酸化ビタミンであるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEを含む
  • 止血や骨粗しょう症を予防するビタミンKを含む
  • 骨や歯に必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムを含む
  • 血液をつくる鉄分を含む
  • 水溶性食物繊維なども豊富

ノビルの選び方と保存方法のポイントは?

ノビルの選び方と保存方法のポイントは以下のとおりです。

ノビルの選び方のポイント
  • 旬は3~5月で春の野原や土手でヨモギなどとともに多くみらる
  • 根元に近い茎が白くて太いもの、緑色の部分が濃くピンと張っているものを選ぶ
  • 収穫するときは、根が抜けにくいのでシャベルも使う
  • 球根部分が大きい方が食べ応えもあって美味しいが、球根が大きく育つと葉の食感は悪くなる
ノビルの保存方法のポイント
  • 収穫したものは水でよく洗い、薄皮をむいて新聞紙に包みさらにビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する
  • 本来の風味や辛味が抜けやすいのでできるだけ早く食べる
  • 長期間保存するなら、茎を切り落として球根だけを甘酢漬けなどにしておく

ノビルの下処理のやり方とおすすめの食べ方は?

ノビルは、次の手順で下処理をしましょう。

  1. 採ったノビルの泥はその場で落として根も切り取り、水を張ったバケツや洗面器などに浸けておく
  2. 柔らかくなった泥を洗い流し、根を根元から切り外の黒い皮も取り除く。残った泥は歯ブラシなどで洗い、取れなければ包丁で切り落とす
  3. 葉の固い部分や枯れた部分を手でちぎって取り除く

ノビルは、生のまま細かく刻んで薬味やトッピングとして使うのが一般的ですが、そのまま味噌をつけて食べると辛めのつまみになりますし、さっと茹でて一口サイズの酢味噌和えにすれば食べやすい箸休めになります。

甘酢漬けやピクルス、醤油漬け、味噌漬けにも合い、根も葉も細かく刻んで漬け込めば薬味としても楽しめ、天ぷらにしても美味しいです。炒め物に少し加えると脂溶性ビタミンもとれますし、味のアクセントになります。肉と一緒に煮込むと臭み消しになりますので、お鍋や煮物に使ってもいいでしょう。

おわりに:疲れにくい体をつくり生活習慣病などを予防します。新鮮な風味を楽しみましょう

全国の野原などに自生しているノビルは、血行、新陳代謝を良くし、疲労回復や滋養強壮、免疫力強化、がんや生活習慣病の予防、冷え性やむくみ、便秘の改善や老化予防にも役立ちます。収穫したものは泥をしっかりと落とし、新鮮なうちに風味を楽しんで食べるか、すぐに漬けるなどしておきましょう。

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