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旅行すると健康に良い効果があるって本当?

ウェルネスツーリズム
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普段生活している場所、環境を離れ新しいものに触れる旅行は、私たちの気持ちをリフレッシュさせてくれるだけでなく、さまざまな健康効果をもたらしてくれるのです。

今回は旅行に期待できる心身への健康効果について、わかりやすく解説します。

旅行で得られる心と体のメリットとは?

関心のある場所へ行きたい、大切な人との時間を共有したい、その土地にしかないものを食べてみたいなど、旅行に行く動機は人によりそれぞれです。

しかし、単にレジャーとして楽しいだけでなく、行は私たちの心身に以下のような健康効果をもたらしてくれるといわれています。

旅行により得られる、心身の健康へのメリット
  • 旅行中、脳の活動が適度に抑えられてリラックスした状態になる
  • ストレスを感知したときに分泌される、コルチゾールというホルモンの量が減る
  • 一方で、幸福感を生じさせるセロトニンというホルモンの分泌量が増える
  • ストレスが緩和されることにより、精神疾患や心臓疾患にかかるリスクが下がる
  • 新しいものを見聞きする、味わう旅ならではの体験が脳に刺激を与え、活性化させる
  • 日常生活から離れることで、普段身近に感じている悩み事から解放される
  • 普段悩んでいること、考えていることの解決策やそのヒントが見えてくる
  • 異なる土地の空気や微生物にさらされることで、免疫力が高まる可能性がある
  • 旅行に出発する少し前から、がん細胞の増殖を抑えるナチュラルキラー細胞が増える
  • 観光時間を確保するため規則正しい生活を強いられ、体調管理をしやすくなる

旅行は認知症予防にも役立つ?

普段の生活・ストレス・悩みから離れ、心身や脳にさまざまな刺激を与えてくれる旅行は、高齢者の認知症予防にも役立つ可能性があると指摘されています。

東北大学加齢医学研究所と、特にシニア世代に多く利用されている旅行会社・クラブツーリズムは、3年間で約90名の高齢者に対し調査を行いました。調査内容は、直近5年間の旅の履歴と本人が主観的に感じる幸福度の関連性を調べるものです。

その結果、旅行する回数の多い人ほど主観的幸福度が高く、旅行する回数が少ない人ほど絶望感や失望感、将来への不安を感じる傾向があるとわかりました。
また、積極的に旅行をする高齢者ほど「新しい土地・文化・人に触れたい」という好奇心や、「予期せぬトラブルに対処できる」という判断力の高さ、自信も持っていました。

旅行は、脳をフルに使った思考や判断、そして刺激の連続です。
物事への挑戦意欲や好奇心、新しい土地・文化・人との触れ合いは脳にとって適度な刺激に、そして幸福感は、脳機能や心身の健康を維持する重要な糧となります。

旅行にどのくらい脳の萎縮・機能低下から起こる認知症を予防する効果があるのか、まだ科学的には証明されていません。
しかし、さまざまな刺激や普段の生活だけでは得難い幸福感を与えてくれる旅行は、認知症予防に役立つ可能性があるといえるでしょう。

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おわりに:旅行による刺激は、心身の健康増進や認知症予防に役立つ

スケジュールを立て、知らない土地・文化・人と会いに行く旅行は、私たちの心身に普段の生活では得られない刺激や幸福感をもたらしてくれます。物理的に日常から離れることにより、脳や体の免疫機能が活性化されてリラックス効果、問題解決のヒントを得やすくなることは科学的にも証明されているのです。

また近年では、脳に多様な刺激を与え本人の幸福感や自信を高める作用もあることから、認知症予防への効果も期待されています。

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