昔からビジネスの現場で、コミュニケーションツールとしても親しまれてきたゴルフ。楽しいだけでなく、健康効果が期待できるスポーツであることをご存知でしょうか。
今回はゴルフが健康にもたらすメリットを、安全に楽しくゴルフを続けるための注意点と一緒に解説していきます。
ゴルフをすることのメリットって?
コースを歩いて移動し、頭を働かせて芝や風を読み、複数人で長時間かけてスコアを競うゴルフは、脳と体の両方を使うスポーツです。
このため、ゴルフをすることで以下のようなメリットを得られると考えられています。
健康効果が期待できる
ゴルフをするときは、広大な敷地を歩きながらプレーしますよね。
たとえゆっくりでも、長時間歩き続けるのは良い運動になります。一説には、ゴルフのプレー中に歩く歩数は2万歩前後で、日常生活の4倍にもなると言われているほど。
ゴルフを通した定期的に運動は、身体機能の維持に必要な筋肉がつくだけでなく、血行不良が原因で起こる冷えや不調、生活習慣病の予防にも役立ちます。
認知症予防
認知症の予防に必要なのは、脳に適度な刺激を与え続けること。他者と会って話す、競う、体を動かす、考えるなどの動作を継続的に行えば、認知症予防効果を得られます。
複数人で話しながらラウンドを回り、コースや使う道具について考え、全身を使ってプレーするゴルフは、認知症予防に非常に効果的なスポーツなのです。
高齢になっても、無理なく続けられる
他のスポーツに比べ、ゴルフは競技寿命が長いスポーツだと言われています。
また、必ずしも体力と筋力のある若者が有利とも限りません。テクニックを磨けば、70代・80代になっても若い人と同等に渡り合い、楽しめるでしょう。
ゴルフは心と体の健康維持に役立ち、年齢を重ねて長く楽しめるスポーツだと言えますね。
ゴルフをするときの注意点は?
激しい動きが少なく、年齢を重ねてもテクニックを磨き続けられるゴルフは、高齢者の健康維持や認知症予防に適したスポーツです。
しかし、自身の体の状態をきちんと理解したうえで取り組まないと、スイング中に肩・肘・手首などを傷めたり、疲労や熱中症で倒れてしまうリスクもあります。
あなたに適した運動強度で、安全に楽しくゴルフを続けられるよう、プレーするときは以下の対策をとってくださいね。
- ケガを予防するために…
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- プレーの前は、軽く汗をかく程度までジョギングするなどウォーミングアップをする
- スイングしたときに手首や肩、肘、腰を捻って傷めるのを防止するため、プレーの前後には入念にストレッチをすること
- 可能であれば、普段から利き手とは逆の手でスイング練習するなどして全身的に筋トレし、バランスよく体を動かしておく
- 体調不良を予防するために…
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- ウォーミングアップのし過ぎに注意し「ちょっときつい」と感じる程度でやめておく
- 夏場など、体調を崩しやすい時期の日中のプレーは避け、安全と健康を第一に考える
- 水分や塩分をしっかり補給する、血圧や心拍数をこまめにはかるなどして、体調を崩さない範囲でプレーする
おわりに:ゴルフには運動不足解消、筋力増強、認知症予防効果が期待できる!
ビジネスツールのひとつとしても親しまれているゴルフは、年齢を重ねても無理なく続けられる、健康効果の高いスポーツでもあります。複数人で会話を楽しみながら、芝や風を読み全身を使って行うため、単なる血流促進や筋肉増強だけでなく、脳の機能維持や認知症予防効果まで期待できるのです。ただし、本人の体の状態に合わない強度で行うのは危険です。ケガや体調不良に十分注意しながら、楽しくプレーしましょう。
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