キクラゲと言えば、中華料理やラーメンなどのトッピングで大活躍のキノコですよね。乾燥キクラゲであれば保存しやすいので、家庭でも大活躍の食材といえるでしょう。
ただ、もう少し美味しく食べるコツがあることを知っていますか?
今回は、キクラゲの栄養効果と保存方法や美味しく仕上げるコツについて食材大辞典としてまとめました。
キクラゲに含まれる栄養とは?
キクラゲ(木耳)は、コリコリとした歯ごたえのある食感を特徴としたキノコの一種で、中華料理などによく使われています。国内で販売されているものは中国産の乾燥キクラゲがほとんどですが、近年では生キクラゲを見かけることも増え、粉末状に加工したキクラゲパウダーも話題を集めています。主に次のような栄養を含みます。
- 食物繊維
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- 特に不溶性の食物繊維が豊富
- 水分を吸収して膨らみ腸を刺激することで便秘を改善し、有害な物質を吸着して体外に排出するのを助ける
- しっかり噛んで食べるようになるため満腹感が得られやすく、食べ過ぎを防げる
- ビタミンD
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- 脂溶性ビタミンのひとつで、骨の形成をうながし骨粗しょう症を予防する
- 免疫力を高める効果もある
- 不足すると、認知症リスクが上がると言われている
- カリウム
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- 体内の余分な塩分を体外に排出して細胞の浸透圧や水分を調節し、むくみや高血圧を予防・改善する
なお、キクラゲには黒キクラゲと白キクラゲがあり、特に黒キクラゲには鉄分が豊富で貧血の予防効果が高く、薬膳でもよく使われます。白キクラゲはゼラチン質でコラーゲンを豊富に含みますが、硝酸塩を含むので長時間の放置には注意が必要です。
キクラゲの選び方と保存方法は?
キクラゲの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。
- キクラゲの選び方のポイント
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- 乾燥キクラゲは、色や大きさの揃った高級品から不揃いで安価なものまであるので、用途によって選ぶ
- 生キクラゲは、できるだけ肉厚で表面にしっとりした艶があり色が濃い物を選ぶ
- キクラゲの保存方法のポイント
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- 乾燥キクラゲは常温で1年間保存できるが、生キクラゲはなるべく早く食べ切るようにする
- 保存するなら水気が付かないようキッチンペーパーなどに挟むようにして保存袋に入れてから冷蔵庫に入れる
- 出来るだけ空気を抜いて保存袋に入れれば、冷凍保存することも可能
- 完全に水分が無くなるまで天日干しすれば、乾燥保存することもできる
キクラゲってどうやって食べればいいの?
乾燥キクラゲは、20~30分、水かぬるま湯で戻し、戻ったら水に浸しながらよくもみ洗いしてから石づきの固い部分をハサミなどで切り落として使います。
生キクラゲは、軽く水洗いし石づきを取れば、そのまま調理に使えます。
ただし、食べるには必ず加熱が必要です。サラダなどに加える場合でも、熱湯で30秒ほど湯通ししましょう。炒め物や鍋物、スープ、煮物、揚げ物など、火を通す料理に使う場合であれば事前の湯通しは不要です。乾燥キクラゲやキクラゲパウダーも、必ず加熱調理しましょう。
食感を活かして料理するのが美味しく仕上げポイントです。基本的に中華料理との相性が良く、炒め物などにそのまま切った生キクラゲを使えば、乾燥キクラゲ以上にプリプリとした食感が楽しめます。
おわりに:ダイエットやデトックス、骨の維持や貧血予防などに有効。必ず加熱して使いましょう
キクラゲには、ダイエットやデトックスに役立つ食物繊維やカリウム、骨粗しょう症を予防するビタミンDや貧血を予防する鉄分など、女性にうれしい効果を持つ栄養成分が豊富です。乾燥タイプのほか、生キクラゲなども目にすることが増えましたが、いずれも必ず加熱して使いましょう。中華料理の炒め物などで食感を楽しむのがオススメです。
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