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ヤマイモの栄養と食べるときの注意点とは?

ヤマイモのイメージ画像 お野菜辞典
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ヤマイモとは、いわゆるトロロで使うイモのこと。長芋も自然薯なんかもヤマイモの一種です。
夏バテ防止や風邪の予防や回復食、妊婦さんの栄養補助にも使える植物系パワーフードでもあります。
今回は、ヤマイモの栄養効果と保存方法や栄養を効率よく摂るコツについて食材大辞典としてまとめました。

ヤマイモにはどんな栄養があるの?

ヤマイモは、実は一種類ではなく、長芋、いちょう芋やつくね芋などの大和芋、自然薯なども含めたヤマノイモ科に属するイモ類の総称です。どれも栄養価に大きな違いはありませんが、大和芋は粘りが強く甘みがあるのに対し長芋は水分が多く粘り気は少なめで淡白な味わいがあります。ヤマイモには、主に次のような栄養が含まれています。

タンパク質
  • 良質なタンパク質が100gあたり2.2g含む
  • 大豆製品ほどではないが他の野菜に比べると圧倒的に多い
消化酵素アミラーゼ
  • アミラーゼの働きでデンプンの一部が分解される → 世界でも珍しい「生でも食べれる」イモとなっている
  • 胃もたれの解消や胃腸機能の回復に役立つ
カリウム・マグネシウム
  • カリウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む
  • むくみの解消や貧血、高血圧の予防効果などが期待できる
ビタミンB群、ビタミンC
  • 疲労回復や美肌効果のあるビタミンB群
  • 免疫力を上げ風邪などの予防効果のあるビタミンCも豊富

ヤマイモの選び方と保存方法は?

ヤマイモの選び方と保存方法のポイントは次の通りです。

ヤマイモの選び方のポイント
  • 皮が薄く張りがあり、表面に傷や斑点のないものを選ぶ
  • ずっしりと重みがあり太くまっすぐなものがよい
  • ひげ根が少ないものが新鮮、多いものは粘りが強い
  • カットされたものは、切り口が白くみずみずしいものを選ぶ
  • ヤマイモは乾燥に弱いので、買う時はおがくずに入ったものや真空包装のものがおすすめ
  • 光や水気にも弱いので早目に使い切る
ヤマイモの保存方法のポイント
  • キッチンペーパーに包んでから新聞紙で包み、冬季は冷暗所で常温保存、冬季以外はさらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れる
  • カットしたものはラップで全体を包むかキッチンペーパーで切り口を包み保存袋に入れ野菜室で保存する → 傷みやすいので2~3日を目安に使い切る
  • 冷凍は、丸ごと保存の場合はラップで包み冷凍用保存袋に、カットして保存する場合は皮をむいて千切りにし冷凍用保存袋に
  • すりおろして保存する場合は皮をむいてすりおろし冷凍保存袋に入れ平らにならして密封する

生で食べるのと加熱して食べるの、どっちがいい?

生でも加熱しても食べられるヤマイモは、加熱することで食感や味わいが変化します。さっと炒めたり焼くことでほくほく感が出、すりおろしを加熱すればふんわりとした味わいになります。また糖質が低く揚げ物にもよく合います。

しかし、加熱や水に弱い消化酵素をはじめとした栄養素を損なうことなく摂取するには、やはり生食がおすすめです。
ねばりのある食感を活かしたとろろなどすりおろして食べるのはもちろん、細く切ってサラダや和え物にしてもよいでしょう。
生で食べるときは、厚めに皮をむきすぐに酢水にさらしすことで、変色とぬめりによるかゆみを防げます。

おわりに:タンパク質、消化酵素、ビタミンやミネラルが豊富。栄養を逃したくなければ生食で

ヤマイモには、良質なタンパク質、消化酵素アミラーゼ、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB群やビタミンCが豊富に含まれます。生でも加熱調理でも美味しくいただけますが、熱や水に弱い栄養素が多いので、これらを逃さずに摂るにはやはり生で食べるのがおすすめです。

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