本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はウェル旅編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

サトイモの栄養効果と下処理や保存方法のコツとは?

サトイモのイメージ画像 お野菜辞典
この記事は約3分で読めます。

サトイモは、カロリーが低く食物繊維が豊富なイモ類で、独特のぬめりと甘さが魅力の食材です。最近では、ダイエット食材としても注目されていますよね。
今回は、サトイモの栄養の特徴と、美味しく食べるために気をつけるべき、選び方や保存方法、下処理のコツについて食材大辞典としてまとめました。

サトイモの栄養の特徴と期待できる効果って?

サトイモは、イモ類の中ではカロリーが低く水分が多いのが特徴で、美容と健康に役立ち生活習慣病を予防する次のような栄養を豊富に含んでいます。

ガラクタン
  • サトイモのぬめり成分のひとつで、脳細胞を活性化させ認知症などの予防効果が期待できる
  • コレステロール値や血圧を下げる効果があり生活習慣病のリスクを下げるといわれている
  • 免疫力を高めてがんを抑制する効果が期待されている
ぬめり成分
  • サトイモのぬめり成分に含まれる
  • 粘膜を保護して胃や肝臓、腎臓の機能を守る
  • タンパク質の吸収を高め老化を予防する効果が期待されている
カリウム
  • 血液内の塩分を排出する働きがある
  • 高血圧や脳梗塞、心臓疾患などの予防に役立つ
  • 血液をサラサラにしむくみを解消して体形をすっきりさせる

上記以外にも、お腹の調子を整える食物繊維、疲労回復効果や抗酸化作用により老化を予防するビタミン類なども豊富に含まれています。

サトイモの選び方と保存方法って?

サトイモの選び方と保存するときのポイントは以下の通りです。

選び方のポイント
  • ふっくらと丸みのある、持ったときにずっしりと重みを感じるものを選ぶ
  • 皮がしっとりと湿ったものが新鮮
  • 表面に傷があったり、軽く柔らかいもの、カビ臭さがあるものは避ける
保存するときのポイント
  • ビニール袋に入れておくとカビが生えやすく腐りやすいのですぐに出す
  • 低温障害を起こしやすいので、土がついたまま新聞紙などに包み風通しの良い5℃以上の冷暗所に置く
  • 生で冷凍保存するなら、よく洗って半日ほど天日干しして皮をむき、軽く塩をまぶしアクを落としてさっと水洗いし、水気を切ってから広げて冷凍する
  • 皮をむき茹でてから冷凍するなら、アクを取りながら半茹ででザルにあげ流水にさらして水気をとる
  • 茹でて皮をむいてから冷凍するなら、半茹でで流水にさらし皮をむき冷凍する(ただし、アクが十分抜けないので繊細な料理には向かない)

サトイモの下ごしらえと料理するときの注意点は?

サトイモの下処理の流れは以下の通りです。

洗う
土がついている場合はタワシを使って流水で洗い、皮や包丁がぬれているとすべりやすく危ないので、ザルにあげて乾かし布巾などで水気をしっかりとる
皮をむく
ぬめりで出ないようにできるだけ乾いたまま扱うのがコツ。皮の部分は栄養がもっとも豊富だが水に溶けやすい栄養なので、皮つきのまま蒸したり電子レンジを使うのもよい
アクを抜く
皮をむいてから塩をふりかけ、軽くもんでぬめりをとり、水洗いした後かぶるくらいの水で3~4分茹でる。ただし効能を活かしたいなら、ぬめりを落としきらないでキッチンペーパーで軽く拭く程度にとどめる
加熱する
サトイモは熱に弱く長時間煮込んだり蒸したりすると栄養成分が失われてしまうので、一度沸騰したら火を止めて余熱で煮るとよい

おわりに:ぬめり成分に生活習慣病などを予防する栄養素が豊富。落とし過ぎずに活かしましょう

サトイモは、カロリーが低目で水分が多く、美容や健康に役立つさまざまな栄養が豊富に含まれています。特にぬめり成分は老化や生活習慣病の予防効果が高いので、料理によって皮むきやアク抜きなど下ごしらえの程度を考えて使うようにしましょう。冷蔵庫は使わず冷暗所で保存し、使う時はなるべく乾いた状態で扱うのがコツです。

コメント