パクチーは、タイ料理などのアジア料理の流行で広がった香草野菜です。最近は美容食としても有名で、様々な料理に使われていますね。
今回は、パクチーの栄養効果とより美味しく食べるこつについて食材大辞典としてまとめました。ぜひ参考にしてください。
パクチーの栄養にはどんな効果がある?
パクチーは香菜(シャンツァイ)ともよばれ、種はコリアンダーというスパイスとして利用されます。クセの強い香りから好き嫌いが分かれますが、次のような栄養効果があります。
- 胃腸の働きを助ける特有の香り
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- 香りのもととなっている精油成分には胃腸の働きを助ける効果がある
- 食欲増進、胃もたれの解消、ストレス性胃痛の改善に役立つ
- 悪玉コレステロールを減らし柔らかくしなやかな血管を作る
- 殺菌作用により口臭の予防に役立つ
- 重金属などのデトックス効果
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- 体内に蓄積されている水銀や鉛、カドミウムといった重金属などの有害物資や放射線物質を体外に排出する働きがあるとされ、近年注目されている
- 若さを保ち、生活習慣病の予防に役立つビタミン、ミネラル類が豊富
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- 疲労を回復するビタミンB1
- 皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンB2
- 病気への抵抗力を強めるビタミンC
- 老化を予防するビタミンE
- 体内でビタミンAに変化する強い抗酸化力を持つβカロテンが豊富
パクチーの選び方と保存するときのコツは?
パクチーの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。
- パクチーの選び方のポイント
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- 葉がみずみずしく緑色が鮮やかなもの、茎から葉先までシャキッとしているものを選ぶ
- 香りの強さも新鮮さを見分けるポイント
- 茎が太すぎるものは固くて生で食べにくいので避ける
- 根付きのものは日持ちしやすいのでおすすめ
- パクチーの保存方法のポイント
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- 保存するときは、乾燥しないよう濡れた新聞紙などでくるみポリ袋などに入れて、冷蔵庫の野菜庫になるべく立てて保存する
- 根付きのものは水を入れたグラスに差しておけば室内で生きたまま保存するができる場合もある
パクチーの食べ方のコツは
生のまま使うことが多いですが、茎や根は煮込み料理の風味付けとしても使われます。独特の香りを引き立たせたい時は、葉や茎をちぎるとより鮮烈な香りが漂います。
以下にパクチーの部位別の使い方を紹介します。
- 葉
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- 生のままサラダに混ぜたり、スープなどのトッピングにする
- 生春巻の具に使うのもおすすめ
- クリームチーズなどコクのある素材と和えるとさわやかな風味がアクセントになる
- 炒め物に使うときは、最後に加えてさっと混ぜる程度にする
- 魚貝料理と相性が良いので、ポワレやムニエルなどの風味付けや彩として使っても美味しい。それだけで本格的なエスニック感がでる
- 茎
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- 葉と同様に使うが、茎が固くて食べにくいときは、茹でておひたしやゴマ和え、炒め物やチャーハンの具にするのもおすすめ
- 細かく刻んで餃子や肉団子などに入れても美味しい
- 根
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- 葉や茎より香りが強くほのかな甘味もある
- 刻んで炒め物や薬味として使うと香りや風味を活かせる
- 丸ごとスープのダシに加えたり煮込み料理の風味付けにも使える
おわりに:胃腸トラブル改善やデトックス効果などさまざまな効果が。根まで余さず使いましょう
パクチーには、胃腸の働きを助ける効果や殺菌効果、重金属などのデトックス効果のほか、強い抗酸化力による老化や生活習慣病の予防などさまざまな効能があります。生のままサラダやトッピングなどに使うほか、茎や根は炒め物や煮込み料理の風味付けなどにも使ってみましょう。
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