本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はウェル旅編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

春菊の栄養効果とおいしく食べるコツとは?

春菊のイメージ画像 お野菜辞典
この記事は約3分で読めます。

春菊は、すき焼きやおひたしになど、たくさんの料理で大活躍する野菜ですよね。ただ、苦味が苦手、香りが苦手という人もいるのではないでしょうか。
今回は、栄養満点な春菊に期待できる健康効果や選ぶとき、保存するときのコツ、美味しく食べるポイントについて食材大辞典としてまとめました。

春菊の栄養にはどんな健康効果が期待できる?

春菊は地方によって「菊菜(きくな)」ともよばれることもあります。豊富な栄養成分を含む緑黄色野菜で、次のような健康効果が期待できます。

免疫力を高め美肌効果も期待できる
  • βカロテンが非常に豊富で、がんの発生を抑えたり免疫力を高めるとされている
  • βカロテンが体内でビタミンAに変わると、髪や視力、粘膜、皮膚などの健康維持に働きかけ、呼吸器系統を効果も期待できる
  • ビタミンCも豊富で、皮膚の状態を健康に保ち風邪の予防にも効果がある
骨を丈夫にする
  • 骨や歯をつくり丈夫にするのに欠かせないカルシウムをはじめ、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルが豊富
  • 骨粗しょう症の予防効果も期待できる
高血圧や高コレステロールを予防する
  • 豊富なカリウムが塩分を排泄を助けて高血圧予防に役立つ
  • 長時間の運動などによる筋肉のけいれんなども防ぐ
  • クロロフィル(葉緑素)には、コレステロールやダイオキシンを体内から排出するという効果があるとの研究報告がある
独特の香りが自立神経に作用する
  • 独特の香り成分が自立神経に作用し、胃腸を活性化し咳や痰を抑える効果もあるといわれている

おいしい春菊の見分け方と保存のコツは?

春菊の見分けるポイントや保存方法は以下の通りです。

見分け方
  • 色が濃く鮮やかで、葉先までシャキッとしているものが新鮮
  • 茎は太すぎずやや細い方が柔らかく美味しい
  • 茎にも張りがあり、下の方にも葉がよくついているものがよい
  • 苦みや香りが穏やかなものは葉が広くてギザギザが浅く、風味が強いものは切れ込みが深いので、好みで選ぶ
保存方法
  • 乾燥に弱いので、濡れた新聞紙などにくるみビニールやポリ袋に入れ、できるだけ立てて冷蔵庫の野菜室で保存する
  • 冷凍保存する場合は、塩を入れた熱湯でさっと固めに下茹でし、すぐに冷水におとして水気を切り、小分けしてラップに包んで冷凍する
  • 和え物やおひたしに使う場合は自然解凍、汁物などであれば凍ったまま使用する

春菊はどうやって料理するとおいしく食べられる?

春菊は、独特な香りや苦みのせいで好みの分かれやすい食材ですが、栄養や効能を考えればぜひ摂り入れたいものです。以下のように「ちょっとした工夫をするだけで、美味しく、食べやすくなります。

下茹でのコツ
  • 根元と葉はあらかじめ分け、塩を加えた熱湯に根元を先に入れ15秒ほどしてから葉を沈める
  • 葉はさっとつけるだけにしてすぐに冷水にあげ水気を切る
  • 葉の加熱時間が長くなると苦みが強くなるので、苦手なら10秒、苦みが好きならヘタヘタにならない20秒がおすすめ
サラダに使う場合
  • 葉が柔らかくアクが少ないものを選び、葉の部分だけを使う
  • さっと熱湯をかけ冷水にさらしてから使うと香りが立つ
その他の料理
  • 長時間に煮込むような料理には向かないが、和え物やお浸し、鍋料理、炒め物、天ぷらなど、多くの料理で活躍する
  • 加熱時間の調節が美味しく仕上げるポイント

おわりに:βカロテン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富。茹で時間で苦みを調整しましょう

βカロテンが非常に豊富で、ビタミンCやカルシウム、カリウムのほか各種のミネラルが含まれ、独特の香り成分が自立神経に作用するという、健康効果の高い食材です。下茹では葉と茎を分け、茎、葉の順でさっとゆでるのがコツで、苦みなどが気になるなら葉のゆで時間は短めの10秒にしましょう。

コメント