芽キャベツは、「キャベツの子ども」のようで可愛い見た目が楽しいですよね。普通のキャベツよりも栄養的に優れたところもあるのですが、どうやって使ったらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
今回は、芽キャベツの栄養効果と食べ方のコツについて食材大辞典としてまとめました。
芽キャベツにはどんな栄養が含まれているの?
芽キャベツは、ベルギー原産の、葉の付け根に出てくる脇芽が結球した一口サイズのキャベツです。1本の茎に、50~60個ほど鈴なりに実ります。
- 一般的なキャベツを超えるビタミン類
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- 抗酸化作用を持ち風邪予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があるビタミンCが普通のキャベツの4倍含まれる
- 血液の凝固促進や骨の形成を助けるビタミンKは2倍あるとされる
- 抗酸化や免疫力を活性化させるβカロテンは14倍以上含まれる
- 強い抗酸化作用を持つルテイン
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- 目を守る作用ある
- 抗酸化作用が「がん予防」に役立つといわれている
- 胃腸を守るキャベジンとジアスターゼ
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- 胃や十二指腸などの潰瘍の予防や回復に役立つキャベジン(ビタミンU)が豊富
- 強い抗酸化力を持ち胃腸の細胞壁の酸化を防止するビタミンEが含まれる
- 消化を助け胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに効果があるジアスターゼも豊富に含まれる
そのほか、タンパク質とその代謝を助けるビタミンB6、食物繊維、カリウムなども多く含み、美肌・美髪効果や便秘の解消、腸内環境の改善、ストレスの解消やうつや不眠症の改善、アレルギー症状の緩和、高血圧予防などの効果が期待できます。
芽キャベツの選び方と保存方法は?
芽キャベツの選び方と保存方法のポイントは以下の通りです。
- 芽キャベツの選び方のポイント
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- 色が鮮やかな濃い緑色で、大きさや形が揃った、巻がしっかりとして硬く重さがあるものを選ぶ
- 形は用途に合わせて選んで使い分ける
- 芽キャベツの保存方法のポイント
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- いたむのが早いので、なるべく早く使う
- 保存する場合は、洗わずに軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて通気性を保てるようにかるく口を縛り、冷蔵庫の野菜室で保存する
- 保存時に使うキッチンペーパーは毎日取り替える
- 冷凍する場合は、芯の部分に包丁で切り込みを入れさっと固めに茹でて水気を切り、小分けした物を保存袋に入れて冷凍する
芽キャベツを美味しく食べるにはどうすればいい?
芽キャベツは火が通りにくく苦みもあるので、サラダや炒め物に使う場合には次の手順で下処理をします。柔らかくなり甘みも引き立ちます。
- 外側に汚れている部分があれば皮を1~2枚むき、茎のところに十文字に切り込みを入れる
- 少し塩を加えて沸騰させた湯で1分半~3分ほど軽く茹で、すぐに冷水に落とす
蒸したり、耐熱皿に並べてラップをかけ電子レンジで3~4分加熱すれば、栄養を逃がさず手軽に食べられるのでおすすめです。
料理は、シチューやポトフの具材としてはもちろん、コロコロとしたかわいらしい形を活かし、サラダや炒め物、揚げ物など見た目もおしゃれないろいろなアレンジを楽しめます。
なお、ピクルスにすればお酢と組み合わせで高い健康効果を得られ常備菜としても重宝し、下茹でがいらない揚げ物やチーズ焼きなどで油と合わせれば脂溶性のビタミンA、Eなども効率よく摂ることができます。
おわりに:胃腸を整え、さまざまな生活習慣病や老化を予防します。必要に応じ下茹でしましょう
芽キャベツは、一般的なキャベツを超えるビタミン類やルテイン、ジアスターゼ等を含み、胃腸を整え、強い抗酸化作用などでさまざまな生活習慣病やがん、老化を予防し、ストレスの解消にも役立ちます。
煮込みや揚げ物には不要ですが、サラダや炒め物にするなら簡単に下茹でし、コロコロとしたかわいらしい形を活かしていろいろなアレンジを楽しみましょう。
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