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ナメコの栄養効果と保存と下処理のコツとは?

ナメコのイメージ画像 お野菜辞典
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ぬるぬる、コリコリな食感が心地良いナメコは、言わずとしれた健康効果で名高いキノコです。お味噌汁や麺類のトッピングで使うとたまらないですよね。
今回は、ナメコの栄養効果と美味しく食べるコツについて、食材大辞典としてまとめました。

ナメコの特徴と期待できる栄養効果は?

ナメコ(滑子)は、天然物は全国のブナやナラなどの広葉樹林で秋に採取しますが、現在流通しているもののほとんどは菌床栽培物で一年中手に入ります。山吹色の丸みを帯びた傘を持ち、表面がヌルヌルした粘質に覆われているのが特徴で、全体の92%以上が水分で低カロリー、ヌメリ成分は豊富な食物繊維という健康食材です。

デトックスと整腸、生活習慣病予防
不溶性、水溶性両方の食物繊維を理想的なバランスで含む
不溶性は便通をうながし有害な物質を排出するほか免疫力を高め、水溶性は腸内環境を整え便秘を解消する
コレステロールの吸収を抑えたり血糖値の上昇を緩やかにし、生活習慣病や肥満を予防する
若さを保つ
ヌメリ成分には軟骨に水分を運ぶコンドロイチンが含まれ、軟骨に保水性や弾力性を持たせ若々しさを保つ
コラーゲンの生成に必要で健康的な肌や髪、骨の形成にも関わる銅、体内の新陳代謝を促進する葉酸も含み、老化を予防する
貧血予防、ストレス緩和
血液の主成分となる鉄とそれを助ける銅、亜鉛や葉酸なども含むことから、高い貧血予防効果を持つ
炭水化物や脂質の代謝を助けるほか、二日酔い防止効果を併せ持つナイアシン、ストレスを和らげる効果を併せ持つパントテン酸を含む

ナメコの選び方と保存方法のポイント

ナメコの選び方と保存方法のポイントは、以下の通りです。

ナメコの選び方のポイント
株付きのものなら、傘が開いておらず粒が揃った、肉厚で全体的に弾力があるものを選ぶ
真空パックのものは圧縮されて状態がわかりにくいので、形が崩れてドロッとしていたり黒く変色しているものや袋が膨張しているものなど、傷んだ特徴があるものを避ける
ナメコの保存方法のポイント
未開封の真空パックであれば購入時の袋のまま冷蔵庫またはチルドで1週間ほど保存可能
株付きであれば、密封袋で3日が目安
開封後のものは茹でて冷水にさらしたあと、フタ付きの容器に入れてチルドで保存し3日以内に調理する
長期保存するなら、若干食味は落ちるが、石づきを切り落としてよく洗い、密封袋に移して冷凍庫に。真空パックのものは購入時の袋のまま冷凍すると良い

ナメコの下処理と食べ方のポイントは?

天然物などで洗う必要がある場合は、強くこするとせっかくのヌメリが取れてしまうので、先に石づきの部分を切り落として水に浸けてゴミを洗い落とすか、さっと流水で汚れを流しましょう。

下ごしらえは、ザルに入れて耐熱ボウルにのせ、熱湯や水をサッとかけてほぐし水気をきります。生では食べられないので、加熱してから調理しましょう。定番の味噌汁や鍋料理なら、水洗いしたものをひと煮立ちさせれば大丈夫です。さっと茹でてナメコおろしなどの和え物やお浸し、うどんやそばなどのトッピングにしたり、太いものなら焼くだけでも美味しくいただけます。

おわりに:デトックス、老化や生活習慣病予防効果が。チルドで保存し必ず加熱して食べましょう

ナメコは、豊富な食物繊維が独特のヌメリをつくる、デトックス、整腸、老化や生活習慣病予防や貧血の予防などにも役立つ低カロリー食材です。保存は冷蔵庫かチルド室で。サッと洗うか湯通しし、生では食べられないので必ず加熱調理して食べましょう。

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