キャベツは、シーズンであれば値段も安いことが多く、生でも漬物でも煮物でも使えるので、とても重宝する食材です。栄養価にもすぐれているので、毎日の食卓にも積極的に取り入れていきたいですが、どのような栄養効果が期待できるか気になりますよね。
今回は、キャベツの栄養と保存方法、選び方のコツについて食材大辞典としてまとめています。
キャベツのおもな栄養素は?
キャベツには、胃腸を守り免疫力を高める栄養素やさまざまなミネラルが多く含まれています。
- ビタミンU(キャベジン)
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- 胃や十二指腸などの抗潰瘍作用があり、荒れた粘膜を正常に整える
- 胃腸の弱い人だけでなく、脂っぽいものを食べるときには合わせて摂るとよい
- ビタミンC
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- 抗酸化作用を持ち、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果がある
- ビタミンK
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- 血液の凝固や骨の形成を助ける
- とくに成長期の子どもには必要不可欠な栄養素
- 含有量は野菜の中でもトップクラス
- レッドキャベツには一般のものの1.5倍以上含まれている
- カルシウム
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- 骨や歯をつくる
- 出血を予防する
- キャベツからビタミンC、ビタミンKも合わせて摂ることで、骨を丈夫にする効果も期待できる
- ジアスターゼ
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- でんぷん分解酵素
- 消化を助け胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに効果が期待できる
キャベツの種類別の特徴と選ぶときのポイントは?
キャベツは一年中購入できますが、収穫期きは大きく3回あり、時期によって種類が変わります。
- 春キャベツ
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- 4~6月頃に出回る新キャベツ
- もっとも美味しくなるのは5月頃
- 巻きがゆるやかで、中の葉も緑色を帯びている葉が柔らかいので生食向き
- 冬キャベツ
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- 11月~3月にかけて出回る
- もっとも美味しくなるのは2月頃
- 寒玉とよばれるものはとくに甘みがある
- 葉が硬く煮崩れしにくいので煮物に向く
- 夏秋キャベツ
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- 7~10月に出回るキャベツ
- 葉が柔らかい
- 高冷涼地でつくられるものは高原キャベツと呼ばれることもある
選ぶときのポイント
- 葉と葉の間にすき間がなく巻きがしっかりした、ずっしりと重みがあるものを選ぶ
- しっかりとしたみずみずしい外葉が鮮度の目安になるので、外葉がついたものがよい
- 底の軸の切り口が新しいか、太過ぎないかを確認する。太すぎると硬い軸の部分も多くなる
- なるべく緑が濃いツヤのあるもののほうが、栄養が多く見た目も良い
キャベツを保存するときは、どうすればいい?
キャベツを保存するときは、以下のことに気をつけましょう。
- キャベツの保存の決め手
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- スーパーのレジ袋などに入れ、呼吸できるように口を緩く閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存する
- 丸のままでもかなり日持ちするが、軸の部分をくり抜いてたっぷり水を含ませたキッチンペーパーなどを詰め袋に入れて保存すれば、一か月程度はもつ(キッチンペーパーは2~3日で取り替える)
- 使うときは外側の葉から必要な分だけをはがすか、変色しないよう切り口が少なく済むように切る
- 半分にカットされたキャベツは呼吸ができるよう必ずビニール袋に入れ替えてから保存
- 千切りやザク切りでの保存は、一度水にさらして水気を切り、袋か密封容器に入れて冷蔵する(なるべく次の日には食べる)
おわりに:ビタミンUやビタミンC、ビタミンKなどが豊富。保存は、呼吸ができるよう袋に入れて冷蔵
キャベツには、胃腸を守るビタミンU、ビタミンC、ビタミンKのほかカルシウムやジアスターゼ、さまざまなミネラルも豊富に含まれています。
保存するときは、1個丸ごと呼吸ができる状態で袋に入れて冷蔵してもいいですが、さらに軸の部分をくり抜いてたっぷり水を含ませたキッチンペーパーなどを詰めておくとみずみずしさを保つことができます。
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